Q.E.D.証明終了

原作者/加藤元浩
脚本/藤本有紀
演出/伊勢田雅也

http://www.nhk.or.jp/drama8/qed/

第4話 ブレイク・スルー〜想に謎の来訪者が!

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期末に向けて燈馬の数学のノートを借りたいという剣道部の
友人、衿子とまどか。可奈は燈馬は授業を聞いていないので
ノートも取っていないだろうと告げる。何故授業を聞いていな
いのに編入してきたのか。いつも一緒に居る可奈にもその真相
を話たことのない燈馬に一同疑惑の目を向ける。何か凄い
秘密を抱えているのではないだろうかと。

街中で燈馬の事を見かけた可奈は、彼の背後から男性が付け
狙っている姿を目撃。先程友人と話した事で想像を膨らます
可奈は、男性が燈馬の事を襲おうとしているのかと思い先制
攻撃を喰らわす。しかしその男性はMIT時代の親友・ロキだと
いう事が分かり謝罪することになる。
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いつもの感じの謎解きではなく、燈馬が編入してきた過去を
描いた話だった。

燈馬とロキの関係をゴッホとゴーギャンに見立てて描く辺りは
とても良くできた内容だと思う。

ドラマとしてはMIT時代にレポートを破りPCの記録を消去した
犯人を説き明かしていく内容かと思えば、展開上自然に証さ
れていく内容で、燈馬を使った謎解きという形を取らなかった
こと。
寧ろ燈馬に対しては内向的で人とは向き合わない問題を彼に
ぶつけたような内容となった。

犯人はロキかエバしかいないだろうと思っていたので問題は
その動機にあるのかなと思った。

エバ自身が何処かネガティブな考えの持ち主で、二人の天才が
つぶし合うものとして先走ったのものであるが、実際には
ロキの唯一の理解者になり得るであろう燈馬に嫉妬するような
展開を用意した方が自然な気がする。

動機としてはやや弱い気がするけど、早い内に燈馬の立場を
明確にする事でドラマとしては見やすくなると思う。
今後は友人達に対してオープンハートな燈馬想を見ることが
出来るのか。

これまで描いてきた1話の中のスカイダイビングの件のフォロー
だったり、3話でやっぱりお化け屋敷に行っていたのねと分かる
作りも面白くできていたのでは無かろうか。

エバ役を演じていたサヘル・ローズさん可愛いですね。
サヘルさんのHPみるともの凄い境遇の持ち主なのね。

水原可奈………高橋愛 (高校2年生)
燈馬想………中村蒼 (天才少年)
水原幸太郎………石黒賢 (可奈の父。警部)
笹塚真人………富岡晃一郎 (幸太郎の部下の中堅刑事)

梅宮衿子………ちかげ (可奈の友人)
香坂まどか………中村静香 (可奈の友人)
西丸浩樹………中山卓也

ロキ(シド・グリーン)………森豪士
エバ・スークタ………サヘル・ローズ
美術の先生………小川麻琴
教授………ジルB

MIT学生………セバスチャン・プラタ、ヴィニシアス、アーロン
マシュー・サウス、ブロッコブスカ・マヤ

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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