30 ROCK サーティー・ロック (シーズン3) 原案 / ティナ・フェイ 監督 / アダム・バーンスタイン 他 製作 / ジェリー・カプファー 製作総指揮 / ティナ・フェイ、ローン・マイケルズ ジョアン・アルファノ、マーリ・クライン、デイヴィッド・マイ ナー http://www.30rock.jp/

Apr. 30, 2009
第20話 平等はつらいよ The Natural Order

脚本／John Riggi、Tina Fey
監督／Scott Ellis
--------------------------------------------------------
トレイシーは現場に二時間半も遅刻し、未だに到着する気配が
ない。ジェナは私なんて馬鹿げた"怒り抑制のプログラム"に
参加しているせいで外出できないのにトレイシーが身勝手をして
いるとしてセットを蹴り飛ばす。
トレイシーには意図的に集合時間を早めに知らせたり、彼の
時計をわざと時間をズラして置いたのだとし、ウソの予定表まで
作っていたのだが効果が無かったという。
そんな中スタジオにトレイシーが現れる。
トレイシーは息子をチェロの発表会に送っていったら、昨日の
夜中だったのだとし、これは白人の迫害者による仕業だと非難
する。リズは予定は12時からなのに、現在2時45分である事を
告げ、今何時だと思っているのか?と問う。しかしトレイシー
は差別主義者だとリズを非難し、子供扱いするんじゃないという。
リズはオプラも"原因は自分にある"と言っているように、これは
トレイシーが毎回遅刻するから悪いのだという。
するとトレイシーは突然反則・差別カードをリズに手渡す。

ジョナサンはジャックの元にやってくると、ジャックの母・コリ
ーンが明日ホテルで一緒に朝食をと言っているという。そして
今夜のディナー(PM4:30)も予約したという。リズはコリーンの
相手ならば私がしようか?と告げるが、ジャックは私が誠実に
対応するという。木曜日は父親が出て行った記念日だとし、
ジャックは35年前に父・ジミーが出て行ったときのエピソードを
語る。ある晩タバコを買いに行くと出かけたが、一度は戻り
タバコを一本吸った後にもう戻らないと言って出て行ってしま
ったのだという。何年間も母親のことをゴミくずのように扱って
来た父親であり、浮気相手の女性にはコニテリアン信者が居た
という。子供の頃に何度もそんな父親に文句を言おうとしたが
怖じ気づいて家買ったという。それが今でも後悔として心に
残っているとの事だった。キャシー・ヒルトンの関係のようだ
と告げ、リズはハグして慰めようかとするが、イタリアの議員
じゃないので遠慮すると言われる。

そんな中ジョナサンの元に母から電話でホテルを移ると言われた
という。ヒゲ面のコンシェルジュが怪しいのだとし、レイプされ
そうだと言っているのだという。

リズはスタジオまで撮影の様子を見に行く。
ピートによると二度目のリハ中だという。しかしそこにテレイシー
の姿が無く変わりに居たのはテナガサルだった。
そんな中ドットコムがやってくるとリズに対してトレイシーから
の声明を読み出す。
"親愛なる差別主義者レモン、俺は猿と同等だろう? シロテナガ
サルの様に何の役にも立たないまだろうとし、ただ笑いものにな
り、マレーシアの昆虫を減少させるだけの存在"だというもの
だった。

トレイシーがやってくるとリズはアナタが不在のせいで制作費が
どんどんふくれあがっていると文句を言うと、ケルト民族の
スラングで俺に命令するなと告げ、大統領は黒人だぞと語る。
あなたはネダーに投票していたじゃないのと言うと、現在差別の
時代は終わったのだとし俺を平等に扱えという。リズは同感
だとすると、平等ならば、通勤は普通のタクシーを使い、カフェ
で女性相手に"妊娠させてやる"と言ったりしないでよと告げる。
トレイシーは昼飯には弁当を食べるという。平等ならば
ちゃんとセリフを頭に入れた状態で撮影所に朝10時には来てと
告げると、それをトレイシーは了承するが・・・
--------------------------------------------------------

■リズ vs トレイシー

今回はトレイシーが遅刻しないようにする為に、リズたちが
トレイシー周りの時計の針を変えたことで、トレイシーは
人種差別だと騒ぎ立てるというもの。
差別・特権は反対だとし、リズもそれに同調し、リズはトレイシー
に周りの出演者と同じようにセリフを覚えて時間を守るよう
要求。トレイシーは女性だからという特権を無くしてリズにも
男性がするような仕事をするよう求める。

ドットコムやグリッズはこんな事したら、リズが馬鹿にされる
か、嫌がらせさせられるハズだとして警告。結果的にトレイシー
が嫌がらせの為に、水飲みの交換の仕事をリズに求めたり、
男性たちのパーティーでストリップにつれて行かされたり、
上司として奢らされたりと散々。トレイシーは台本の直しに
参加するよう言われて、残業することで嫌な思いを体験して
結果的に手打ちになった。

■ジャック

今回はコリーンがまたジャックの元にやってくる。
ジャックは幼い頃にどうしようもない父・ジミーが母親を
クズ扱いするのを目にして、何も反論出来ずにいたのをトラウマ
として抱えている様で、今回コリーンがポールというパートナー
を連れてきたことで、ポールが何らかの意図を持って近づいてきて
いるのではないかとして疑いを持って行く。

探偵のレニー役のSteve Buscemiさんが再登場。過去以下の
2エピソードに登場しているけど、今後もチョイチョイ出演する
みたいだ。

Season 2, Episode 3
Season 3, Episode 9

結果的にポールは何の意図も持っていなかったみたいだけど、
ジャックとコリーンの関係というものを再確認できた。
しかしジミーの息子ではないという可能性が出て来たことで
今後ジャックの出生の秘密が明らかにされていくのかどうか。

フロリダは犯罪者の街でアメリカのオーストラリアだと言って
いたけど、オーストラリアってそんなに犯罪率が多いの?

ポールの事をフルシチョフ書記長だとか、サイモン・コーウェル
だと語る姿が有った。

母が父親と共に映画「お熱いのがお好き」(Some Like It Hot)
を見に行ったという事を聞いて、父親への誤解していた記憶を
すり替えようとする姿が有った。昔の観客は素直でこの映画の
ようにサプライズを求めるような事は無かったと告げるリズの
姿が有った。

■ジェナ

トレイシーが自分の変わりにテナガザルを皮肉で出演させた
ことがきっかけで、ジェナはテナガザルに愛着を持ち、自分が
飼うことに決める。しかし徐々にペットではなく、人間扱い
し始めるジェナ。これも差別撤廃の流れなのか。
しかも赤ちゃんまで出来たとして、異常な姿が有ったけど、
最終的にはテナガザルに襲われてしまった。
ケネスがアドバイスで野生動物を人間扱いしてはダメだ語り
自分も雌豚と仲良くしていたが有る時子供の選別作業をしていた
際に雌豚が襲いかかってきたという。リスのエサと間違えて
僕の頭を噛みついたと言っていたけど、ケネスのリス嫌いは
相当なモノが有るな。

■使用された曲

・ Jane Krakowskiの"Muffin Top"

■検索用キーワード

・