ギルモア・ガールズ Gilmore Girls (2000年から2007年) 監督：メル・エフロス、ジェンジー・コーハン 製作総指揮/企画：エイミー・シャーマン＝パラディーノ 主題歌：キャロル・キング http://www.lala.tv/programs/gilmore/index.html

第17話 失恋の忘れ方 The Breakup: Part 2

脚本／Amy Sherman 監督／Nick Marck
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ディーンと付き合って三ヶ月目の記念日に衝撃的な別れを告げ
られたローリー。ローリーは帰宅してその事を母親・ローレラ
イに告げるが、深くは話そうとはせず、ママのミートボールを
車の中に忘れてきたと語り出す。
母は必死になって事情を聞こうとする。ストーカー一歩手前だ
ったディーンが別れを言うなんて変だとし、そもそも別れを
考えている人があんなにロマンチックな夜を演出しようとする
か?と娘を追求する。私は少女探偵シリーズのファンだという
ローレライ。ローリーは部屋に入ると、ディーンとの思い出の
品を全てダンボールに入れて捨てようとする。ディーンに別に
好きな人が出来たのか?それともローリーが望まないのに彼が
何かしようとしたのか?とローレライは話を聞くが全く事情を
語ろうとしない。4歳の時から気に入って持っているニワトリの
人形"コッコ大佐"さえも捨てようとしているローリーに対して
いつかこの件が過去の話となった時に、捨てたことを後悔する
時が来るとし、とりあえず今日はぐっすりと眠るべきだとして
ローリーを落ち着かせる。ローリーはダンボールに入れたもの
を出来るだけ遠くに捨てて来て欲しいと告げると、ローレライ
は海の底に沈めておくとするが、実際にはクローゼットの中に
密かに隠しておくのだった。

翌日の土曜日。
ローリーは朝6時からローレライを起こしに来る。
週末やっておくべきリストを作成して、今日まとめてそれを
片付けようというローリーに対して、今日は休みなのだからもう
少し休もうとローレライは告げる。全く聞く耳を持たないロー
リーは、母親に全てを片付けることが出来たら自分にご褒美を
あげるのだとして、ネイルサロンに行こうという。また
スターズホロー小学校の演劇部で「バージニア・ウルフなんか
こわくない(原題:Who's Afraind of Virginia Woolf?)」が
上映しているので、アメを持って見に行こうと誘う。
ローレライが無理矢理起きると部屋の模様替えがしてある事に
気がつく。ローリーはリストを作成するが、ローレライはまだ
昨日の件を何も聞いていない事に言及し、貴方のことが心配
だと語る。

失恋したときには泣き崩れて気持ちをはき出すのが良いとし、
こういう時にはピザとアイスクリームを持って悲しい映画を
見まくろうと告げる。特に最初の恋愛は強烈なものがあるので
失恋によって気持ちに蓋を閉めるのはやめるべきだという。
泣ける映画のDVD「ある愛の詩 (Love Story/1970年)」、
「めぐり逢い(An Affair to Remember/1957年)」「イシュター
ル(Ishtar/1987年)」でも見ようと言うが、ローリーは、彼氏が
居ないからといってヒステリーになるような子にはなりたく
ないのだという。私には目指すべき物が有り、ハーバード大学
に入学するために勉強するのも悪くは無いとし、彼氏を持つ
時間などこれからいくらでも有るので泣き崩れるような事は
しないと語る。

朝からルークの店に行こうとする二人。
ローレライは朝6時なのに町の通りには人が沢山する事を知って
驚く。全く"のけぞるね!"と、「フットルース」の映画の中で
ケビンベーコン役のレンが初めて田舎町に来て、ダンスが禁止
だと聞いた時のセリフの物まねをする。
しかしローリーはルークの店には行けないと言い出す。
このまま道を進めばディーンが働いているスーパーの前を
通ることになるという。別の道から遠回りしていこうとするが
別の道から行けばディーンの家の前を通ることになるとしたり
バッタリ会うかも知れない事を指摘するローリー。仕方なく
ローレライは、まるで「G.Iジェーン」になった気分として、
道無き道であるゴミ置き場を通っていくことにする。

店では人が溢れていた。
朝6時からこんなに混雑している事に驚く。
店ではルークではなくレイチェルが働いていた。話を聞くと
彼とは夕べ遅くまで起きていたので、私が無理矢理睡眠薬を
飲ませて遅くまで休んでいてもらっているのだという。

ローリーは客のみんなが私を見ているとして、町中の人が私が
ディーンと別れている事を知っているみたいだと告げる。
ローレライはそんな事は無いとするが、パティはその事実を
知って慰めに来るし、カークもローリーの前でその事を指摘。
ローレライはルークが店に入ってくると、ローリーがディーン
と別れたので、チョコレートたっぷりのパンケーキを作って
くれないか?と頼む。ルークはディーンがローリーを振るなんて
許さないとして、激高する姿が有った。
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■ローリーの失恋

なんだかこれでホントにローリーが失恋したのだろうかという
気がする。
人はこうもあっさりと人との関係を経つ事が出来るのかだろう
か。しかもあれだけ熱烈的だったのに、熱しやすく冷めやすい
若者を象徴しているのか?

■ローリーはなかなか涙しない

別れた瞬間に悲しさが浮かび上がってくる人も居るのだろう
けど、なかなかその事を直視出来ず、別れを実感していない人
などは、徐々に悲しみが表れてくるんだろうな。

■ルークはローリーの為に激怒

この町、ホント他人の恋愛事情に詳しいな。
深夜にディーンと別れたとして戻ってきたローリーだけど、
朝6時には町の色んな人がその事実を知っている。
その中でもルークがディーンに対して敵意を見せるシーンが
微笑ましい。

■恋の行方は?

ローリーの件は失敗に終わったけど、今回はそれぞれの恋愛が
至る所で描かれていた。

何と言ってもルークとレイチェルの関係。
別れたと思っていたマックスとローレライの関係。
ジャクソンとスーキーは順調そのものって感じがする。

マックスとローレライが必死にこの恋愛の流れを食い止めようと
していたけど、結局ちゃぶ台返しとばかりに壁を取っ払って
ベッドイン。もう難しい事を考えるのも辞めたらどうか?と
小一時間。

■チルトン高校

今回のローリーはレーンと一緒にマデリン家のパーティーに
出席する事になる。前回の展開の中でパーティーがある事は
示唆していたけど、まさか参加する流れになるとは思わなかっ
た。

レーンがまさかのヘンリーとの出会いには驚かされたけど、
トリスティンとローリーの関係が近づいたことで、物語として
は本格的にスターズホローの流れから、チルトン高校がメイン
となっていきそう。

一人パリスだけは寂しい立場だね。

■トリスティン振られる

トリスティンの性格も醜悪だったけど、サマーもそれに負けず
劣らずって感じだったな。
ローリーが一人で寂しがるトリスティンに対して、上手いこと
身を寄せることが出来たけど、キスしようとした所で涙する
ローリー。好きでもない相手とキスした事が悪かったのか、
それともキスする事でディーンとの関係を思い出したのか。