冒頭の圧巻な映像表現とスタイリッシュなBGMに思わず韓国映画
の発展具合に後ずさりしそうになるが、いざ蓋を開けてみると、
実に内容のない話だった。

ハリウッドで公開されていたら間違いなく、ゴールデンラズベリー賞
候補作品。

肝心のアクションシーンは、一度見れば満腹感を生じ、2度目以降の
退屈さは否めず、そんなアクションシーンがドラマ全体のテンポの
悪さを引き起こしているのだ。

韓国ドラマ好きの面々には、'有名処'が数多く出演するのでキャラ
クターを見ているだけで楽しめるが、初めて韓国映画に接する人が
見るととんでも無く退屈に見えるかも。

これだけ凄い映像が撮れるのならば、残すところはユーモアのセンス
ではないだろうか。

儒教の精神が強い韓国に於いて教師に刃向かう生徒の姿は有る意味
斬新なのかな。

評価：★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)