医龍 -Team Medical Dragon- 4
(2014年1月期・フジ・木曜22時枠)

原作:乃木坂太郎
原案:永井明
脚本:浜田秀哉、ひかわかよ
音楽:澤野弘之、河野伸
プロデュース:長部聡介、大木綾子
演出:水田成英、田中亮、森脇智延
主題歌:EXILE(ATSUSHI) 『青い龍』





第2話 手術をすると患者は死ぬ
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L&P病院の野口と岡村は、ようやくチームドラゴンが揃って来た
として全て計画通りとして見ていた。しかし残りの一人・藤吉は、
再生医療で拡張型心筋症に対処しようとしている為に、彼が担当
している患者・加奈の治療が終わらない限り、駿河医療センター
を離れることはないだろうと報告される。

一方藤吉は患者の太ももから幹細胞培養して副作用の少ない心筋
シートを作成するが、国からの認可が下りずに苛立ちを見せる。
こうしている間にも心不全が悪化していて、現状ではオペする
リスクも高い状態である事を朝田は藤吉と会話して事情を知る。
事情を聞いた加藤と伊集院も、藤吉がこの患者に拘っている理由
の一つは亡くなった娘と重ねているのだろうと考える。

一方L&P病院では鬼頭をERの医療長として招聘し、gateway方式を
採用したことでERが患者の窓口となり、収益がより向上してていた。
また野口は医療特区構想を打ち立て医療改革を考えていた。
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    藤吉が肩入れしている拡張型心筋症の少女・宮田加奈(6歳)は
なかなか移植手術に合うドナーも見つからず、心筋シートに
よって治る可能性が有るが、認可されるまでには2年は最低でも
必要だとして、現状では延命しつづける為に努力することが
手一杯だった。しかし病状は確実に悪化していき、当面の処置
の為に手術が必要になるが・・・

同じ日に放送していた緊急取調室に出てくる少女も同様に
心臓がどうとかいう流れとして描かれていたことも有って、
ちょっぴりワンパターンな感じにも思える。

それなりに面白さは有るのだけど、ドラマとしては、人の命と
法律とを秤に掛けて、それを破って治療を施していくのかどうか
というところを描いていくのだろうか。

患者を治療することを第一に考えていくと、その辺の問題は不可避
なところが出てくるのかな。

鬼頭が掲げるgateway方式が何の斬新なシステムなのかまるで
理解出来ないのだけど、かつて何かの医療ドラマの中で、総合
内科医が病状を聞いて専門科医に振り分けていくということを
第一に考えた医療を唱えて、科間の壁というものを取り外そうと
していたので、警察組織同様に医療現場でもそういった壁というの
が歴然として存在しているのだろうか。

藤吉が加わってこそのチームドラゴンなので、この問題が解決
しない限りはなかなか前に進めないのかなと思っていたけど、
藤吉が手を出せない現状では、こういった形でチームを集めるしか
なさそうだね。



朝田龍太郎 …… 坂口憲二 (胸部心臓外科・16年前桜井の指導を受ける)
加藤 晶 …… 稲森いずみ (胸部心臓外科・元明真大学教授)
伊集院登 …… 小池徹平 (胸部心臓外科・元明真大学循環器センター主任)
荒瀬門次 …… 阿部サダヲ (麻酔医・元王州病院)
木原毅彦 …… 池田鉄洋 (L&P病院・外科部長)
藤吉圭介 …… 佐々木蔵之介 (循環器内科の臨床医・駿河医療センター)
鬼頭笙子 …… 夏木マリ (ER救命医・アメリカより帰国・L&P病院)
野口賢雄 …… 岸部一徳 (内閣府官房付医療国際化推進委員長、L&P病院の
非常勤理事)

猪原薫 …… キムラ緑子 (桜井総合病院・看護師)
早川昭吾 …… 柄本佑 (L&P病院・研修医)
樋口美雪 …… 中村ゆり (伊集院の婚約者)
山下紗枝 …… 三浦葵 (桜井総合病院・看護師)
佐々木朋子 …… 阿達由香 (桜井総合病院)
桂基晴 …… 塩田宇宙 (桜井総合病院)

町井祥真、石川賢二、横江泰宣、谷大輔

岡村征 …… 高橋克典 (経営コンサルタント)
桜井修三 …… 平幹二朗 (桜井総合病院・院長)
宮田加奈 …… 玉野るな (拡張型心筋症)

若山慎、重城希美、太田いず帆、大竹絵梨、羽村純子、川田希
本田清澄、錦織大輔

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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