キミ犯人じゃないよね?

脚本/林誠人(1)(2)(4)、荒井修子(3)

http://www.tv-asahi.co.jp/kimihan/

第4話 絶対疑われない彼女

劇団「かんじんかなめ」の公演を見ていた彼は、その中の
主演女優・鴨川里紗を見て一瞬で恋に落ちる。
彼女に誘われデパートの屋上で会う二人。
ふと何気なく望遠鏡を覗くと、向かいのマンションの一室で
殺人事件が起こっていた。
鴨川里紗は自分の劇団の演出家・西城吾郎に似ていたという。
すぐに現場に行くと、争った形跡こそあるものの遺体は
無くなっていた。里紗はソファーの下に凶器のナイフが落ちて
いるのを見て悲鳴を上げる。
マンションの管理人によると逃げ去る覆面をした犯人は、
自分の犯行を呟いていたという。
その頃西城吾郎の遺体が海岸の砂浜で見つかったという報告が
入るのだった。

ドラマは殺害現場のトリック。
そして遺体が一瞬の内に遠くの地に運ばれたというトリック
を描いた話しだった。

脚本家の林さんは協力してアリバイ工作をするという
トリックが好きなのかな。

途中で全く事件に関連性の無さそうな物証が最後になって
一本に繋がっていくというのは段取りとして間違えていない
のだが、個別に仕組まれた物証に如何に無理がないのか
描くのが重要だ。

ドラマでは人間の持つ先入観や思いこみを上手く利用し、
鴨川里紗が望遠鏡で見た人間を宇田川に上手く記憶の中に
埋め込んだこと。見えないハズのナイフを見つけてしまった
所など、とても良くできていた。ただナイフの件から
犯人に結びつけていくには多少の強引さが必要だったが、
それも仕方がないことか。

砂浜に残されていた遺体の周りには靴の跡が無かったという
のはちょっと凝りすぎたトリック。白昼堂々ボートなんて
使って遺体を運んだら目立って仕方がないからね。

この手のお約束のように主人公の過去の記憶に何らかの
引っかかる出来事が存在している。森田さくらは何者かに
誘拐されたとか、虐待されたようなそんな記憶が有るのかな?

森田さくら - 貫地谷しほり
宇田川教生 - 要潤
柴田太郎 - 金剛地武志
前田銀二 - 池田努
中川明美 - 小川奈那
森田かえで - 小島藤子
堀江祐二 - 萩野崇
太宰久司 - 渡辺いっけい

guest
鴨川里紗 - 山口紗弥加
西城五郎 - 池田鉄洋
浜田山 - 大堀こういち
赤松 - 六角精児
白木 - 渡邉紘平
藤村寛平 - 升毅

まいける、児玉頼信、新城彰、天手鼓舞、柴田正和
田中大輔、康智

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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