雪の女王 The Snow Queen
(韓国、KBS 2006年)

監督:イ・ヒョンミン
脚本:キム・ウニ/ユン・ウンギョン

http://www.tv-tokyo.co.jp/snow-queen/
http://www.tbs.co.jp/hanryu-select/snowqueen/


第2話 すずらんの花言葉
--------------------------------------------------------
ボクシングジムでスパーリングするドックドンピル
館長の
ドンスルとその娘のスンリは、その内容を見て今度新人
戦に出るドンピルよりもドックの方がセンスがあるのではない
か?と主張。サウスポーだし強いとするが、終盤に来てドック
はドンピルに殴られ動きが止まっていく。
終盤の戦いは何なのかとスンリはロッカールームで着替え中の
ドックに迫る。

ドックは入院中の
チュンシクの元に見舞いに行く。
するとそこで一人の女性・
ボラが主治医たちと言い争っている
姿を目撃する。毎度主治医の言うことを聞いて手術したり検査
を受けてきたが、15年前と今も全く症状に変わりがないという
ボラ。もう検査なんか受けないとだだをこねる。医師達は取り
囲んで、大事な
テウォングループのご令嬢であるボラに検査を
受けさせようとするが、それ以上近付いたら死ぬとし、落ちて
割れた瓶の欠片を自らに突き刺そうとする。
ドックは彼女の手首を握ると、反発するボラに死ぬ邪魔をして
悪かったなと告げ、死にたいならば手首ではなく頸動脈を切れ
という。そこを切っても死ねないぞと語る。

ボラは自宅の豪邸に帰宅すると、
家政婦とその娘・ドンナム
と会う。ドンナムが自分の衣装を勝手に着ているのを見て、
何度私の服に触れるなと注意したのか?とし、警告の意味で
その服をはさみで刻んでしまう。

ボラは部屋に戻ると病院でのことを思い浮かべていた。
あの男、何処かで会ったことが有るみたいだと首をかしげる。

チュンシクは館長とドックを引き連れてブタ焼き肉を食べに行く。
チュンシクは病院での一部始終を館長に聞かせる。館長は
ドックに死んだ友達のことを思い出したのか?と告げると、もう
誰かが目の前で亡くなることに耐えられないという。
館長はドックにそろそろ元の自分に戻るよう告げ、勉強をして
大学に行くよう勧める。しかしドックは今でもジョンギュが
生きているような気がするとし、今の生活を続けていかないと
彼に申し訳ない気がするという。

ボラは父・
ジャンスに呼び出されると、病院での顛末について
どうせ狂言だろうと吐き捨てられる。するとボラは私はパパ
より先には死なないとし、嫌と言うほど苦労させてやると告げる。
ジャンスは医者と見合いするよう彼女に告げる。
20歳で死ぬと言われていたボラは現在22歳になっていた。

ボラは父の言いつけ通り見合いの場に行くも、父はサラ金から
初めて高利貸し、マネーロンダリングで築き上げてきた人だと
し、こんな私で良いのか?と悪態を付く。そして自分は後先のな
重症筋無力症である事を告げる。
--------------------------------------------------------

一気に話がぶっ飛んだ

友人のジョンギュの死が心に引っかかっているのは分かるけど
母親を喜ばすために科学高校にだって入ったのだろうし、
一体どんな状況なのか?という感じ。ジョンギュがなりたいと
していたボクシングを始めている。しかも名前はドック。
ドラマの中の韓国人は名前を変えてしまう人もいるけど、親か
らもらった名前にこだわりはないのか?

一瞬名前が違うことで、記憶喪失パターンかと思ったけど、
そうではなかったみたい。

で、屋台をしていたお母さんは何処言った?

ボラも大きくなっている。

当時お子様だったけど、もう立派に成長していて、相変わらず
我が儘な所は変わっていない。自分は被害者とか、病気で余命
幾ばくもないのだから何をしても良いとか思っている勘違い
女性。
例えこういう人がテウンと出会って更生したとしても、それ
までに悪態をついて会社を辞めさせた人たちへの償いには
一切ならないことを理解しなければならないよな。

父とボラの関係は上手くいってない

兄の墓が随分と見晴らしの良い崖の上に独りぼっちで設置され
ている辺りが、何らかの親子関係の歪みに影響して居るみたい。
母親に関しても、ボラは死んだと聞かされて生きていたみたい
だし、金持ちが必ずしも幸せな人生を送っている訳ではない
という典型です。

ドックを巡ってスンリvsボラ

如何にも・・・って感じの設定。
ボラとドックが会っているのをスンリが見ていたしね。
最近見たある素敵な日でもボラ役のソン・ユリさんを見た
けど、綺麗な人なんだけど何処か役所にはついて行けない所
が有るな。Fin. K.L.のメンバーの一人だけど、有る意味では
韓国芸能文化が最初に日本に認知し始めた頃の人だね。

ボラをナンパする男達

なんか変な奴に絡まれたな。
ここは韓国なのに、英語で話して恥ずかしくないのかな。
今後も絡んできたりするのだろうか?

親友の死とボラの現在を重ねて描く

展開としてはオーソドックスだけど、上手いかぶせ方かな。

幼いとき一度象徴的な出会いをしていて暫くぶりに再会する
というパターンも韓国ドラマの引き出しの一つだね。


ハン・テウン …… ヒョンビン (韓国科学高校に通う学生)
ハン・ドック …… ヒョンビン (ボクシングジムに居候)

キム・ボラ …… ソン・ユリ (会長令嬢。重症筋無力症)
ソ・ゴヌ …… イム・ジュファン (病院の医師。)
イ・スンリ …… ユ・イニョン (ボクシングジムの館長の娘。)

キム・ジャンス …… チョン・ホジン (テウォングループの会長)
ハム・ジョンギュ …… イ・ソンホ (テウンの同級生)
イ・ドンスル …… キム・ウンス (ボクシングジムの館長。)
チェ・チュンシク …… キム・テヒョン (デパート勤務。)
パク・ヨンオク …… コ・ドゥシム (テウンの母)
ホン・ジヘ …… イ・ソユン (テウンの同級生)
パク・ドンピル …… イ・チョルミン (ジムの先輩)
チョン・ウンボク …… リュ・ジェスン (ジムのボクサー)
イ・クムス …… キム・ジョングン (ジムのボクサー)

ボラの母 …… オ・ミヒ
コ・スンジャ …… チャン・ジョンヒ (家政婦)
パク・ドンナム …… チョン・ジアン (家政婦の娘)
オ室長 …… チェ・ドクムン (ジャンスの秘書)
チャン医師 …… パク・チニョン (ボラの主治医)


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system