マードック・ミステリー 〜刑事マードックの捜査ファイル〜
Murdoch Mysteries (カナダ / 2008年)

製作総指揮 - スコット・ガーヴィー、クリスティーナ・ジェニング

製作 - ローラ・バービン、ピーター・ネイブーン、キャル・クーン

監督 - ショーン・アレックス・トンプソン、ドン・マクブレアテ
ィ、ジョン・レクイエ、ファーハド・マン
制作 - シャフツベリー・フィルムズ、チャム・テレビジョン、グ
ラナダ・インターナショナル

http://www.mxtv.co.jp/murdoch/





第8話 妄想と欲望 I, Murdoch

脚本/Lori Spring 監督/Laurie Lynd
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警察署にいたジョージの元に、少年・アルウィンがやってくる。
彼は釣りをしていた際に、
巨大な銀色の騎士を見たとし、その
時銃声も聞こえた
という。ジョージは対応に困るが、そこに
マードックがやってくると、一緒に現場を確認に行く。
本当に巨大な銀色の騎士を見たという少年は、銃声も聞いた事
を訴えるも、マードックはハンターの銃声ではないか?とし、
アルウィンを自宅まで送っていくことにする。すると家に居た
母親・エニッドはとても美人で有り、しかもシングルマザーで
有る事を知る。母は息子は想像力が豊かな子なので、この件も
想像だろうし、マードックにお手数を掛けた事を謝罪する。
しかしマードックは何か有れば連絡をくださいといって名刺を
手渡す。

一方町中では、
盲目の男性エズラ・ドロモアに接触したかと
思うと、突然エズラは苦しみだしてその場に倒れてしまう。
エズラは倒れる際に、盲目の男を指さす。

マードックは町中で遺体が発見されたとの報告を受け現場へと
向かう。現場にいたジョージから事情を尋ねると、倒れている
被害者は何かを訴えようとしながら亡くなっている姿に違和感
を覚える。
そんな中、殺害現場にテレンス・メイヤーズが居る事に気がつく。
火星人騒ぎの時に出てきた人物(
シーズン1 #13"火星からの陰
")で、マードックたちを気絶させた人物だった。テレンスに
話しかけるとどうして現場にいるのか?と問う。すると彼は単なる
野次馬だと語る。

目撃者によると被害者は盲目者の事を叫んでいたとのこと。
恐らくサングラスを掛けていたとのことだが、全て変装だろう
という。
ドロモアについて調べると、彼はかつて大学教授だった事を
知る。ドロモアの自宅の大家・イーソンによると、ここに住んで
9年だという。とても気性の激しい人物だが、手先が器用な人
だという。ドロモアの部屋には何らかの
代数の式が書かれていた。
マードックはジョージに頼んでその数式を全てメモするよう
告げる。最近ずっと彼は不機嫌だったとし、それは恐らく職場
の人たちのせいではないかとの事だった。

ドロモアは現在大学ではなく研究員として
ハマートン工業
勤めていた。社長から話を聞くと、会社では主に
油圧と空気圧
機器を製造している会社
だという。最近ドロモアとトラブルは
無かったか?と問うと、彼は絵空事とビジネスの区別が出来ない
人物だったという。マードックはテレンスについて尋ねるが、
その人物は知らないという。

署にいたマードック宛にルバーブパイが届く。
アルウィンの母親からマードック宛に迷惑を掛けたお詫びと
して作られたものだったが、署長とジョージはそれを食べようと
狙っていた。
マードックは検死医のジュリアに呼び出される。
すると被害者は
シアン化水素酸で殺されたこと。そして脹ら脛の
下から散弾が埋まっていた
ことを聞かされる。恐らく盲目の
男が所持していた杖から発射されたもので、散弾の中に毒が
含まれていて、体内に注入した際に蝋が溶けて毒が体内に
注入されたのではないかと推察する。

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町中で殺害されたエズラの事を調べていると、かつて政府の
仕事をしているテレンスと再会する。果たして一連の事件に
政府が絡んでいるものなのか。

マードックとジュリアの関係に距離感が生まれて、マードック
はシングルマザーであるエニッドに好意を寄せるシーンが
描かれる。
ただジュリアに対して自分が好意を寄せている事がなかなか
言わなかったマードックだけに、この女性にも気持ちを打ち明
けることなどなさそうな感じがするし、ジュリアをちょっぴり
妬かせた感じのする内容だった。

アルウィンが目撃した巨大な銀製の騎士と殺人事件に何ら
関係が有るのか。

カナダ政府と、プロシア国との間の開発競争が加熱する余り、
不要なところで争いが起きていた感じだけど、ロボットが実用
化されるのはこの時代ではちょっと無理が有るのだろうし、
アルゴリズムがどうとか言っていたけど、そんなの必要が無い
というくらい原始的なロボットの姿が有った。

マードックが不覚にもまたしても気絶させられる姿が有ったし、
クレジットを見ると今後ともテレンスは登場して来るみたいだし
長いつきあいになりそう。

ウィリアム・マードック (Yannick Bisson) 刑事
ジュリア・オグデン (Helene Joy) トロント警察検死官
トーマス・ブラッケンリード (Thomas Craig) 警部
ジョージ・クラブツリー (Jonny Harris) 制服警官
ヒギンズ (Lachlan Murdoch) 制服警官

テレンス・メイヤーズ (Peter Keleghan) 政府職員
エニッド・ジョーンズ (Sarah Allen) アルウィンの母、シングル
--- (Kris Holden-Ried) Prussian Kaspar
アルウィン・ジョーンズ (Dakota Goyo) 息子、目撃者
マーティン・ハマートン (Laurie Murdoch) ハマートン工業社長
エズラ・ドロモア (Keith Kemps) 被害者
Mrs.イーソン (Gloria Slade) ドロモアについて証言
--- (Allan Redford) Big Littleman 、サーカス曲芸、溺死
--- (Bobby Prochaska) Blind Man 、犯人
--- (Sean Harraher) Constable Worseley
--- (Jamie Ferenczi) Witness at crime scene

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