CONTROL 犯罪心理捜査 (2011年1月期・フジテレビ・火曜21時枠) 脚本：寺田敏雄(1)(8)(9)、田辺満(2)(6)、高山直也(3) 中村功一(4)(5)、吉高寿男(6)、佐伯俊道(7) 音楽：井筒昭雄 編成企画：鹿内植 演出：村上正典(1)(2)(5)(8)(9)、佐藤源太(3)(6)、城宝秀則(4) (7) プロデュース：貸川聡子 アソシエイトプロデュース：小椋久雄 http://www.fujitv.co.jp/control/index.html

第10話 コントロールされた誘拐事件
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里央は準から、里央の一直線の思いに犯人の冷えた思いを解か
すことも有る事を知った事を聞く中、里央の元に藤本課長から
電話が鳴る。2日前に本屋で窃盗事件が有ったが、書店にいた客
の中に8年前の省吾を殺害した時の犯人の指紋と一致する人物が
いたという。藤本は明日の8時にそっちの鑑識にいくのでその時
話をしようという。

帰り道、準は何者かに拉致される。
たまには犯罪の当事者にならないか?というマスクの男は、準の
事を詳しく知る人物だった。協力など出来ないとすると、男は
準が別れた中川めぐみと娘・明菜(8歳)の映像を携帯電話の写真
で見せられる。現在クロロホルムでぐっすりと寝ているとし、
言うことを聞けば何もしないという。

一方小坂橋の元に電話が鳴る。
誘拐事件の担当を凶行犯捜査課に求めるものだった。
誘拐されたのは安斉昭典。誘拐犯自らが凶行犯捜査課を指名
してきたのだという。
里央は鑑識にいき、藤本から詳しく話を聞こうとしていた矢先
寺西から電話が鳴る。
里央は準の元に駆けつけると彼の様子が可笑しいことに気がつく。

凶行犯捜査課は安斉社長の元に行く。
誘拐されたのは彼の一人娘・稜南大心理学科3年の千尋だった。
準の研究室でよく質問する準にとっては苦手な女生徒。
朝7時に犯人から最初の電話があったときには確かに千尋の声が
したという。
すぐに逆探知機と位置検索システムを部屋に設置すると、早速
犯人から電話が鳴る。犯人は現場に凶行犯捜査課や準が居ること
を知っており、みんなに聞いて貰いたいとして電話をスピーカー
ホンに変えるよう指示。そして安斉に対して1億円の身代金を
要求する。
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準の教え子の千尋が誘拐される。
犯人は準に誘拐の協力を求め、更に犯人は凶行犯捜査課を指名
し、この一件に関与する事を求めてくる。これは犯人からの
挑戦なのか。

千尋本人の自作自演で、毎回のように準から無視されていた
事に対して、準に対する挑戦状なのかと思ってみていたけど、
犯人は身代金で金を奪われたことに対する、保険金目当てに
よる犯行なのだろうか?

娘が誘拐されたにもかかわらず安斉社長が堂々としすぎていて
要らないことまでベラベラとよく喋る所が、如何にも怪しい
感じだったし、千尋自身の怪しさも晴れる所もない。

何よりも教授の仕事と凶行犯捜査課の関係やら事情をよく知っ
ている人物の犯行であることと、安斉社長の働く会社のことに
精通している事で、個人的には千尋と山根が結託しているの
では無かろうかという気がするが、果たしてどんな結末が待って
いるのか。

2話で一つのエピソード構成はなかなか面白い物があるな。

犯人とのやりとりに於いてイニシアチブを持つのはどちらなのか
とても興味深い物があり、当然ながら準が里央達に話をするで
あろう事は明らかな中で、犯人の裏を付くのか、それとも犯人
はそれさえも想定して行動しているのか。