ギルティ 悪魔と契約した女 (2010年10月期・フジテレビ火曜22時枠) 脚本 - 相沢友子、平野悠希(1)(2) 大久保ともみ(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11) 監督 - 小林義則 音楽 - 住友紀人 プロデュース - 吉條英希、稲田秀樹 http://guilty.ktv.jp/index.html

第11話 永遠に愛してる…
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芽衣子は三沢準を呼び出すと、私を救うようなことを言って
宇喜田に襲わせたことを非難する。準は宇喜田が単独でした
事だとするが、また人に罪をなすり付けるつもりかという。
私は二人のことを必ず破滅させるという。準は堂島の原稿など
どのくらいの価値が有るのかさえ怪しいとするが、先日宇喜田
と私の会話を記者クラブの人に聞いてもらったとし、自分の
持つ情報は、三沢豪の対立候補もそんな情報を知りたがるだろう
と告げる。芽衣子は条件によっては許して良いと告げる。

宇喜田の件はまたしても自殺として処理される。

万里は出社してきた真島に対して、彼女が持っていたUSBメモリ
内に写真が残っていたことを告げる。するとそこに写っている
のは三沢準だという。

一方三沢豪は、資金管理団体の帳簿が流出したことを自分の秘書
をさせている息子の準に語り、お前に罪を被ってもらうと告げる。
ついでに堂島の原稿も回収して置けと告げ、15年前の借りを
返す機会があって良かったなと語る。

芽衣子は一年前の事を思い出す。
芽衣子が母に会いに行った際に、高台で姉のネックレスを投げ
つけられた事。ずっと刑務所に入っていたらいいと実の母に
告げられた芽衣子。

芽衣子は万里の携帯に電話し、お願いがあるとして万が一の
時のためにメッセージを吹き込む。
それを受けて万里は琴美たちが働くペットサロンに行き、芽衣子
の居所を尋ねる。万里は琴美達に芽衣子に降りかかっている
全ての事実を語って聞かせる。

一方真島の元に堂島の知り合いのホームレスの男が接触する。
堂島から託されたビデオッセージを見せられる。そこには
15年前の事件での黒幕は、三沢豪と三沢準で有ることが告げら
れていた。
急いで三沢邸を訪れる真島は、そこで芽衣子が準と行動を共に
しているのを見てしまう。また復讐するつもりなのか?とする
と、準は彼女とのトラブルは一切無いとし、十分な償いと今後
の生活の保障をすることで片付いた案件であることを語る。
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全ての黒幕は政治家の息子・三沢準とその親・豪だった。
ようやくたどり着いた黒幕を相手に、芽衣子は復讐すること
が出来るのか。

黒幕が政治家である事は既に数話前から分かっていたことで、
容易に近付くことが出来ないそんな相手に、どのような復讐を
果たしていくのかが今回の見せ所だった。

ドラマとしては、拓朗に芽衣子を逮捕させるというシチュエー
ションは絶対に入ると思っていたし、最後に芽衣子が責任を
取って亡くなる事は明らかだったので、そういう意味では
それら全ての条件が含まれた感じだった。

得てして芽衣子を陥れるきっかけとなった事件の動機が、実に
くだらない所に、この手のドラマのエッセンスが詰まっているな
と思う。人を動かすため、自分の力を誇示する為にそれらが行わ
れた所に、憤りの矛先を向けるに値するだけのキャラクター像
が有ったかな。

あくまで自殺したように見せかけるのが、このドラマの特徴で
も有ったので、準の死がそれを意味していたのかどうかが微妙
な所。最後に自らが自殺するとする結びは良くできていたの
だけどね。

9話の感想の中に書いた、琴美さんの役割は、結局考えすぎ
では無かったみたい。