フィフス・エレメント (1997年)
THE FIFTH ELEMENT

監督/リュック・ベッソン
脚本/リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン

この映画、20年前に温めた企画を100億円投じて制作した映画な
ようで、240カットに及ぶCG映像がドラマとしての売り。
ただ世界観はどうしてもSF同士似たものになるようで、斬新さは
感じなかった。細かなアイテムは見ているだけで楽しさが有るの
だが、創作性は現代人が考えた利便性のオートマティスムを
そのまま映像化したような古くささを感じる事は間違いない。

ドラマは主人公同士の感情が芽生える暇もなく、テンポの
良さでまとめ上げているのに、最後に来て愛が地球を救うと言わ
んばかりの感情表現によって締めくくられる。
アメリカ映画っぽいオチだなと思ってみたり、ちょっとしたコメ
ディセンスは、どちらかというとフランス映画っぽいせせこまし
さが有るかなといった感じがする。

奇抜でセンスが有るのか無いのか分からない衣装をジョン=ポール
ゴルチエが担当している。
ミラ・ジョヴォヴィッチの衣装なんかは究極のカッティング技術に
よって最大限の露出を演出している訳だが、テーマは下乳ですか?と
いうくらいビジュアル的には嫌らしい割に、不思議とミラ・ジョ
ヴォヴィッチには嫌らしさを感じない。

ブルース・ウィリス (コーベン・ダラス) 元軍人。現在タクシー運転手
ゲイリー・オールドマン (ゾーグ) ゾーグ社社長
イアン・ホルム (コーネリアス) 神父
ミラ・ジョヴォヴィッチ (リールー) 5つ目のエレメント
クリス・タッカー (ルビー・ロッド) 人気レポーター
ルーク・ペリー (ビリー)
ブライオン・ジェームズ (マンロー) 将軍
タイニー・リスター・Jr. (リンドバーグ) 大統領
マチュー・カソヴィッツ ()
リー・エヴァンス (フォッグ) ホテル警備主任
ジョン・ネヴィル (スタエーダート) 将軍
Charlie Creed-Miles (デビッド) 神父の助手
Christopher Fairbank (マクティルバーグ) 博士
Kim Chan (Mr.キム)
Julie T. Wallace (アイスボーグ) 少佐。コーベンの恋人役!?

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system