ギルモア・ガールズ
Gilmore Girls (2000年から2007年)

監督:メル・エフロス、ジェンジー・コーハン
製作総指揮/企画:エイミー・シャーマン=パラディーノ
主題歌:キャロル・キング

http://www.lala.tv/programs/gilmore/index.html





第6話 2つのバースデー・パーティー Rory's Birthday Parties

脚本/Amy Sherman 監督/Sarah Pia Anderson
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金曜日のディナーの日。
エミリーは週末に弁護士のジョセフ・スタンフォードが来る
事をローレライとローリーに話す。エミリーはクレイジー・シ
シー
の父親が何しに来るのか?とし、彼女はヌイグルミと話が
出来るとジョークを飛ばす。エミリーはローリーに対して家に
有る物で欲しい物が有れば今のうちに選んでおいて欲しいと
告げ、
遺産・遺言状のリストを作る為に来る事を知る。
ローレライは私の事は無視か?とするが、エミリーは序でのよ
うな形で貴方も欲しいものが有れば付箋をしておきなさいと
語る。
そんな中、ディナーの最後の
デザートにプディングが出てくる。
ローレライはその姿を見て驚く。母のエミリーはプディングは
病院食みたいだとして決してこれまで自分の主催する食事会で
はなかなか出してこなかったのである。しかしローリーとロー
レライが好きな事を知ってエミリーが気を遣う結果だった。
ローリーはこんな豪華な器で食べるのは初めてだと感激している
と、エミリーはそれならば付箋を貼っておきなさいと告げる。

食事後、ローリーは母と共に部屋中を歩き回って付箋を貼って
行く。ローレライはエミリーに対して、葬式の飾り付けの注文は
有るのか?と皮肉る。エミリーは来週のディナーはどうするか?
と尋ねると、ローレライは
来週の金曜日はローリーの誕生日
のでディナーは土曜日にすることは出来ないか?と提案する。
しかしローレライは約束は約束だとして、金曜日はこの家で
パーティーをする事を言われ、仕方なくローレライは土曜日に
自宅でもパーティーをすることになる。

翌日ローレライは職場でスーキーとの会話の中で、この件を
相談する。エミリーは決して自分を変えない人だが、昨日は
珍しくプディングの件で譲歩したという。私たちの気持ちを
優先した事にローレライは喜ぶ。
そんな中、厨房にはジャクソンがやってきて、ラズベリーと
キンカンを掛け合わせた新しい果物を持ってくる。まさか
映画「ザ・フライ」に出てきた様な機械を使って掛け合わせた
のではないでしょうねとローレライはジョークを飛ばす。

ローレライは帰宅する。
ローリーに対して
"ルーシー帰ったぞ〜"とルシル・ボール主演
のドラマの声マネをしながら上機嫌に帰宅する。
ローリーが電話しているのを知って、ローレライは茶化すように
インシンクのジャスティン・ティンバーレイクブリトニー・
スピアース
に引っかかるなんてと呟く。
そんなローレライの元にも電話が鳴り、明日買い物にいくので
付き合って欲しいと頼まれる。孫の欲しい物が分からないのだ
と言われると、マリファナのパイプでもプレゼントしたらどう
か?とジョークを飛ばす。一度くらい付き合ってと言われ、3時
にダミアンの店の前で待ち合わせすることになる。

ローリーは学校に行くとトリスティンが話しかけてくる。
10月8日はローリーの誕生日だろう?とすると、何と彼の手には
バースディパーティーの招待状が届いていた。クラス全員の元
に届いているんじゃないか?と言われ、全ては祖母の仕業だと
知るとローリーは憤怒する。

一方ローレライはエミリーと買い物。
エミリーは高級なパールやカシミアのセーター、万年筆を購入
しようとするが、そんな高級な物は必要ないという。
プディングの事を思い出してというローレライ。私を頼るのは
進歩の現れだとし、娘の気持ちになって考えて見てというと
エミリーは12ドルの腕輪を購入する事になる。パシュミナも
つけて良いか?とするが、ローレライは必要ないと告げる。

ローレライはルークの店へ。
ルークはあまりにローレライが上機嫌で口数が多いために、
"結婚してくれ"と突拍子もないことを言って彼女を黙らせる。
ルークに対して土曜の7時に是非娘のパーティーに来てと彼を
誘う。学校を終えローリーも店にやってくると、最低だと呟く。
しかしローレライがエミリーとこれだけ仲良くしている現実を
知り、ローリーは祖母が勝手に同級生を誕生日会に招待した
とは言えなかった。

