小さな目撃者 (1999年)
Do Not Disturb

監督・脚本/ディック・マース

リアル・サスペンス版の「ホーム・アローン」みたいな感じの映画。

ただこの映画、ロシアを舞台にして口の利けない女性が殺人現場を目撃して
巻き込まれていく「ミュート・ウィットネス」(1995年)とかなり似通った
内容の映画。マイナーな映画ですが、言葉の通じない国で、か弱い女性が
恐怖を味わうサスペンス映画として評価が高い映画でした。それだけ映画
としてはスタンダードなものという事なのかな( ´△`)

本作はロシアではなく、オランダのアムステルダムが舞台。
当然言葉が通じるはずが無いかと思えば、不自由なく英語が共通言語として
通じてしまう。この辺はご愛敬なのかも(+_+

前半が夜のアムステルダムの街を舞台にした追走劇。煌びやかな都市の中に
も裏路地に足を踏み入れた途端に、全く別世界が広がっていて、街の二面性
を見せてくれる。
後半には、高級ホテル内を舞台にする追走劇で、アスレチックの様に小気味
良い仕掛けの中を追いつ追われつの展開を見せ、飽きのこない作りにしている。

全てが解決した後にも蛇足のように市街地を車で追いかけ回すカーチェイス
シーンが有るのだけど、これが全く蛇足ではない本格的なアクションシーン
で、演出的な思い切りの良さ、豪快さは目を見張るものが有った。

思わぬ拾い物の映画です。


ウィリアム・ハート...........ブラウンの父。製薬会社に勤める。
ジェニファー・ティリー.......ブラウンの母。アムステルダム行き反対。
フランチェスカ・ブラウン.....話すことが出来ない10歳の少女。
デニス・リアリー.............船の持ち主。
マイケル・チクリス...........ハートの取引相手。
コーリイ・ジョンソン.........殺し屋。チクリスと手を組む。
マイケル・A・グールジャン...怪しげな芸能人。
Jason Merrells...............ハートの勤める会社のアムスタルダム支社社員
Mike Bieslijn................警察官。撃たれる。
David Gwillim................弁護士。殺される。

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