ギルモア・ガールズ Gilmore Girls (2000年から2007年) 監督：メル・エフロス、ジェンジー・コーハン 製作総指揮/企画：エイミー・シャーマン＝パラディーノ 主題歌：キャロル・キング http://www.lala.tv/programs/gilmore/index.html

第8話 雪の魔法 Love and War and Snow

脚本／Joan Binder Weiss 監督／Alan Myerson
--------------------------------------------------------
この日はスターズ・ホローの街のタウンミーティング。
裁判の様な形で市民達の苦情を聞き、市長や市民達がそれを
判断していく。この日はテイラーがアンドリューの店の事を
訴えていた。市長からは犬の放し飼いは禁止で、それを破れば
罰するという。
そんな中、本日の金曜日は、スターズホローの闘いの記念日だ
と市長は告げ、224年前の11月に、イギリス軍が押し寄せて
来たのをこの街の11人の英雄が守ったという伝説に因んで、
市長は伝説の一戦を再現するために、メンバーを募集している
と告げる。毎年行われている記念行事。ルークはタウンミーティ
ングは街の問題を話す場で有る筈なのに、くだらない事をして
いると避難。元々はこの土地だって祖先が盗んだものなのに、
そんな行事を行うなんておかしいと非難。市長はルークの父も
この伝統行事に参加していた事を告げるが、ルークは異常だ
として怒鳴りつける。毎年のやりとりなのでルークの訴えにも
誰も驚きはなかった。寧ろローリーとローレライはそれが
見たくてタウンミーティングに参加していた。

深夜ローレライは目が覚めると、ベッドから起きて窓を開ける。
夜風に当たる中で、マックスからの留守電の録音を再生する。
最近なかなか会えない事。夜学の教えでスターズホローの街
を通りかかる時にはいつもローレライの事を思い出すとし、
来週こそ是非会いたいと告げる。
何度も再生して聞いているローレライの元に、ローリーが心配
して起きてくる。ローリーに対して母は、夜風に当たるよう
告げ、雪の臭いがしないか?と告げる。季節はもう冬であり、
ローレライは明日には雪が降るのが分かるという。
私の人生の全ての良い事は雪の日に起きているというローレライ。
誕生日、そしてファーストキス、更にはローリーが初めて歩いた
のも雪の日だったという。ローレライの雪が大好きな事を聞いて
ローリーは、明日の夜、ドーナツとコーヒーを持って二人で
散歩しようと告げる。

翌朝、ホテルではローレライは雪に備えてソリやパーカーを用意
しようとミシェルに語る。雪を楽しむ人は多くはないという
ミシェルは相変わらずローレライに嫌な口を叩く。
一方レーンとローリーは学校に行くまでの間、二人で最近起きた
出来事について話し合う。レーンはマーチングバンド部に入って
いるが、最近部で一緒のリッチ・ブルームフェルドの事が気に
なって仕方が無いという。相変わらずリッチはスタートレック
のTシャツを着ているのか?と問うローリー。
しかしそんな会話をしているの際にも、ローリーは自分の事で
精一杯で、教科書が無いとか、スーキーから昨日もらったクッ
キーがまだ残って居ないか尋ねたり・・・と。ローレライから
はローリーはクッキーが好きなのか?と問われるが、クッキー
が好きなのはディーンだと指摘され、ローリーはからかわれる
のだった。

ローリーはディーンと待ち合わせしているバス停へ。
レーンはそこに行く間にも、リッチの事を相談する。バンド
仲間だから私情が絡むと部を辞める事にもなりかねないこと。
しかも彼は韓国人では無いので親が許さないと告げる。
そんな中、ローリーの元にディーンがやってくると、先日ロー
リーから借りたお勧めのジェーン・オースティンの小説について
話し合う。ディーンはハンター・トンプソンの小説が好きだと
するが、ローリーから勧められた小説も良かったと語る。
ローリーからクッキーをもらうとディーンはお礼だとしてキス
するのだった。居心地の悪くなったレーンはその場を後にする。

ついに雪が降ってくる。
初雪だから縁起が良いとローレライは語る。雪が降ると世界が
一変するのだと。そんな気分をぶちこわすようにして、エミリー
から電話が鳴る。今夜はディナーの日だったが、雪で行けそうに
無い事を告げる。ローリーには既に迎えをやっているので、今夜
はローリーは実家の方に泊める事を告げる。ローレライは
ローリーと電話すると、散歩は明日の夜にしようと語る。
ローレライはお婆ちゃんの家から出るときには私のように
嫌われる事をしなさいとアドバイスする。

市長達は警察署長や消防署長などを引き連れ、伝説の11人の
英雄姿を再現するために、雪の中、必死に町中に立って街を
守っている様なパフォーマンスを見せる。ルークはその姿を
見て馬鹿げていると非難するが・・・
--------------------------------------------------------

■ドラマでは11月に突入

いよいよ初雪が降り始める。
大抵の人は雪を嫌がるが、ローレライは昔から雪とは相性が
よくて大好きのようだ。
夜中に起きて風に当たり、雪の香りを知るという所など、
雪国の人ならばそういうのに敏感なのかな。
深夜の親子でのやりとりはなかなかムードが有って良かった。

■ローリーは一人、実家へ。

雪で道が大変なために行けないとするローレライ。
見たところ大して雪は降っていなかったけど、口実っぽい感じ
はするな。
ローリーは一人、母親の部屋を調べる中で、その中から1983年
にクリストファーと一緒に撮った写真を見つけて懐の中に
しまう。

またコックのフローレンスが雪で来られないということで、
ローリーが冷凍ピザを暖めて三人で食べる事になる。
エミリーは当初ジャンクフードなので否定的だったけど、パル
メザンチーズを塗りかけた事で、気に入った様子。
ピザはカーニバルか刑務所で食べるものだとするエミリーの
感覚も凄いね。

■ルークは何故そんなに協調性がない?

街の行事に対して、やたらと食いかかる彼の姿が有った。
確かに馬鹿げたパフォーマンスにも思える部分はあるけど、
そこまで否定する必要も無いのではないかという気がする。

■エロール・フリン、ルシンダ・レスタ

エミリーとチャールズが昔互いの事をそのように見ていた
みたい。昔の俳優さんの様で、エロールはフェンシングと
ヒゲの姿が印象的な人みたいだね。

■ローレライはレーンをぞんざいに扱う?

ローレライは普段はレーンに悩みを語るのに、いざレーンが
悩んでいる時には確かに話を聞いてない。
今はディーンと熱い関係なので、恋人と親友との間で時間が
無いのも分かるけど、ちょっぴり可愛そうだよね。

■ローレライとマックスの出会い

とても象徴的な出会い方をしていたね。
タイミングよくローリーが実家に帰っていないということで、
二人でデート。
映画を見て、最終的には家に連れて行く事になるが、家に
入れるべきかどうかで苦悩する姿が有った。それだけ家に対して
ローレライは、ローリーとの家という思いが強いみたいだね。

■切ないルーク

マックスとローレライがデートしている姿を見てしまったルーク。
ルークの気持ちはローレライに有りそうなのでなんとなく複雑な感じ。
ローレライにしてみれば、いつも立ち寄る店の主人なので、恋愛で
こじれれば店に来られなくなる事を心配して、最初から恋愛対象に
は入れていないみたいだけどね。