CONTROL 犯罪心理捜査 (2011年1月期・フジテレビ・火曜21時枠) 脚本：寺田敏雄 音楽：井筒昭雄 編成企画：鹿内植 演出：村上正典、佐藤源太 プロデュース：貸川聡子 アソシエイトプロデュース：小椋久雄 http://www.fujitv.co.jp/control/index.html

第1話 女刑事と偏屈教授がタッグ!顔は真実を隠せない
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瀬川里央は磯村という容疑者が自宅に帰宅するのをずっと
張り込みしていた。既に張り込みしてから一ヶ月が過ぎると、
本部から捜査方法の転換を命じられる。しかしその瞬間、磯村
がアパートに帰宅するのを目撃した里央は、一人磯村の元に
駆け寄る。彼は彼女に気がついて逃げるが、踏切に追いつめら
れると、磯村は彼女に向かって発砲する。銃弾を受けた里央は
その場に倒れてしまう。

二ヶ月後、彼女は職場に復帰するために大井町警察署の藤本を
尋ねると、彼から異動を命じられる。自分は確かに撃たれたが
犯人の検挙に繋がったのならば本望だという。しかし異動先は
なんと本庁内の新設部署だと言われる。

その頃墨田区の路上で、女性ミキと電話中の楠田芳樹が、背中
から何者かに刺されて亡くなる。

里央は本庁にいく。
ちょうどその頃入電があり、墨田区路上で無差別連続事件の
三人目の被害者が出た事を聞かされる。
凶行班の刑事達は、すぐに現場へ向かう。里央は小坂橋課長
の元を尋ねると、里央は分室勤務だと言われる。
元々倉庫だった場所が臨時に分室としてもうけられる。
里央は室長であり、これからパートナーとなる人物を迎えに
いくよう命じられる。

彼女は稜南大へと足を運ぶ。
文学部・心理学科の教授・南雲準は、その時授業中だった。
ソーシャルインパクトセオリーについての講義の中で、なんと
そこで使われている資料は、里央が打たれたときの映像で、群集
心理について語られる。美人かも知れない刑事が打たれたとして
強調されると、後ろで見ていた里央は声を出さずには居られな
かった。

分室は対外的には公にされない部署だという。
彼を警視庁に連れて行くタクシーの中で、連続通り魔事件の
三人目の事件の報道がラジオから聞こえてくる。
被害者は身元不明の男性で、鋭利な刃物で刺されて亡くなった
事を知る。
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近年気難しくなる一方の殺人事件に関して、心理学の角度から
事件解決の補佐役を勤めることになる。白羽の矢が当たるのは
男性顔負けの熱血漢・瀬川里央と大学教授の南雲準だった。

最初の事件は無差別通り魔事件。
無差別であると思われていた事件が、被害者に共通性が有る
事によって事件の真相が明らかになっていくというもの。
しかし三件目の事件はこれまでの事件とは明らかに違うことが
判明する。

ドラマは完全に福山雅治の「ガリレオ」っぽい設定だけど、
ガリレオほど納得感が無く、二人のバディ関係もイマイチつか
み所が無い。彼女が南雲を好きになっていくという描写も
想像が付かないし、互いに尊敬を持って気持ちを近づけていく
事になるのか。

今回延長も必要ないんじゃないかと思ったけど、心理学のスキル
やロジックを越えるとする、里央の常識以上の熱血・気合いを
描いたことで、キャラ付けが行われた。そんなキャラクター
に慣れる頃にはこのドラマももっと楽しくなっていくだろうか。

冒頭のつかみとして、群集心理辺りの説明は良くできていたの
だけど、事件の解決の過程に於ける楠田家の行動心理を
見破っていく描写は正直あんまり説得力が無かった。

刺し方によって心理状況が見て取れるというけれど、普通確実に
殺したいのならば背後を狙うわけで、この状況に於いて息子と
向き合っているかどうかの判断や、他の事件との差別化を図れる
というのは正直殆ど納得感はない。

でも美佐子の心理状況を彼女の態度から読み解く辺りは、興味
深く、里央たちを恫喝するような態度に出たところは、まさに
里央たちに対するアピール性ではなく、夫に向けられた言葉な
のだろうなと思わせた。

取りあえず内容に関しては、その内慣れてくるかな。
それよりも松下奈緒さんの身長を見ると、ゆうに180cmは有るの
ではないかと思わせるものが有ったな。
ヒールを履いているわけでもなく、横山裕より大きいし藤木直人
と肩を並べる姿があった。
日本の高身長の女優はわざと実際の身長よりも小さく見せたり、
プロフィールにも意図的に低く書くそうだが、逆に韓国の俳優
は男女共に高くプロフィールを書いたりもする。
国民性の違いで面白いなと思う。