ギルモア・ガールズ
Gilmore Girls (2000年から2007年)

監督:メル・エフロス、ジェンジー・コーハン
製作総指揮/企画:エイミー・シャーマン=パラディーノ
主題歌:キャロル・キング

http://www.lala.tv/programs/gilmore/index.html





第14話 ヒヨコ騒動 That Damn Donna Reed

脚本/Daniel Palladino、Amy Sherman 監督/Michael Katleman
--------------------------------------------------------
ローレライとローリーが二人でテレビの「うちのママは世界一」
(原題:The Donna Reed Show)
を見ていると、ピザとサラダを持
ったディーンがやってくる。二人で何を見ているのか?と尋ね
ると、50年代の母親像の象徴的なドナ・リードが出演している
コメディショウを見ているのだという。笑顔とハイヒールが
トレードマークで、スプレーで髪の毛をガチガチにした女性が
主人公で、完璧な主婦像を演じているのだという。しかし現在の
女性の価値観には合わないとして、女性二人は、クスリを飲ま
された女性が台本通りの役を演じており、男性の脚本家が書い
た幻想的なドラマだと揶揄する。ディーンは、妻が家族のため
に食事を作っているのがそんなに悪いとは思わないとするが、
他人の為に人生を犠牲にする女性像に対して、二人の女性は
真っ向から反発する。

ローリーはルークの店で食事をしながら母に相談する。
脳は傷つくものなのか?という事。昨日勉強をしていたら、頭蓋
骨辺りでブチっと変な音が聞こえたのだという。検査した方が
良いか?とするが、ローレライは心配がないと語る。
そんな中、ローレライはルークの店がとても古ぼけているのが
気になり、そろそろ
ペンキでも塗って改装したらどうか?と問う。
ルークはそれを否定。その会話を聞いていたテイラーは、
自分たち
町の美化委員のものたちも何度ねルークには、この店が
町の景観を損ねている事を指摘しているが、頑固で耳を貸そう
としていないという。美観の乱れは秩序が崩れて不良達が多発
するのだという。
ローレライは何故ペンキを塗るのが嫌なのか?と尋ねると、
昼間は仕事で夜に塗るのは面倒だという事だった。ローレライ
は私がペンキ塗りを手伝うので塗ろうと告げると、手伝って
くれるのならばやっても良いと応える。それを聞いたテイラー
は驚きのあまり、他の美化委員に知らせてくると告げ店を出て
行く。

ローリーとローレライは週末、実家へディナーにいく。
ワインを出されたローレライは、まるでイタリア人の足の臭いが
するとしてワインを否定するが、ボルドーはフランス産だと
告げる。
ローリーは話題を変えようとして、今年は
マーサズビンヤード
の別荘には行かないのか?とリチャードに尋ねると、エミリー
が予約をし忘れたせいで、今年は行けなくなったという。エミ
リーはだからあの土地を買っておくべきだったのだと夫に愚痴
る。今年はパリにでも行ったらどうか?というローレライに
対して、欧州は秋に行くものだとし、春に行っても何が有るのか?
と問う。それにファーストクラスで二度も行く事になると負担も
大きくなるという。ローレライは、ビジネスもエコノミー席
でも良いじゃないかとするが・・・

朝、ローレライは娘の制服のボタンをつけていると、そこに
バベットがやってくる。モーリーがニューヨークの
ビレッジバ
ンガード
で今夜演奏することになったので、新しく迎えた
ネコの
アプリコットを預かって欲しいというもの。ウチの家で
一晩を過ごして欲しいとすると、ローリーは二つ返事で承諾
する。ローレライは即答するなんて、私と離れて寝るのがそんな
に良いのか?とし、これで離れて寝るのは2回目だという。
ポールマッカートニーリンダが離れて寝たのは僅か11回だけ
だと言われていると指摘する。ローリーは大学に行ったらずっと
離ればなれになるんだと告げると、私も一緒について行くと
語る母親。

学校から帰ってバスから降りてくるローリーの前にディーンが
やってくる。ローリーは課題として出されたヒヨコの観察のた
め学校から支給されたヒヨコを持って帰る。ローリーは今夜
バベット家の留守番を頼まれたので一緒に過ごさないか?と
ディーンに語るとokを出す。これからコーヒーを飲みに行かな
いかと誘うも、ディーンは木曜日は4時からバイトがあるのだ
という。虐げられた主婦が夫の買い物に来るから早くに行かねば
ならないんだと告げると、昨夜のテレビの件でいい争いになった
事への当てつけなのかとして、ローリーはディーンに失望
する。

