いとこのビニー
(1992年) 出演/ジョー・ペシ、マリサ・トメイ、ラルフ・マッチオ ミッチェル・フィットフィールド、フレッド・グウィン |
アメリカ南部・アラバマを横断中の2人が、立ち寄ったコンビニにて
店員殺しの罪で突然捕まる。
実家に相談すると親類の中に良い弁護士が居ると紹介される、の
だが..
よくある感じの法廷コメディ映画。
映画の特徴と言えば、北部ニューヨークから来た弁護士と南部独特
の雰囲気漂う陪審員制度の中での対立の構図が有ること。そして
主人公の弁護士も、法廷に立つのが始めてという設定だ。
実はコメディ映画なのかシリアスな映画なのか雰囲気としては
掴みづらい内容だった(・o・;)
主人公は真面目に振る舞おうとしているにも関わらず、初めて
法廷に立つ事での戸惑う感じをコメディと言う枠に収めているの
だが、扱うべき事件が"第一級"の殺人事件。
依頼人の切迫した表情を見れば、何処か素直に笑えない(´−`;)
南部的な流儀と北部の奇抜なセンスの対立した構図も、冒頭の
"グリッツ"を除いては弱いものがある。
ジョー・ペシ演じる弁護士が悠長な時間の中で生活する南部の人
よりも更に輪をかけてルーズな役を演じていて、彼の演技力を鼻に
かけるような、回りくどい演技や表現の数々が、そんな設定を食い
潰して居るかのようにも見えた。
主人公を補佐する役で出演したマリサ・トメイ。この映画でアカデ
ミー賞助演女優賞を受賞している。派手な化粧に派手な衣装、夫を
尻に敷くような軽い感じで、つかみ所のない役と突拍子もない設定
なのだが、何処か一本芯の通った感じが映画の大黒柱として上手く
支えていた(´ω`=)
それはそうと映画に出てきた南部伝統の"グリッツ"、一度口にして
みたい。
検索で調べるとあまり美味しくない様だが....(・o・;)
http://mytown.asahi.com/usa/news02.asp?c=19&kiji=151
http://mytown.asahi.com/usa/news02.asp?c=12&kiji=361