イン・ドリームズ/殺意の森 (1998年)
IN DREAMS

監督/ニール・ジョーダン
脚本/ニール・ジョーダン、ブルース・ロビンソン

映画では一つの街が湖の下に沈み、かつてそこで生活していた人と、湖の近くで
生活する極普通の女性の中にどんな接点があるのか。

夢で見た映像が少しずつ具現化され、事件の真相を見出していくという展開は
とても好きな映画の一つですが、あらゆる意味で犯人との接点にイマイチ説得力
が無く、具現化していく映像の中でも、犯人と対面した瞬間に映画としての
興味を失った(´・_・`)

湖の下に沈んだ街の映像はとても映像美であり、事件の謎とリンクして幻想的な
雰囲気を醸し出しているのは確かなのだが、同じ様な映像を繰り返し見せられて、
事件が解決に向かう感じが一向にしてこない。

現実なのか妄想なのか、まだ具体的な全体像を提示していなかったときのアネッ
ト・ベニングの常道を逸する行動の数々は、この先どれだけ壊れてしまうのか
見ていて恐ろしかったが、そんな映像を織り交ぜつつ、もう少し段取り良く
事件の解明に向けたエピソードの進展具合を提示すべきだった。


評価:★★☆☆☆


アネット・ベニング........主人公の女性。恐ろしい白昼夢を見る。
エイダン・クイン..........ベニングの夫
ロバート・ダウニー・Jr....過去施設から脱走
スティーヴン・レイ........精神科医
ポール・ギルフォイル......刑事
ジェニファー・ベリー......刑事
Katie Sagona..............ベニングの一人娘
Dennis Boutsikaris........精神科医
Prudence Wright Holmes....家政婦
Krystal Benn..............誘拐され一緒に過ごしている娘。
Wally Dunn................施設を抜け出すときに同乗する警察官

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