犬飼さんちの犬
(2011年1月期)

監督:亀井亨、渡邊貴文
脚本:永森裕二
主題歌「パズル」(近藤隆) 

http://inukaisan.info/



第1話 調整する人
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離島にある安売りスーパー"バスコダガマ"に本社から出向する
犬飼保は渉外課勤務で、色々と近隣とのトラブルで奔走する。

朝礼の場で
鳥ヶ崎店店長・千木良哲から社訓を聞かされ、この
店舗は離島8店舗の中でも第2位の売上高を誇ると紹介される。
この店を開業した
蓮田カマさんは、人がいない所こそ商売が
有るとして、この島でも開拓した人。しかしこのスーパーが
離島で出店するに辺り、近隣の店は4店舗が閉鎖されたとして、
周りとの関係はイマイチ上手く行っていなかった。
更にこの店の裏にある犬屋敷の件で、臭いや鳴き声が五月蠅い
とのクレームが届き、保はその対応に追われる。

この島の商店街会長である鳥飼商店をしている
鳥飼正の元を
尋ねる保。確かにウチのような店舗の商品は古いが、この島の
赤ちゃんは皆、ここにある遊具で育ったのだという正。
しかも創業者の蓮田カマは共存共栄を唱えて、自分たちの商品
を一緒に船で運んでくれていたが、今の安売り店ではポリシー
が無いと非難する。しかし正はウチの娘・
カエデがバスコダガマ
に勤めているのであまり大きな声では言えない事を呟く。

一度帰社する保はカエデから犬屋敷の件は解決したか?と尋ね
今朝も残飯が荒らされ客からクレームが入っていることを告げる。
これから交渉してくると告げ、保は先ほどカエデの父・正と
逢ってきたことを語る。根はとてもいい人だねと告げる。

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離島で渉外係を担当している犬飼保。
都心に一戸建てを新築するも、離島勤務になり、ここ一年近く
まともに帰宅出来ずにいた。
離島ではクレームの対応に追われ、特に犬小屋と呼ばれる
多数の犬を飼っている月光の元を尋ね、なんとかして欲しいと
頼むが・・・

独立放送局が協力してコンテンツ製作しているシリーズ。
どのドラマでも動物が絡んでくるものだけど、大きな外れも
なく、寧ろ30分枠のドラマの中では、どれもトップクラスの
部類に入るほどの出来映えだったりするのだから侮れない。

キャスティングも毎回ツボを押さえていてしっかりと構成され
ているところは凄い。

犬とのコミュニケーションを通して苦手な事を克服していく
所は、幼獣マメシバにも通じるところがあるけれど、
今回の主人公は人間嫌いという訳でも無いわけで、単純に
犬嫌いを克服していくものなのかな。

今回帰省した先で犬のサモンとの出会いがあるわけだけど、
ドラマとしてのベースは実家にあるのか離島にあるのか
その辺がイマイチよく分からない。犬との関わり合いの物語
だとすれば、離島に犬を連れて行くなどしない限り、物語と
して成立しないのではないかと思う所がある。

既にこれを見ている時点でハードディスクの中に7話分録画
してあるけど、時間があるときにでもゆっくりと見たいと
思います。

犬飼家

犬飼保(小日向文世)−渉外課勤務。鳥ヶ崎店に単身赴任中。
犬飼潤子(ちはる)−保の妻。
犬飼幸(小野花梨)−保の娘。
犬飼岳(矢部光祐)−保の息子。
サモン−犬飼家の飼い犬(犬種はサモエド)。

スーパー「バスコダガマ」関係者

菊田萌子(徳永えり)−本社から鳥ヶ崎店に異動してきた社員。
鳥飼カエデ(木南晴夏)−鳥ヶ崎店店員。
千木良哲(柳憂怜)−鳥ヶ崎店店長。
蓮田重彦(清水章吾)−スーパー「バスコダガマ」社長。
蓮田喜一郎(池田鉄洋)−「バスコダガマ」土手川店店長。
大平洋−川村亮介 腰パン

鳥ヶ崎島の住民

鳥飼正(でんでん)−カエデの父。商店街会長。
芝二郎(佐藤二朗)−ペットショップ店員。
月光(斎藤洋介)−犬屋敷の主人。
なぞの老人(佐藤蛾次郎)

谷川みゆき、今井久美子


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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