--------------------------------------------------------

■主婦に求めるもの

男性と女性が家庭に於ける主婦の考え方の違いが今回面白く
描かれた。
女性から見ると完璧な女性とは名ばかりで実際には、家族の為
に自分を犠牲にする人間だと見ている様子。
男性は逆に主婦には自分の仕事をサポートして家庭の世話を
して欲しいと考える様で、やはり見方によっては男性の影の
サポート役という事になってしまう。

■ルークの店をペンキで塗る

テイラーたちは美観を損ねるとして何とか改装して欲しいと
思っている様子。今まで何度も交渉するもルークは話を聞かな
かったけれど、ローレライの影響力が今回思いっきり現れた
感じ。

ただルークも父親と過ごしたこの場所を愛していて、父の名残
の有るこの場所を少しでも当時のまま残して起きたいという
思いがあるようだね。

■バベット家はモーリーの演奏会で留守に・・

ローリーがこの件で乗り気だったのは、ディーンと過ごすため
だったのか。これまでは健全なローリーとディーンの関係だけ
ど、母親としては二人っきりにさせることには反対ではないの
かな。名目的には娘を信じているのだろうけど、いつ体の関係
になってもおかしくない様な感じがする。

■ヒヨコとネコとコウモリと・・・

ヒヨコがギルモア家から脱走。ローレライはすぐにルークに
電話して捕まえに来てもらうことに。
その行為はスーキーによれば、下着を着けていないと言って
いるような行為だという。自分もジャクソンとの関係を持った
時にはコウモリの話で釣ったようだ。

ルークもローレライのそんな態度にどういう意図が有るのか
図りかねていた様子。

最後はネコが逃げてしまったけど、どうやらピアノの中に
入り込んでいたとのこと。

因みにローリーを連れてきたヒヨコをローレライは、ステラ
と名付けていた、1951年の映画「欲望という名の電車」(原題:
A Streetcar Named Desire)
のキム・ハンター演じる役から
つけた様だ。


■ディーンとルーク、ゴミ出して鉢合わせ

なんかこのシチュエーション気まずかったな。
互いに意中の相手と二人きりの部屋で何をしていたんだ?と
突っ込みどころだった。

しかしまさかローリーがドナ・リードナイトを演出するとは
思わなかった。50年代風の母親像も可愛らしいものがあった。
是非ローレライは写真を撮っておくべきだったぞ。

■ローレライの元夫、で流浪の父親クリストファーの登場

コネチカットに住む友人の元を尋ねる序でに寄ってみたと
の事。インディアン・モトサイクルのバイクに載って登場
したクリストファー。私の理想だとローレライは語っていた
けどやはり性格的にはクリストファーと合うところがある
のかな。何で二人は別れてしまったのかその辺が気になる。

最後にテイラーが柱の陰で二人のやりとりを見ていたところが
爆笑ものだったぞ。

■両親は別荘の話

友人が亡くなってそこの別荘を借りることにしたのかな。
悪趣味だとしていたけど、まぁそんなものなのかな。

ローレライ・ギルモア (Lauren Graham) シングルマザー、ホテル支配人
ローリー・ギルモア (Alexis Bledel) 娘、スターズ・ホロー高校
スーキー St.ジェームズ (Melissa McCarthy) ローレライの親友、シェフ
レーン・キム (Keiko Agena) ローリーの親友
ルーク・デーンス (Scott Patterson) カフェのオーナー
マイケル・ジェラード (Yanic Truesdale) コック
エミリー・ギルモア (Kelly Bishop) ローレライの母
リチャード・ギルモア (Edward Herrmann) ローレライの父、保険会社
パトリシア・ラコスタ (Liz Torres) ダンスの先生"ミス・パティ"

パリス・ゲラー (Liza Weil) 生徒、成績優秀、ライバル視
トリスティン・ダグレイ (Chad Michael Murray) 生徒
モーリー・デル (Ted Rooney) 隣人・長身・ピアノ弾き
バベット・デル (Sally Struthers) 隣人
マデリン・リン (Shelly Cole) 生徒、ルイーズ友人・赤毛
ルイーズ・グラント (Teal Redmann) 生徒、マデリン友人・金髪
ジャクソン・ベルビル (Jackson Douglas) 果物販売、ヒゲ
ドレラ (Alex Borstein) ハープ演奏者

Mrs.キム (Emily Kuroda) アンティーク店、レーンの母
ハンリン・チャールストン (Dakin Matthews) チルトン、校長
マックス・メディーナ (Scott Cohen) 教師
ディーン・フォレスター (Jared Padalecki) ローレライに恋心
テイラー・ドーズ (Michael Winters) 市長

カーク・グリーソン (Sean Gunn) 市民、美化委員
クリストファー・ハイデン (David Sutcliffe) ローリーの父
グラント (Grant Lee Phillips) ギター弾き
アンドリュー (Mike Gandolfi)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system