巨匠ウィリアム・ワイラー監督が製作した同タイトルの映画とは大違いの
作品。

心理学者兼刑事のモーガン・フリーマンが犯人の行動心理に関して鋭い
選球眼を発揮しつつも、遠回りに捜査を行っている感じがなんとも
頂けない。
アシュレイ・ジャドが助けられた付近を捜索していればすぐに敵の
アジトが見つかり、事件が解決していたような感じもしてしまう。

時にアメリカの映画は、警察の捜査に全く違う分野の職業を持つ人たちが
プロ顔負けの仕事をこなしていく作品が有りますが、この映画もそんな
要素が含まれていた。
あれ程酷い精神的な虐待を受けたにも関わらず、傷の癒えない内に
逞しくも捜査に加わる女性とは一体どんな野太い精神を持つモノか(´−｀;)

最近の映画にしては何の捻りもなく犯人が見つかり、仕掛けらしい仕掛け
も無い。相手の犯人は、相当頭の良い人であることを印象づけるように
モーガン・フリーマンがその事を口に出しているのだが、そんな片鱗を
見せたのは、被害者に使用している薬品に関して知識が有るだけで、
それ以外は単なる猟奇殺人犯だった(′･ω･`)つ


モーガン・フリーマン.........心理捜査官。警察官
アシュレイ・ジャッド.........医者。逃げ出すことが出来た被害者
ケイリー・エルウィズ.........刑事。
アレックス・マッカーサー.....刑事。
トニー・ゴールドウィン.......形成外科医。犯人の一人。
ジェイ・Ｏ・サンダース.......FBI
ビル・ナン...................刑事。モーガンの友人。
ブライアン・コックス.........署長。
リチャード・Ｔ・ジョーンズ...ジーナの恋人。
ロマ・マフィア...............助かったアシュレイの医師
ジェレミー・ピヴェン.........LA刑事。撃たれる。
ジーナ・ラヴェラ.............モーガンの姪。誘拐される。
ウィリアム・コンヴァース＝ロバーツ....ジーナの大学の教師。