QP
(2011年10月期・日テレ・水曜深夜枠)

脚本:NAKA雅MURA
監督:三池崇史、渡辺武、菅原伸太郎、矢部享祐
音楽:池頼広
チーフプロデューサー:田中芳樹
プロデューサー:佐藤敦、坂下哲也、坂美佐子、前田茂司
オープニング:「Looking Back On Love」Lenny Kravitz
エンディング:「ブラック¥パワーGメンスパイ」マキシマム ザ 
ホルモン

http://www.ntv.co.jp/QP/





第1話 ロードランナー
--------------------------------------------------------
俺は自分の意思でここに居る。これが俺の生き方だ。

美咲元は手の怪我をした事で、ボクシングのトレーナーから
違う道を進むよう諭される。元は悲し嘆き、いつものように
トレーニングに出るも電柱に拳を殴りつける。何故俺なのか。
オレの方が努力していたのに・・・

元はレストランでウェイターとしてアルバイトする中、一人の
客が店で携帯電話で通話する。周りの迷惑も考えずに、元は
今すぐにでも掛けより、携帯電話を取り上げて壊したい衝動に
駆られるが、理性がそれを抑える。そんな中、一人の金髪の
男性客・
我妻涼が、その男の元に近寄り、有無を言わさず顔面
を蹴り飛ばす。
元はその光景を見て微笑みが止まらなくなり、出て行った涼を
追いかける。何処の組のヤクザなのか。
元は涼についていくと、涼が属する
天狼会のアジトへと入る。

そこには
トムジェリー、そして風間ヒコという組員が居た。
元はこの組に入りたい事を告げると、トムから盃だとして
ビール缶を手渡される。元はそれを一気飲みすると、トムは
元のことを気に入る。元はトムに、涼は何故一言も声を発しな
いのか尋ねると、喉を撃たれて以来しゃべれないのだという。

元はヒコの舎弟として一緒に行動を取ることになる。
ヒコは元の涼とトムとジェリーが三年前にこの組に来たときの
事を語る。彼らは元々はヨソの組のものであり、先代に気に入
られてこの組に入った事を語る。先代は車の事故で死亡し、
そのお陰もあってトントン拍子に跡目を継ぐことになった事を
聞かされる。
そんな中、三人の男を撮影するものの姿があった。

--------------------------------------------------------

天狼会の中でも圧倒的な存在感を発揮する涼に元は一目惚れ
する形でヤクザの組に入る。
天狼会と対立する横溝組。互いに影で勢力拡大のために色々
と画策していた。

日テレのこの枠は完全に暴力・バイオレンス枠として活用
していこうと決めたのだろうか。

やはり暴力の表現が激しい事もあって、視聴者を選ぶ様な内容
で有る感じは否めず、Vシネマっぽさも感じる。

自分の出来ない事を目の前でこなしていく常識外の男に惚れて
いく元だが、出来ないのではなく、してはいけない事をして
いるだけって感じもするし、その辺は一般社会とは別の、ヤク
ザ世界の微妙な価値観が存在している物なのかも知れない。

しかしやはり映画「グローズZEROの三池崇史監督が音頭を
執っただけの事はあるのか、今時の俳優さんやらツボを抑えた
ベテラン俳優を多数起用している感じ。

取りあえず今後は涼の過去がドラマとして重要な部分になって
いくのかな。

それと今まで柔な感じの役ばかりこなしてきた林遣都さんが
珍しくちょっぴり悪い感じの役所で出演している。

我妻涼 …… 斎藤工 (天狼会・ボス・金髪)
トム …… 金子ノブアキ (天狼会)
ジェリー …… 渡部豪太 (天狼会)
美咲元 …… 林遣都 (天狼会)
君塚亮輔 …… 渡辺大
ヒコ …… 田口トモロヲ (天狼会)
喜多嶋仁 …… 椎名桔平 (横溝組)
風間 …… 有薗芳記 (天狼会)


小沢和義、山本剛史、桜野裕己、鈴之助、諏訪太朗
松田章、内田恵司、中田敦夫、岸建太朗、亜佑多、氏家拓朗
萩原イッキ、山本文子、相馬眞太、佐藤涼平、清水大輔
藤野聖也、新見紘基、團悠哉


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system