ほぼ8夜連続のSP
ドラマおじいちゃんは25歳

脚本/酒井雅秋、山名宏和、川辺優子
番組総指揮/馬場康夫
EXプロデューサ/白石統一郎、熊谷信也
プロデューサ/岡本真、長生啓、中沢晋
企画・プロデュース/蔵本憲昭
構成/山名宏和
監督/田中誠

http://www.tbs.co.jp/og25/


第1話
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病院で解凍され蘇ったおじいちゃん。46年の間、氷付けにされて
いたのである。
1964年、
栗原稔轟源太と共に雪山に来ていた。息子の紀彦
山頂からの景色を見せると約束したために、カメラを片手に
無理な登山をしていたのである。息子のために命を張るのが
オヤジだとし、俺はこの世で嘘が一番嫌いだという。
走って山頂まで行くぞと、源太に告げるが稔はその時勢い余って
崖から転落してしまう。

46年後の2010年、温泉発掘調査の為に訪れた人たちが、雪の下
で凍っている人間を発掘する。

紀彦はこの日目覚まし時計で目覚める。
11月15日は、紀彦の52回目の誕生日だった。朝早くに起きて
出勤する前に自分のためにケーキを作る彼。
そして仏壇の前に立ち亡くなった両親に向けて、誕生日を迎えた
事を報告。
紀彦は2階に行くと、長男の
健介の部屋の前で彼に呼びかける。
今晩は家族全員で食事をしようとし、改めて誓うという紀彦は
健介を引きこもりの世界から連れ出すと約束する。
紀彦は健介が
水沢奈子のファンだと知って歌い出す。

そんな中、長女の
麻衣は1階で電話していた。
大学生の筈の麻衣は名目上レジ打ちのアルバイトをしていると
いうが、電話では客への営業を掛けている様子。紀彦は麻衣が
帰宅しているのを見ると、一週間も帰らずに何をしていたのか
と激怒。しかも電話の内容はどう考えても客引きのためのもの
だとすると、麻衣はバイト先のお客さんだという。正直に言え
ない様なくだらないバイトならば辞めろというと、麻衣は娘の
言うことも信じられないのかと問う。そう言われるとそれ以上の
詮索が出来なくなってしまう紀彦。彼は娘に今晩はみんなで
食事をしようと告げる。しかし麻衣は父の誕生日だと知って
そんなにお祝いして欲しいのか?と告げる。母からはメールで
連絡が来たと告げ、現在スペインなうだと語る。

紀彦は父・稔が生きていた頃、誕生日は毎年必ず家族で過ごして
一緒に記念写真を撮る物だと言われたことを思い出す。

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下町に住む栗原家。仕事人間だった夫・紀彦の前に、妻は二年前
に家を出る。そして長男は引きこもりで、長女は学校にも行かず
に怪しいバイトに手を染めている中で、突然46年前に雪山で
行方不明になった父・稔が冷凍状態のまま発見され、生きている
事が判明する。果たして家族を大切にする祖父の登場に、
バラバラで有った家族の心はまた一つに戻るのか。

設定としては大胆なものが有るけれど、祖父だったものが突然
年下として戻ってくるという不思議さに加え、家族を大切にする
事を第一に考えていた祖父の元で育ってきた紀彦が、家族の絆を
失っていると知ったとき、果たしてどんな態度に出るのか。

30分のドラマに名作は生まれづらいものがあるけれど、これは
なかなか期待させるものが有ったかな。
引きこもりの孫と祖父の交流の物語は、NHKのドラマ「まいど
238号
」で見た気がするけど、どうやって家族の形をまた
正常に戻らせることが出来るのか。
長女の麻衣はキャバクラ勤めとはいえ、逆に目立ちたがり屋で
積極的だし、なんだかんだ言っても協力的なので、問題長男
なのかな。

下町故の人間関係によって一家の姿を戻すことは可能だろうし、
なによりもドラマとしてのポイントは46年間のギャップを
何処で表していくのか。
紀彦を見て息子だとは思わなかったように、46年間の日本社会の
成長度合いは、稔にとってはアメージングな世界そのもので
有り、どんなリアクションや旋風を繰り広げるのか。

残念なのは「スミレ16歳!!」の水沢奈子さんが殆ど名ばかりで
登場しなかった事、実に不服ぅである。山崎真実さんの看護師姿
は萌えるものがあった。もっと出演させて欲しい。


栗原稔 …… 藤原竜也 (71歳?25歳?祖父、栗原工務店)
栗原健介 ……大東俊介 (25歳、息子、引きこもり)
栗原麻衣 …… 倉科カナ (22歳、娘、大学生)
栗原紀彦 …… 高橋克実 (52歳、父、仕事人間だった)
轟忍 …… 入江甚儀 (源太の息子)
轟源太 …… 石橋蓮司 (とびげん組の源公)

高橋ひとみ、山崎真実、出水麻衣(アナ)、水沢奈子
酒井天満、いずみ尚、出先拓也


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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