コンピュータの好きな人は、年々進化するハードのスペックをこまめに
チェックしてはパージョンアップを繰り返し、微妙に早くなったマシン
を見ては、例えようのない喜びを満喫する。
映画好きの人は、アニマトリクスの精巧さとCG技術の繊細さが、映画の
中で年々向上している事を実感しては、似たような気持ちで見守って
しまう(´▽｀;

1993年1997年と続いてきたシリーズの第3弾。放映時間も127分129分と
来て、ここにして突然93分にスリム化されたが、映像的な迫力は増加。
新たに翼竜系の恐竜を登場させる事で、映像的にも展開的にもアクセント
が付けられている。

あまりにも大胆に恐竜を魅せる事を主眼とした為に、不自然に間近に
接近して同様の危機的シーンを演出する事が多く、その都度当然の
ように助かってしまう流れが有り、恐竜の専門家の立場をも凌駕する
ような知的に振る舞う恐竜の存在感が、突出した形で現れ過ぎる感じが
否めないのだが、多くの視聴者の共通する意見と同様に"こんな映画
だからこれで良いのだ"という一文で全てが解決するような気がする。

恐竜に追いかける人たちのキャラクター性が、どれも憎めないような
味が出ているので、それらの意見を助長しているのかも知れない(´▽｀;

しかしこの短い映画の中に、子供探索の要素と、家族の絆を取り戻す
要素を取り込むのだから、如何にもハリウッド映画っぽく、その執念
は凄まじいものがある(・o・;)