キミ犯人じゃないよね?

脚本/林誠人(1)(2)(4)(5)、荒井修子(3)、加藤淳也(6)

http://www.tv-asahi.co.jp/kimihan/

第6話 呪いのヨロイは意外と速い

アルバイト中のさくらは、宇田川によって連れ出され
強引にドレスに着替えさせられる。これから親交深い
習志野家の婚礼パーティーに出席するのだが、女性同伴と
いう義務付けを知ってさくらを強引に連れ出したのである。
バイト料とタダ飯という言葉に彼女も付いていくことになる。
着いて早々、庭でパーティーをしていると、部屋の中から
突然花嫁の習志野京香の叫び声が聞こえる。すぐに部屋に
訪れ事情を聞くと、窓の外に甲冑の影を見たというのである。
習志野家には仕来りがあり、新郎新婦は一晩中、庭にある
離れで祈りを捧げて先祖の許しを得なければならないという。
先祖から認められないと死を持って制裁を加えられるという
のである。
やがて夜になり儀式が始まる。
新郎新婦は二人だけで離れの部屋へ通される。
宇田川はさくらと同じベッドで寝ることになるが、さくらの
酷い寝相によって深夜起こされてしまう。そして窓の外を
覗くと甲冑の影が歩いているのを見て驚きの声を上げる。
そうしている間にも離れでは新郎が殺される事件が発生する。

変な仕来りによって呪い殺される良家の謎に迫る。

ドラマとして先入観を植え付けるために冒頭から甲冑姿を
何度も見せられる。明らかに甲冑が殺害に関与していると
思わせて実は殺人とは何ら関係ないという内容だ。

氷が凶器として使われるというのは、推理小説の殺害トリック
では定番のネタ。
ドラマでは宇田川の前で凶器の一つであるスカーフを燃やす
というのが一つのポイントとして利用される。

また備え付けられた甲冑は遺体を隠すのに使われた。

最後は自白してくれる事を頼りにしなければ成立しないドラマ
ではあるが、その辺も敢えて承知の上で作っているところが
変に後腐れのないドラマにしているのかも知れない。

森田さくら - 貫地谷しほり
宇田川教生 - 要潤
柴田太郎 - 金剛地武志
前田銀二 - 池田努
中川明美 - 小川奈那
森田かえで - 小島藤子
堀江祐二 - 萩野崇
太宰久司 - 渡辺いっけい

guest
習志野京香 - (紺野まひる) 花嫁
三田村弘 - (窪寺昭) 花婿
千代子 - (池谷のぶえ) 家政婦
篠崎真司 - (松澤一之)
村上藤一郎 - (大高洋夫) 庭師
習志野構造 - 潮哲也

吉野翔太、新志穂、高橋のりひこ、玉井雅子
柴田正和、田中大輔、康智

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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