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■ローリーの誕生日

新しい高校に転校して二ヶ月目に入ったローリー。
10月8日は彼女の誕生日のようだ。
チルトンとスターズボローの温度差を実感させるように、二つ
のパーティーを描いたのは面白い手法だった。

■祖母と孫の関係

エミリーはローレライとの関係が上手く行かないのでせめて
孫とは交流を持ちたいと感じているのだろうか。
エミリーに対して優しい姿の有るエミリーだけど、今回は珍し
く、エミリーとローリーの間でケンカするシーンに発展した。
全てはエミリーが勝手にパーティーの招待客を選んでしまった
事が原因だけど、上流社会の人は繋がりを大切にするので
仕方がないのかな。

■トリスティン

ジャンリーダクレーとチャールズは友達だという。
トリスティンはその孫に当たる人物故に、チャールズからは
気に入られる。

トリスティンがローリーに好意を寄せているのは明らかだけど、
そんな彼に好意を寄せているのがまさかのパリス。
パリスは嫌な生徒だけど、仲良くなりそうな余地も同時に感じ
る流れだった。

■エミリーの影響力

上流社会故にやはり繋がりは大事だ。
エミリーが生徒たちに招待状を送ると、親から出席するよう
言われてチルトンの生徒達が数名やってきた。
社交界の中でもエミリーはそれなりに力を持っているという
所なのだろう。

■二度目のパーティー

土曜日のパーティーは、気軽にご近所さんや仲の良い人たちが
集まり雰囲気はがらりと変わった。
祖父母をパーティーに招待するも、ローリーとケンカしている
エミリーは来ないかと思わせ、最終的には訪れることになる。
ローレライは家を見られたら児童局に通報されかねないとジョー
クを飛ばしていたけどね。

ローレライの家に初めて来たという所が意外でもあるけど、
それだけ二人の間の確執が長い事続いていたのだろうね。
ローリーを通してその確執もようやく溶けてきそうな感じ。
最後に私は娘の事を何一つ知らなかったみたいな言葉が何とも
寂しさを感じる物が有ったね。

■ディーンとローリー

ローレライは二人が一緒に居るのを見て、娘の知らない一面
を知ってショックを受けていた様子。
誕生日の日の朝(4時)に、娘のベッドに行って語り合う姿は
とても印象的だったし、生まれた時の話をする辺りは、ちょっと
母親感出しまくりすぎだったけど、それだけ良い関係に思えたし
ローリーは何時ディーンの事を母親に話すのか。

ローレライ・ギルモア (Lauren Graham) シングルマザー、ホテル支配人
ローリー・ギルモア (Alexis Bledel) 娘、スターズ・ホロー高校
スーキー St.ジェームズ (Melissa McCarthy) ローレライの親友、シェフ
レーン・キム (Keiko Agena) ローリーの親友
ルーク・デーンス (Scott Patterson) カフェのオーナー
マイケル・ジェラード (Yanic Truesdale) コック
エミリー・ギルモア (Kelly Bishop) ローレライの母
リチャード・ギルモア (Edward Herrmann) ローレライの父、保険会
パトリシア・ラコスタ (Liz Torres) ダンスの先生
ドレラ (Alex Borstein) ハープ演奏者

パリス・ゲラー (Liza Weil) 生徒、成績優秀、ライバル視
トリスティン・ダグレイ (Chad Michael Murray) 生徒
モーリー・デル (Ted Rooney) 隣人・長身・ピアノ弾き
バベット・デル (Sally Struthers) 隣人
マデリン・リン (Shelly Cole) 生徒、ルイーズ友人・赤毛
ルイーズ・グラント (Teal Redmann) 生徒、マデリン友人・金髪
ジャクソン・ベルビル (Jackson Douglas) 果物販売、ヒゲ

Mrs.キム (Emily Kuroda) アンティーク店、レーンの母
ハンリン・チャールストン (Dakin Matthews) チルトン、校長
マックス・メディーナ (Scott Cohen) 教師
ディーン・フォレスター (Jared Padalecki) ローレライに恋心

ラース (David Booth) チャールズの仕事仲間
ミッツィ (Bridget White) ローレライの元同級生
--- (Nora Zehetner) Girl in Hallway
--- (David J. Coleman) Waiter
--- (Jonathon Ficcadenti) Boy at Party
--- (Greg Rikaart) Kid
--- (Sharmila Devar) Harvard Rep
ヴァレット (Cary Wayne Moore)
アレン (Richard Rossi)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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