雪の女王 The Snow Queen
(韓国、KBS 2006年)

監督:イ・ヒョンミン
脚本:キム・ウニ/ユン・ウンギョン

http://www.tv-tokyo.co.jp/snow-queen/
http://www.tbs.co.jp/hanryu-select/snowqueen/


第1話 運命の出会い
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テウンは母に連れられて科学高校の入学式にやってくる。
母は屋台の仕事を休んで彼に弁当を作ってくる。息子が科学に
入学するなんて誇りだという。
体育館では入学式が行われる。
パク・イルナム校長の挨拶から
始まり、
1998年度新入学生代表キム・ジョンギュは宣誓する。
彼は天才児として持てはやされたIQ180の数学の天才だった。

教室では早速数学に関する確率の問題を出題される。
今年(1998年)はフランスワールドカップの年。もしも韓国代表
が16強入りすれば、2002年の日韓共催の時には何位に入れるの
か?という事を数学的に証明するもの。確率を数値で表した
ジョンギュに対して、テウンは不可解な表情を見せる。それに
気がついたチョン教授は何か異論があるのか?と尋ねる。
答えには問題がないが、その問題は間違っているとし、前提と
すべき仮定が抜け落ちている事を指摘する。教授はすばらしい
とテウンを誉めると、ジョンギュは面白くない表情を見せる。
数学は答えだけを見つけるのでなく、問題が何かを見つける事
だという教授。ジョンギュはテウンに対して、これで勝ったと
思うなよと語る。ジョンギュと中学時代から同じグラスだった
ジヘはあの子はかなりの負けず嫌いだから目を付けられたのかも
知れないと語る。

ジョンギュは友人からテウンについて色々と情報を聞き出す。
学校長の推薦でこの学校に入学している事を知る。
ジョンギュはバスケの時にテウンを敵対視する。

そんな中教授は数学の論文を学生達に提出させる。
高校生からそんな論文を提出させるなんてと頭を抱える生徒
たち。ジョンギュは論文を仕上げる中、テウンが既に提出済み
で有ることを知る。

テウンは図書室に居ると、司書と中学生が言い合いしている
のを目撃する。
中学生は図書館に有る本"雪の女王"を購入したい
と申し出る。この本は絶版になっているので、金ならば幾らで
も出すとするが、司書は売り物ではないとして一切話しを聞こう
としない。
そんな騒ぎを見ていた上級生は、中学生を裏に呼び出しカツ
あげする。金持ちならば私たちにも金を渡せという上級生に
まるで物乞いねと嫌み口を叩く。喧嘩になりそうな所にテウン
が入り込み、なんとか争いを止める。
テウンは大丈夫か?と声を掛けるが、助けてくれたが、初対面
なのにマナーの無い人だとテウンを非難する。失礼しましたと
してテウンは優しい対応をする。女の子はテウンに交通費を
貸して欲しいと告げると、変わりに
ポケベルを彼に渡して去って
いく。

ジョンギュはテウンのレポートを見て過去の資料を読みあさる。
翌日の授業の際に、ジョンギュとテウンがレポートを提出した
事に教授も大絶賛する。ジョンギュは代数幾何、テウンは解釈的
整数論に関する論文。修士レベルの論文だとし、今度の学会で
提出することを告げると、ジョンギュは待ったをかける。
テウンのレポートは
92年の学会誌に掲載されており、全てが
一致するというのである。最後のフレーズまで一緒だとすると
教授も失望する。テウンはその論文は見たことがないとするが
・・。

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天才高校のライバル

テウンとジョンギュ、二人の関係がドロドロしていくドラマ
なのかと思ってみていたが、ジョンギュがテウンの事に一方
的に嫉妬心を感じている役柄。まぁ韓国ドラマの場合、どちら
かはとても誠実な人で、一人がもう一方の成功を防ごうと
したりするんだけどね。

「冬のソナタ」の脚本家さんが描いていることもあって、
学校の体育の時間にジョンギュがテウンを意地悪する辺りは
ペ・ヨンジュンパク・ヨンハのシーンを再現しているかの
様だった。

テウンは貧乏人

母一人、子一人の環境なのかな。
屋台で生計を立てる母と、母の期待に応えようとして科学高校
に進学したテウン。
無許可の屋台をヤクザに壊されるというのは、お約束だね。

これだけ期待されているっていうのも有る意味相当なプレッシ
ャーだな。

認めたくないが認められない辛さ

テウンとジョンギュ。二人とも天才児と呼ばれるだけ有って
波長の合う時にはとても仲が良いのだけど、いざ競争の時に
なるとライバル心をむき出しにして、相手のことをなかなか
認められないものがある。

テウンと少女の出会い

テウンは高校1年生、出会うボラという女の子は14歳との事。
完全に見た目大人と子供なんですけど、この二人が恋愛に
落ちるとしたらかなら犯罪くさいものがあるぞ。

相当ボラは口が悪い。
クレジットカード使いまくりなので相当金持ちの家に育った
という事なのね。

フィンランドのラップランドに行きたい少女

雪の女王の城が有る場所とのこと。
自由と幸せを意味するその場所に、幼いときに母と一緒に行く
事を約束していたみたい。

遊園地デート

ありがちと言えばありがちなシーンだけど、観覧車に乗る
シーンはやっぱり大人と子供くらいの差がある。
子供の方がこういうシーンでは男女がキスをするといって
からかう辺り、如何にもって感じの内容。

それよりもこの子、病気を患って居るみたいだけど、飛行場の
警備員に追いかけられた際に相当走っていたけど大丈夫なのか!?

ポケベルが鳴らなくて〜

1998年ってポケベルの時代だったのだっけか。

ポケベルで連絡を取り合う姿は、ドラマとしては絵になる
シチュエーションが描けそうだね。

ボラが探していた本を見つけて、渡そうとするが・・・

数学オリンピック

一位になることを父から求められていたジョンギュ。
テウンに敗北したことでまさかの自殺。
親の期待が大きすぎるのは問題だね。

天体望遠鏡

学校に装備されているのかな。
望遠鏡周りで会話しているのって、なんとなく「白線流し」
を思い出すな。久しぶりに見てみたいけど、再放送して
くれないだろうか。


ハン・テウン …… ヒョンビン (韓国科学高校に通う学生)
ハン・ドック …… ヒョンビン (ボクシングジムに居候)

キム・ボラ …… ソン・ユリ (会長令嬢。重症筋無力症)
ソ・ゴヌ …… イム・ジュファン (病院の医師。)
イ・スンリ …… ユ・イニョン (ボクシングジムの館長の娘。)

キム・ジャンス …… チョン・ホジン (テウォングループの会長)
ハム・ジョンギュ …… イ・ソンホ (テウンの同級生)
イ・ドンスル …… キム・ウンス (ボクシングジムの館長。)
チェ・チュンシク …… キム・テヒョン (デパート勤務。)
パク・ヨンオク …… コ・ドゥシム (テウンの母)
チョン教授 …… キム・ボルレ (数学教師)


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