八月のクリスマス (1998年)
CHRISTMAS IN AUGUST

監督/ホ・ジノ
脚本/オ・スンウク、シン・ドンファン、ホ・ジノ

http://www.sankei.co.jp/mov/review/99/christmasinaugust/

8月のクリスマス・日本版


既に日本でリメイクされる事が決定している韓国の映画。

日本のTVでも何度となく放映されていますね。

この世の中の最高の親不孝は、親の死に目を子供が看取ることなく親に
子供の葬式を挙げさせること。子供の最低限の義務としては、一日でも
長く親よりも生きることだ。

自然の摂理から逆行するような感じさえしてしまうことを、何もないような
日常の中から次第に引き込んでいく演出は、本当に素晴らしく、
韓国ドラマの特徴でもある言葉少なげな演出と計算され尽くされた
すれ違いの演出がとてもドラマチックに映る映画でした ( ´△`)

表面的な映像から伝わる印象と突きつけられる現実とのギャップが激しい
内容で、淡々とした日常生活の中にも次々と新しいドラマを見せつけられ、
玩具箱を開けるかの如く、次から次へと新鮮な驚きを感じさせてくれる。

死期を悟り葬式の写真を自分で撮ること、死ぬ間際に素晴らしい恋愛劇
が生まれる事、世代交代によって引き継がれた写真店を再び返すこと、
有る意味人生の皮肉の極地を見せつけられ残酷な印象を受けるかと思えば、
決して悲劇にばかり映らないところも、映画の魅力でした(´・_・`)

ヒロインを演じたシム・ウナさん。
芸能界を若くして引退し、フランスの方に語学留学したものの、現地の
語学力に付いていけず、すぐに韓国に戻ってきた事が報道されて居まし
た(′・ω・`)つ
否定し続けた芸能界復帰を宣言したのかな?

この映画での演技力を見れば、引退するなんて実に勿体ないと思いま
す!!(; ・`ω・´)

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