脚本を担当しているのが長男役を演じたデヴィッドリー・ウィルソン。
結末は違うようですが彼の家族を元にして描かれているそうで、
実際にその渦中に有ったデヴィッドリーが役を演じている。

映画は離散していた家族のオーソドックスな再会の物語ですが、
本来一緒にいるべき家族の大切さを訴えかける作品で、再会の後に生ま
れる交流の中から、その何かを掴んでいく構成になっており、再会自体
は実にあっさりとしていて驚く。

また親と子の面会が出来なかった理由と離婚した理由が混同しがちで、
最後には亡くなる母親に全ての責任を押しつけたようで、なんとなく
後味が悪い部分が有る。

しかしそれを差し引いても意図としては多くのものが伝わり、感動すら
覚えるのだから、しっかりとしたプロジェクトチームが映画を製作
すれば名作の一つとしてその名を馳せていたのかも知れない。

三姉妹の性格が非常に良く描かれ、その役割もきちんとしている。
中でも当事者でもあり、有る意味客観的に見ることの出来る立場に居る
次女の家族の姿を見て、普遍的になりすぎて日常の生活の中ではあまり
感じる事のない家族の絆の大切さを、映画を見て改めて感じることが
出来る(´ω｀=)

余談ですが、
ジャック・デヴィッドソンが26歳の役に見えないです(ﾟ□ﾟ)

クレジットを見ていたら共同プロデューサの所に日本人女性の名前が
書かれていたのですがIMBdなどで調べてみると、一切その名前が掲載
されていないです。何故?(・o・;)


★出演者の詳細

アリー・シーディ.............気丈に振る舞う長女。夫は無いが子供2人。
タイン・デイリー.............心臓病で余命幾ばくもない母親。
ジャック・デヴィッドソン.....事業に成功した父親。ウィルソンと暮らす
マーラ・スカレッツア.........ムードメーカーで少し下品な三女。
マーセリン・ヒューゴー.......少し太った次女。
デヴィッドリー・ウィルソン....長男。ジャックと共に過ごす。
ジョン・フィオーレ........マーラの夫。子供4人で現在失業中。
リサ・ケラー........ウィルソンの婚約者。