幼獣マメシバ
(2009年)

監督:亀井亨
原案・脚本:永森裕二
製作:永森裕二、間宮俊二、関佳史、松本宏、青柳洋治、波多美由
紀、細井俊介、江副純夫、小川貴史、伊藤明博、曽我勉、岡田修紀
プロデューサー:森角威之
ラインプロデューサー:岩城一平
音楽:野中“まさ”雄一

http://mame-shiba.info/



第6話 旅の恥は、なかなか掻き捨てられないのだ。
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二郎は踏切を渡ったことでミッションをクリア。
富士見公園5時の少女・
氷川さとみからお守りを手渡される。
中には母からの次のミッションが描かれており、そこには
"川沿いの赤い魚"と書かれていた。川を越えろという事なのか。
中に入っていた楽譜の切れ端によって"あの丘へ"の楽曲も
少しずつ完成されていく。
友人の陽介は、ようやく全貌が見えてきたねと語り、明日は
富士見川を渡るのでしょう?と尋ねる。二郎は素直に、ビビッ
ている事を告白する。

旅に出るためには備えが必要だった。
いつものペットショップで、旅に必要なグッズを尋ねる。
毛布やクスリ、写真など用意し、いざイチロウと一緒に川に
架かる橋を渡っていく。途中で戻りそうに成るも勇気を振り絞
り向かいに渡る。途中で"川沿いの赤い魚"とは鯉のぼりの事で
はないか?と閃く。

まっすぐ歩いていくと、ある一軒の家の前で住人が集まり
何やら言い合っているのを目撃する。
御手洗藤子の家の庭に有る犬の銅像は、近付くと通りかかる
人々に水をまき散らすようなセンサーが組み込んであり、
それが近隣住民には迷惑だとして、市役所の職員に届け出て
いたのである。市役所の職員がその件で御手洗藤子に相談に
いくも、藤子は銅像が壊されたことが有ったのでそのような
防衛策を取ったのだという。
互いに平行線の主張。二郎は藤子の家に次のヒントが有るで
あろう事を知り、まずは藤子の事を知ろうと、反対住民の集会
に参加する。

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国道を渡り、そして線路も渡り、今回は川を渡る。
ヒントを手がかりにしてたどり着いた先には、近隣住民とトラ
ブルに有る怖そうなおばさんの姿だった。
二郎はその庭の銅像に次のヒントとなるお守りがぶら下がって
いる事を知る。

これまでのエピソードに比べるとやや薄味の様な話だった。

いくら水が出てくるとはいえ、簡単に手にできそうなお守りの
姿が有ることでの違和感も当然ながら存在している。

問題は御手洗藤子が二郎に求める課題は何なのか。
近隣住民とのトラブルを解決することでそれを受け取る事が
出来るのか。それとも犬を通してコミュニケーションを図る
事で、お守りを受け取ることが出来るのか。

犬を通して徐々に人とのふれあいを知っていくという意味では
とても面白い内容なのかもしれない。

芝二郎 …… 佐藤二朗 (無職の中年ニート)
芝鞠子 …… 藤田弓子 (二郎の母)
芝良男 …… 笹野高史 (二郎の父、故人)
財部陽介 …… 高橋洋 (二郎の親戚、郵便局員。)
芝富子 …… 角替和枝 (二郎の叔母)
芝重男 …… 志賀廣太郎 (二郎の叔父)
芝加代子 …… 渋谷琴乃 (二郎のいとこ。)

市村景虎 …… 高橋直純 (ペットショップ店員。)
御手洗藤子 …… りりィ (犬の銅像のある家、家主。)
山下知輔 …… ささの堅太 (喜助の息子)
氷川さとみ …… 伊藤かな恵 (富士見公園5時の少女)
御手洗クリス …… FIFI (新造の妻、離婚調停中。)
御手洗新造 …… 西本竜樹 (藤子の息子、工場経営者。)
笹波幸四郎 …… 西田幸治 (犬好きの元サラリーマン。)
八島秀吉 …… 山田将之 (二郎の中学時代の同級生)
八島千秋 …… 木夏リオ (秀吉の妻。)

ポロ …… まめてぃ (秀吉夫妻に飼われている犬。チワワ。)
一郎 …… 柴犬 (二郎が飼っている犬)


野中"まさ"雄一

大石継太、小嶌天天、鈴木清信、手塚美南子、榎本兵衛
田丸大輔、加藤清司、ドクターHIRO、平薮飛鳥


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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