警部補 矢部謙三
(2010年4月期・テレビ朝日23時枠)

脚本 - 福田卓郎、高山直也
演出 - 木村ひさし、神徳幸治
プロデューサー - 船津浩一

http://www.tv-asahi.co.jp/yabe/

第2話 (秘)作戦!?決死の潜入捜査
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ホステスに扮して潜入捜査をする片桐優奈は、ムロ風一家の
組長・蜷川錠太郎の事をマークする。若頭の鶴岡伸治や野崎
良太とやってきた組長。そんな彼らの前に矢部謙三は関西で
名を馳せていたタコピンのアベケンこと阿部研二に扮して、
接触する。関西で20人の男を殺してきたために関西に居られな
くなり、組長・蜷川錠太郎の元で暫く働かせてくれないかと
打診する。

実はロシア政府から旧ソ連時代に開発した細菌兵器"皇帝の鼻
血"がセルゲイ・ボウトというロシアマフィアの手から日本に
密輸されるという情報が有ることを聞いたのである。
ムロ風一家の蜷川が購入してテロリストに転売するという情報
を得て、矢部謙三に潜入捜査が命じられたのだった。
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潜入捜査をする矢部だが、組員の一人・若頭からは本物かどうか
で目を付けられ、更には殺しの依頼まで飛び込んでくる。
果たして手を汚すことなく、ロシアとの取引を未然に防ぐこと
が出来るのか。

幼稚と言えば幼稚だけれど、端々にトリックネタが込められて
いたり、一貫してズラネタを強調している点など、その辺に
楽しみを覚える人ならば満足出来るものなのかも知れない。

残念なのは周りの人物を上手く生かし切れていない点だ。
比較的上手く使えていると思えるのは桜木健一郎だけで、
それ以外はあまり芸を感じることがない。
もう少し桂美晴がブレイクすると面白いのだが、同枠で放送
していた「キミ犯人じゃないよね?」の頃と比べて、少々味気な
い役割だと思う。

必要以上に居すぎる警視庁のキャラクターたちもリストラして
スリム化すべきもので、矢部、秋葉、美晴の三人だけを抽出
した方がドラマとしては効果的かも。

ロシア語教師・ズラーダ大前の発音によって、矢部にズラを
意識させる辺りも面白いのが2話目にして少々食傷気味かも。


矢部謙三 …… 生瀬勝久 (警視庁公安課刑事)
秋葉原人 …… 池田鉄洋 (警視庁公安課刑事)
桂美晴 …… 貫地谷しほり (警視庁公安課庶務係)
桜木健一郎 …… 鈴木浩介 (警視庁公安課庶務係)
菊池愛介 …… 姜暢雄 (警視庁参事官)
片桐優奈 …… 原幹恵 (警視庁公安課の潜入捜査官)
木下 …… 奥田達士 (警視庁公安課の刑事)
雨中 …… 渡洋史 (警視庁公安課の刑事)
森田 …… 小松利昌 (警視庁公安課の刑事)
軒和洋子 …… 佐藤真弓 (警視庁公安課庶務係)
大村課長 …… 魁三太郎 (警視庁公安課課長)
警視総監 …… 団時朗 (警視総監)
池田ハル …… 大島蓉子 ("池田荘"管理人)
ジャーミー君 …… アベディン・モハメッド("池田荘"住民)

勝野洋
田中譲、中西学、瀬野和紀、内田量子、中村真知子
千葉茂、夛留見啓助、高橋光、押見啓太、岡雅史、辞本直樹
伊藤俊、高田将司、大樹、志儀竜太

蜷川錠太郎 …… 森次晃嗣 (ムロ風一家・組長)
阿部研二 …… ぶっちゃあ (殺し屋・タコピンが武器)
鶴岡伸治 …… 江原シュウ (ムロ風一家・若頭)
野崎良太 …… 小笹将継 (ムロ風一家・構成員)
川島憲一 …… 児玉貴志 (ムロ風一家・若頭補佐)

富永研司、麻生千稀、村雨令、菅原圭治、島本将司、松川幸雄
オクサナ、アナトーノリ、西島未智、工藤亜耶、高橋慶子


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