太陽の女

脚本/キム・イニョン
演出/ペ・ギョンス
制作総指揮/チョン・ソンヒョ

http://wwwz.fujitv.co.jp/hanryu/taiyo/index.html


第19話 残酷な運命

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ウンソプから脅迫を受けるドヨン。
サウォルを空き地に呼び出したので、今からお前の妹をやりに
行くというのである。ドヨンはなんとかその動きを止めようと
するもサウォルは電話の電源を切っており通じない。自分が
現場に向かおうにも、生放送が近づいていた。躊躇していた
ドヨンだが、20年前に置き去りにした時の妹の言葉が頭の中で
繰り返される。姉に対して待っているので早く来てねという妹
の言葉。

ウンソプはサウォルが現場に来たのを知り、余程姉のことを
破滅させたいみたいだなと告げると、彼女のことを鉄パイプで
容赦なく殴りつける。すぐに助けに来るドヨンは、ウンソプに
金を渡して、もうこれで立ち去りなさいと語る。ウンソプは
去り際にドヨンに妹を殺害するように依頼された事を告げ
去っていく。サウォルは何が真実だか分からず、ドヨンに対し
て信じられる者が何もなくなっていた。大雨が振り出し二人
の体をびしょぬれにさせる中、ドヨンは20年前見失ったのでは
なく、わざと置き去りにしたことを告げる。その上で再び後悔
してあの現場に戻ったが、その時には居なくなっていた事を
告げる。しかしそんな言葉は信じられないとしてドヨンの事を
全否定する彼女。毎日後悔して死にたかったと告げると、死ね
ば良かったのにと吐き捨てるサウォン。

一方その頃、チャン会長は、娘の居た施設を探り当てていた。
娘の名前はハンスク。ジェソン施設に居たという。早速現場に
向かうことになる。

生放送を抜けだしたドヨンをプロデューサーは激怒。
謝罪すると同時に自分とサウォルの関係を全て語る。しかし
自分が捨てた事は言えず、その部分に関しては彼女の狂言と
して語る。それを影で聞いていたサウォルは激怒し、知人の
新聞記者相手に事実を暴露した文章をメールする事にする。

チャン会長は施設でハンスクの事を調べるとシン・スホの里子
になった事を知る。かつて対談番組に出た際にドヨンから
父親はスホである事を聞いたのを思い出し、ついに探していた
人物にたどり着く。

チャン会長はすぐにドヨンに逢いたい旨を電話で語る。逢いた
い理由は何か?と尋ねると、ミョンハンの娘ですよねと語る。
チャン会長はドヨンの前で全てを語る。自分が口論の末に人を
殺し、その罪を人の良い運転手だったドヨンの父・ミョンハン
に押しつけた事。それを知ってドヨンは私の人生を台無しに
したとして、涙すると同時にテーブルの上の料理をぶち投げる。
私を殺してくれというチャン会長に対して、今更なんで打ち明
けるのかと激怒する。
しかし冷静になりドヨンは父親が自分のことをどう扱っていた
のか尋ね、愛されていたことを知った彼女は内心ホッとする。
しかしチャン会長に対しては一生許さないし、世界一不幸になる
事を祈ると告げる。
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責められっぱなしのドヨン、責めっぱなしのサウォン

サウォンが望む形では有ったものの、ドヨンが自宅で母親から
どういう扱いを受けていたのかを知って同情する立場になる。
しかし未だに彼女が嘘を付くことで瞬間的に激高してしまう。

チャン会長の告白

何故今の段階になって罪を感じ始めたのかという辺りに、
少々説得力のない流れ。自分の家族に不幸が起こらなければ
一生気がつくことが無かったと言うことなのだろうか。

揺れ動くサウォルの心。

ドンウがミカエル園長の話を持ち出して彼女を説得する。
運命に勝つのは自分の中にあるというのである。
勿論サウォルは理解しつつも、納得できずにいる部分も多分に
存在する。

サウォルが誤解している事実

ウンソプの件に関してはドヨンに落ち度はない。
勿論前もって誰かに知らせてその行動を阻止することは出来た
のかも知れないが対応としてはそんなに悪い気はしなかった。

また過去の件に関しても捨てに行ったのは事実だが、一瞬の迷い
で引き返したこと。

ドヨンがサウォルに対してその様な行動を引き起こした原因の
一つに、サウォルは自分が母親に愛されているのを知って、
姉の事を困らせていた事がある。しかしサウォルはあの時は
幼い時のことだという。その言い訳はドヨンにも使えること
ではないのか。

ドヨンの悪い行動

サウォルが妹だと知った後に妨害した行動に関しては全面的に
ドヨンが非難されるものだろうね。

ようやく母・ジョンヒに本音が言えた

家を出る決意をしたというよりも、本当の意味での別れを悟って
最後に語りたかったのかも知れない。
この家に来て何一つ思い出らしいものが無かったこと。
ジョンヒがあまりしないというブローチをプレゼントを買って
きたのも最後に彼女の顔色がどうなるのか伺いたかったのかな。

幾つかの謎は果たして解決される?

サウォルが電車に乗ってしまった事はまだ説明が付いていない。
またドヨンがウンソプに対してサウォルの殺人を依頼したと
いう件も実際には誤解だ。

サウォルやジョンヒに対するドヨンの最大限の復讐

死を持って償うというよりも、サウォルやジョンヒに対する
メッセージ性の強い死に方なのではないかな。
ただこのジョンヒという女性、こんな事では絶対に改心しない。
誰よりもジョンヒの不幸こそが感情的には望まれるが、
そういう結末にもっていくのは難しいか。
ドヨンが亡くなり世論がその原因を追及する事で、ジョンヒの
母親としての無責任な態度、まるで里子をペットとしてしか
扱わない人間としての最低限のモラルに欠けた行動。
そしてウンソプにも何らかの罰が与えられる展開が用意される
と良いんだけどね。


シン・ドヨン …… キム・ジス (アナウンサー)
キム・ジュンセ …… ハン・ジェソク (M&A専門家、ドヨンの彼)
ユン・サウォル …… イ・ハナ (デパート高級ブランド館・孤児)
チャ・ドンウ …… チョン・ギョウン (香港テコンドーの師範)
ホン・ウンソプ …… カン・ジソプ (ドヨンと同じ孤児院出身)
シン・スホ …… カン・インドク (ドヨンを養子に貰った父)
チェ・ジョンヒ …… チョン・エリ (ドヨンの母。美大の彫刻科教授)
パク・ヨンジャ …… ハ・ジェスク (サウォルの女高時代の同級生)
コ・フン …… アン・ジョンフン (番組プロデューサ)
チャン・シウン …… キム・ヘウン (ドヨンの入社同期)
ユン・イサベル …… キム・ヒョジン (施設院長)

イ・ウンビ …… チャン・ヨンナム (TV局・構成作家)
コ・フン …… アン・ジョンフン (TV局・プロデューサー)
チャン・シウン …… キム・ヘウン (TV局)
サング …… チ・イルジュ (TV局)
イ・チーム長 …… ナ・ヨンソ (サウォルの上司)
チョ・ヒョンジュ …… イ・ユジョン (ニセ・ジヨン)
チャン会長 …… ユン・ジュサン (VIPの客)
ミミ …… キム・セイン (チャン会長の彼女)


キム・ジスさん関係のHP
http://www.kimjisoo.com/
http://www.namooactors.com/
http://blog.naver.com/cjk8497
ハン・ジェソクさん関係のHP
http://cafe.naver.com/hanjaeseok
イ・ハナさん関係のHP
http://www.wellmadestarm.com/starm/
http://cafe.daum.net/lhn82

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