Dr.伊良部一郎
(2011年1月期・テレビ朝日・日曜23時枠)

原作:奥田英朗著
脚本:八津弘幸(1)(2)(5)(7)(8)、田中一彦(3)、高山直也(4)(6)
音楽:`島邦明
演出:橋伸之(1)(2)(3)(5)(7)(8)、常廣丈太(4)(6)
プロデューサー:船津浩一、里内英司、松井洋子

http://www.tv-asahi.co.jp/irabu/



第8話 最強の患者…伝説の刑事が復活!!
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鳩村英輔はこの日クラブで容疑者・鈴木竹彦が訪れるのを
張り込みしていた。部下の
平尾健太と会話している英輔は
火を見ると違和感を覚えていく。
そんな中、容疑者・鈴木が店内に現れると、英輔はタイミング
を見計らい確保を命じる。人質を取る鈴木を何とか倒して
逮捕する。
平尾がライターの火をちらつかせているのを見ると、英輔は
突然居ても立っても居られなくなり自宅に飛び帰る。
電源を切ったのか、そして鍵は閉まっているのか部屋中を
くまなく歩き回る。全ての確認を終わるとまたやってしまった
と呟く。

翌日も出かける際には、一個一個鍵や火の元を調べて出かける。
一度家を出るもやっぱり気になり再び検査しに行くという始末。

英輔は伊良部の診察室を訪れる。
マユミに取りあえずの注射を求めると、マユミは英輔が刑事
である事を知っていた。
話を聞くとマユミがレディース時代に英輔に助けてもらった
事があるのだという。あれ以来マユミは足を洗って真っ当な
道を歩むことになったと語る。

伊良部は英輔の症状を見て、過度の確認行為は
強迫神経症
だという。無理に治療しようと思っても治せないという。
一歩も家から出なければ良いのではないか?と告げる。

そんな中、伊良部の元に茜がやってくる。
彼の前で茜は今まで我が儘なことばかり言ったことを謝罪し
良い奥さんになると告げる。

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ある時自分が捕まえた容疑者が部下を傷付けたことで、英輔
は常に最悪の事態を考えて行動するというのが口癖になる。
過度の強迫神経症が高じて、妻子とは別居。仕事中でも
集中力が失われて犯人を取り逃がす事態が発生していく。

今回は石原軍団協力の下で撮影された話だった。

石原軍団の十八番である「西部警察」が使われた格好だが、
「太陽に吠えろ」ネタが使われたデカワンコといい、CMなんか
でも「特捜最前線」がネタとして使われているし、古いドラマ
をネタにする機会が多くなったね。

いつものように伊良部が初めから全てを知っていて、患者を
治すために誘導していく流れは一貫しているが、どうみても
計算して出来るようなネタではないし、強迫神経症がそんな
事で治るはずはないと思っていることからも、内容としては
かなりいい加減なものが有った気がする。

マユミが更生したときのエピソードを使い、謎だったマユミの
私生活に触れたり、いつもマユミが過ごしている診療室の一室
にも踏み込んだけれど、別段驚くべき物が有ったわけではなく
最終話にしては呆気ない物があったかな。

今でも西部警察で使われた車両って保存されて居るんだね。
そろそろ西部警察の新作でも描いて欲しいな。

伊良部一郎 …… 徳重聡 (35歳、精神科医)
マユミ …… 余貴美子 (看護師)
伊良部茜 …… 原幹恵 (24歳、一郎の妻、離婚を考えている)


鳩村英輔 …… 舘ひろし (刑事)
木曾島祐児 …… 勝部演之 (木曾島病院・院長)
平尾健太 …… 金児憲史 (刑事)
佃慎也 …… 団時朗 (剣竜組)
鈴木竹彦 …… 河本準一 (犯罪者)
鳩村恵子 …… 兎本有紀 (英輔の妻)
鳩村まりや …… 増山加弥乃 (英輔の娘)

河野洋一郎、伊藤高史、福島カツシゲ、中田寛美、奥村幸礼
土屋史子、水谷悟、山村賢、森永竜矢、多田頼満、徳井広基
新田えみ、喜多史江


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