LOVE LETTER (1995)

出演/中山美穂、豊川悦司、酒井美紀、柏原崇、范文雀

映画は、香港を筆頭とした中華圏や韓国でも人気が有り、1999年に
公開した韓国では首都ソウルだけで70万人の観客動員を記録。
ラストの感動の対面シーン、中山美穂の"お元気ですか?"という言葉は、
この映画がヒットした国の流行語にもなった(・o・;)スゴイ

時空を越えて届いた感動のLOVE LETTER。
勘違いから始まる文通を通して、過去の真実が解き明かされていくと
いう少しミステリアスでお洒落な映画(´▽`)

初めは亡くなった彼氏の婚約者が映画の中でも主導権を握り、1人の
男性を占有しているのだけど、徐々に優位性は影を潜めて、いつの間に
か思い出を語る同姓同名の女性の方に逆転されている。
カメラワークやロケーション、シナリオの構成、どれをとっても一級品
で、出来過ぎたシナリオを前にしても、何の嫌みも無く心地よさばかり
が残った。

過去の真実を知ることで、一方は忘れかけていた過去の時間を取り
戻していくし、一方は過去の時間を忘れるために真実の扉を開けていく。

そんな展開故に何処かで頭を切り換えて主人公の選別をしていかないと、
感情移入が難しい部分が有る。同じ役者に演じさせることで、意図的
に選択を混乱させているかの様。
1回見ただけでは全てを受けきれないので、全容を知った後で改めて
見るLOVE LETTERが一番楽しいかも知れない(o゚▽゚)o

この映画に出てくる中山美穂は、髪型とかファッションのセンスも
含めてチェ・ジウが演じた「冬のソナタ」の主人公と被るものがある。
「冬のソナタ」自体がこの映画+「101回目のプロポーズ」みたいな
ものかも知れないけど( ´△`)
チェ・ジウがインタビューの席で"お元気ですか〜"と物真似?していた
所を見ると、役作りの為に参考にした部分が有ったのかな〜。

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