サイモン・バーチ (1998年)
Simon Birch

監督/マーク・スティーヴン・ジョンソン
出演/ジョセフ・マゼロ、イアン・マイケル・スミス、ダナルヴェイ
オリヴァー・プラット、デイヴィッド・ストラザーン、
アシュレイ・ジャット、ジム・キャリー

映画は四季折々の季節の移り変わりによる景色の変化を色鮮やかに描い
ており、少年期の雰囲気を醸し出す50年代、60年代のオールディーズを
ふんだんに盛り込んでいる点では非常に好感の持てる映画なのだが、
正直あまり感動がなかった ( ´△`)

期待していた命題の大きさの割に、結果を見るとあまり大きくは見えない。

生まれてきた人間を含めて全てのものには意味があるという意見には
共感を覚えるところなのだが、結果のために代償としているものが非常に
大きく、時には"必然性の無さ"と"下手な演出"が目立って嫌みな演出に
見えてきた。

母親を亡くした日に"神様の計画"なんて言葉を使われたら、果たして
正気で居られるものなのだろうか(`皿´;)

冒頭で主人公が12歳で亡くなる事を示唆する墓標が目に入る。
12年目の年に入ったとき、時間が刻一刻と迫ってくる中で、映画の命題
からすれば、何かを達成しなければならない。

生まれ持ったコンプレックスを特技や特性と言ったものに変換し、それら
を活かしたエピソードで締めくくるものだが、一連の事故があまりにも
わざとらしく、それを取り巻く全ての人々の動きが、命題達成の為に動い
ている感が否めないので、感動する前に辟易するものが有った(´ω`=)

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映画にはカメオ扱いで、冒頭と最後の場面でジム・キャリーが
出演している(・o・;)

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