これくらいの作品が日本映画の中でコンスタントに登場してくるように
なり、更にはこの作品を押し退けて、この程度の映画は大した事がない
と言い除けられるほどの力と作品が出てくるようになれば、日本映画も
安泰なのですが、残念ながら現在ではこの映画が邦画の限界のような気が
する( ´△｀)

アクションシーンやエンディング周辺は、演出も含めて非常に良く出来て
いた。
しかしやたらと過程が長く感じられたのは、同じシーンの繰り返しが多く
限られた予算の中で、背景を変えるなどして雰囲気を盛り上げようとする
意図こそ感じられるものの、正直なところ冗長な思いでエンディングを
迎えた(′･ω･`)つ

敵と遭遇し交戦。そして終いには敵に囲まれピンチになる。
この一連のパターン化された演出は、諸刃の剣のように、緊迫感を与える
反面、何度も使うと逆に耐性が出来てしまう。

本来SF映画の中の世界観を演出する為にも、町を行き交う人々や町並み、
生活観を感じさせる映像をストーリー上に挿入するモノだが、現世の世界は
限られた場面での撮影という事も有り、妙に手狭に感じられた。

しかし邦画にしては上手く撮られていたと思います。
金城武のアクションシーン、滅茶苦茶格好良いですね(ﾟーﾟ*)