ギルモア・ガールズ Gilmore Girls (2000年から2007年) 監督：メル・エフロス、ジェンジー・コーハン 製作総指揮/企画：エイミー・シャーマン＝パラディーノ 主題歌：キャロル・キング http://www.lala.tv/programs/gilmore/index.html

第18話 3人目のローレライ The Third Lorelai

脚本／Amy Sherman 監督／Michael Katleman
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金曜日のファミリーディナーの為に実家に帰るローレライと
ローリー。二人とも静かに一言も話をせずに食事をしている為
エミリーはどうしたのか?と告げると、仕事に学校に生活に
疲れているのだという。エミリーはケネディ家ではあらゆる事
を話題にしていたのだとし、頭では決して負けることのない
ギルモア家でも何か話しをしようという。
そんな中、電話をして居た父・リチャードがやってくる。
電話はロンドンの母・ローレライ1世こと"トリックス"からだと
し、一週間後にここに来る事を語る。ローリーは大喜びするが
エミリーは、義母との関係が上手くいっていなかったので、
不機嫌だった。
前触れもなく来るなんてとエミリーはローレライに愚痴を漏ら
す。義母から贈られたものは全て飾らなければならないのだと
いう。80歳のお婆さんなのだから、贈った物を覚えていない
のではないか?とするが、あの人は置き場所さえも覚えている
と告げる。ローレライはそんなにビクビクすることは無いとし、
ローレライ自身は祖母に対する記憶が殆ど無かった。エミリー
からは12歳の頃に逢っていると指摘される。

ローリーは帰る時にローレライから、曾お婆ちゃんとはどんな
人なのか?と尋ねる。両親が年に一度トリックスに逢いに行く
というくらいで私も良く知らないと語る。ローリーはトリックス
に気に入られるかな?と不安と期待を口にする。

チルトンの歴史の授業ではグループでイギリスの歴史について
演劇を行う事になっていた。パリスはしきり役をして、ローリー
が女王役、トリスティンに国王役をして欲しいという。自分は
裁判長役をするというが、ローリーは先日トリスティンとキス
した事も有って、不自然な態度を取ってしまう。王女役は断る
というと、マデリンが演じる事になる。
月曜日に発表なので、土曜と日曜日にも学校に集まって練習
しようと言われ、生徒達はうんざりする。

授業が終わるとパリスはローリーにトリスティンと何か有った
のか?と尋ねられる。普通女王役を断る人など居るのか?とするが
明確な返答をせず誤魔化す。
ローリーは教室にテキストを忘れてきたとして、取りに行くと
トリスティンが持って来てくれる。ローリーはトリスティンと
気まずい関係になっている事に対して、ちゃんと話し合おうと
告げる。このまま2年以上ギクシャクなままでいるのも嫌だと
告げるとトリスティンも了承する。

一方ローレライはホテルで予約システムを操作していると
システムエラーによって操作出来なくなってしまう。ミシェル
はぶつぶつと文句を言う中、ローレライの元に母から電話が鳴る。
突然"コート掛け"が必要だと要件だけ言われると、ローレライ
はスパイからの電話だとして"魚は夜飛ぶ"とジョークを飛ばす。
エミリーによると5年前のクリスマスにプレゼントしたコート掛
けは、実はチャールズの母から贈られたもので、義母が来米す
るので必要である事を語る。ローレライは他人から贈られた物
をプレゼントするなんて酷いと告げる。

ローリーとトリスティンは、二人で話し合う。
あの夜は互いに振られたせいでキスに意味は無いと語る。
ローリーはキスして涙したのは、決してトリスティンのせいでは
なく、振られたせいで気分がごっちゃになっていた事を語る。
素敵なキスで有った事を語る。トリスティンは暫く女性とは
付き合わないとするが、そんな事本当に出来るのか?とする
ローリーは、ハンニバルレクターみたいな手足を縛っていない
と不可能ではないかと笑う。変な女性に引っかからなければ
付き合っても良いのではないか?とし、たとえばパリスの様な
子と付き合ったらどうか?と語る。彼女は貴方のことが好きなの
だという。ローリーは突然映画「カサブランカ」のリック役の
ハンフリー・ボガートの口まねをして、"ルイス、これが美し
き友情の始まりだな"と告げる。

ローリーとローレライは、実家へ行く為に準備する。
トリックスが既に来ており、ローレライは珍しく早く逢いに
行こうと告げる。ローリーはローレライが何故早く行きたいと
するか意図を知っていた。エミリーがトリックスから虐められる
姿を見て、楽しもうとしていたのである。性悪だとするローリー
は、人の不幸を見て喜ばないでと語る。
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■ギルモア家の原点

まぁギルモア家が曾お婆ちゃんから始まったわけではないのだ
ろうけど、ローレライという名前は曾お婆ちゃんから始まった
のかな。名前の呼び方とか凄く込まれそう。

息子の妻・エミリーに対して相当厳しく接するトリックスの
姿が有るのに、ローレライやローリーにととても優しい。

■ホテルの支配人ではチルトン校の授業料が払えない

それを知ったトリックスは、今回来米した目的を語る。
信託財産の分与に於いて、ローリーに一部25万ドルを相続させる
というもの。しかも今すぐにお金を使えるようにするためにの
措置を取るとするが・・・懸念する人物は2名居る。

■金は人を変える

学費の件が片付けば、ローレライにとっては楽な生活には鳴る
だろう。しかし実際にはローリーが金を得ることで、自由を
手にしてしまい、ローレライの事を必要としなくなってしまう
のではないか?というもの。

エミリーの指摘は、ローレライの不安を煽るには十分な物が有り
実際には、自分がローレライから必要とされなくなる事を懸念
している意味合いも有るようだ。

■血の繋がりはないが、エミリーとトリックスは似てる

子供に対して厳しく接する姿。
なんでそんなに細かいんだって感じだけど、先日の「デスパレ
ートな妻たち」でも、リネットの母の旦那は、口うるさすぎて
家族に疎まれ疎遠になっている姿が有ったよね。

子供のために指摘しているのに、排除されてしまうというのは
ちょっと可愛そうだな。

■チルトン校での顛末

パリスはトリスティンとデート。
ファッションセンスが皆無なパリスはローリーに相談。
母親の派手な服を貸すことで、上手くトリスティンとの夜を
過ごしたようだ。ただトリスティン側は完全に恋人と言うよりも
友達関係だという認識しかないようで、辛い結末が待っている。

■施し・哀れみはうけない!

ローリーとパリスの喧嘩。
とはいえローリーは喧嘩するのではなく、パリスの不満を一心に
うけていただけ。余計なことをしてしまうのが友達としての
役割だと思うけど、今回は失敗だった様子。
トリスティンには好きな子が居るとの事だけど、明らかにローリ
ー。二人が結ばれたらパリスはまたローリーに対して嫌みな
攻撃を与えそう。でもパリスが仲間たちからの絶大な信用を
得ているわけではないので、パリスとローリーが喧嘩しても
そう立場が悪くなりそうもないかも。

■ウサギの肉はロンドンに限る

グレン・クローズの映画「危険な情事」のワンシーンを思い出
した人も多そう。
このドラマ、映画の引用がとても多いので、見ていて楽しい。

ローリーがトリスティンと入り口のドアで同時に出ようとして
ぶつかるシーンなど、「マルクス兄弟」の映画みたいだと
語っていた。