相棒 10
(2011年10月期・テレ朝・水曜21時枠)

脚本・輿水泰弘(1)、櫻井武晴(2)(4)(9)、太田愛(3)(10)
戸田山雅司(5)(6)(11)、徳永富彦(7)、吉沢良太(12)、宇田悠介
監督・和泉聖治(1)(10)、東伸児(2)(5)、近藤俊明(3)(4)(11)(12)
橋本一(6)(8)、田村孝蔵(7)
プロデュース・伊東仁、西戸敦郎、土田真通
音楽・池頼広

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/





第12話 つきすぎている女
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刑期を終えて出所した"ツイテ無い女"こと幸子は、分相応の
職に就くためにハローワーク王子を尋ねる。模範囚として
刑期を早く終え、角田の元にも手紙でそれを報告する。
4ヶ月後、彼女は右京の元に、狙われているとして助けを求める
電話が鳴るのだった。

久しぶりにガチガチの証拠固め・キャラ固めの内容ではなく
相棒の世界観を楽しめるドラマだった。

月本幸子は、シーズン4の第19話「ついてない女で初登場、
シーズン6の第11話「ついている女第12話「狙われた女
に登場した女性で、4度目の登場。タイトルからして女シリー
ズができあがっている辺りが笑える。

これまでの彼女の登場するエピソードを見れば自分の人生に
ついて、これほど上手く事が運ぶことなどあり得ないものだと
分かるけれど、彼女の疑心暗鬼ぶりを見ていると、ついていない
状況を呼び込んでいるのは間違いなく、彼女自身にもその原因が
存在している感じが面白く描かれている。

脱税、失踪者の発見という別件の流れで事件をまとめていたり
陣川君と同様に、事件に於ける何かを引き寄せる運命を持って
いる女性だ。

たまきさんの後釜としてはこれ以上にないキャラクターだし、
事件解決に於けるヒントを与えるワンポイントキャラクターと
しての役割、そして事件以外の右京と神戸の私生活をのぞき見る憩い
の場としての彼女の存在感は、今後遺憾なく発揮していきそう
だ。

今日ほどくだらない日は無い。
伊丹にとってはその通りだけど、不調の右京を立ち直らせる
効力を発揮する幸子のオーラ/フェロモン?は今後とも目が話せないね。

杉下右京 …… 水谷豊 (警視庁・特命係)
神戸尊 …… 及川光博 (警部補・特命係)

伊丹憲一 …… 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦信輔 …… 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢守 …… 六角精児 (鑑識課)
角田六郎 …… 山西惇 (組織犯罪対策五課)
内村完爾 …… 片桐竜次 (警視長)
中園照生 …… 小野了 (警視正)
大河内春樹 …… 神保悟志 (警察庁長官官房室長)
芹沢慶二 …… 山中崇史 (捜査一課。伊丹の後輩)
大木長十郎 …… 志水正義 (組織犯罪対策部)
小松真琴 …… 久保田龍吉 (組織犯罪対策部) 


月本幸子 …… 鈴木杏樹 (元暴力団組長愛人、出所)
間宮清彦 …… 田中壮太郎 (間宮フーズの社長)
間宮政二郎 …… 野崎海太郎 (清彦の父、元社長)
串田ユキ …… 荻野友里 (元間宮家の家政婦)
田村秀明 …… 児玉貴志 (囚人、城代金融の元構成員)
藤原エイブラハム美佐男 …… 古井榮一 (天体構造学研究会)
大崎智美 …… 常石梨乃 (幸子のアパートの隣人)
間宮瑞貴 …… 小山颯 (息子)
織部イヨ …… 藤井京子 (太陽のしもべ教祖)

勝矢、窪田五朗、山田洋、比佐仁


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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