ギルモア・ガールズ
Gilmore Girls シーズン2 (2000年から2007年)

監督:メル・エフロス、ジェンジー・コーハン
製作総指揮/企画:エイミー・シャーマン=パラディーノ
主題歌:キャロル・キング

http://www.lala.tv/programs/gilmore/index.html





Oct. 9, 2001
第2話 ハーバード危うし! Hammers and Veils

脚本/Amy Sherman 監督/Michael Katleman
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ローレライはリビングでくつろいで居るローリーの前にやって
くると意見を聞かせて欲しいと告げる。ローレライは新聞紙で
作った
ウェディングドレスのベールを被っており、長さを決めて
いるのだという。ダイアナ妃のような長いベールでも良いの
かもしれない事を口にすると、ローリーは専門店で試着したら
どうか?と告げる。しかしローレライはこういうドレスを見ると
社交界デビューの時の悪夢が蘇るのでなかなか足を運べないの
だという。昨日
メリーミミの店に行ってきたが、ドレスを作る
には相当前から準備している人が殆どで、今からだと出来合いの
ものしか無いのだという。時代錯誤のドレスを着て笑われるのが
オチだとすると、ローリーはこれから完璧なドレスを探しに
行こうと母を誘い、後ろ指さされない為にもねと告げる。

夏休みにも
チルトン校に通う生徒たち。サマースクールが週3日
有るので有る。更に上の
大学を狙うには課外活動をして成績を
あげねば
ならず、パリス、ルイーズ、マデリンは、掲示板で
募集している課外活動の情報を捜していた。パリスは幼い時から
計画通りに課外活動をしているのだという。ルイーズはグレース
妃も大学には行かなかったので私も大学に行くのはよそうかと
呟く中、ローリーもやってくる。
パリスはトリスティンとローリーが親しくしていたとして、二人
が付き合っているのだと疑い無視していた。マデリンはローリー
に明日
大工のボランティアの仕事があることを告げると、パリス
はローリー向きの仕事じゃないとしてボランティアに来るのを
止めようとする。何故止めるのか?と尋ねるローリーは、
トリスティンの件でもパリスの勘違いだとして、勘違いしたまま
一生プリプリしているつもりなのか?と問う。私たちに
「テルマ&ルイーズ」的関係が有ると思ったら間違いだと告げる
パリスは、私がそのボランティアに参加するのだという。

そんな中、ローリーの前にヘンリーが現れる。
ヘンリーは数学の成績が芳しくない事を告げる中、レーンの様子
をローリーから尋ねる。レーンに電話したが彼女の母が出たの
だとし、なんだか怒っていたので電話出来ないのだという。
ローリーはいつもあの調子だと語ると、私から伝言を伝えよう
か?と語る。ヘンリーは感謝し、自分の電話番号を彼女に渡して
欲しいと頼む。

帰宅したローリーはローレライから、ボランティアの件で
からかわれる。切れた電球も取り替えないものぐさなローリー
が他人の家を作るボランティアに参加するのか?と。足手まとい
になるのではないかと問われるが、あくまで大工が家を建てる
ので私は手伝うだけだと語る。

ローリーとローレライは実家へ。
ローリーは母にいつ祖母・エミリーに結婚の報告をするのか?と
問う。三ヶ月後には結婚式が有るので、今日のディナーの際に
話した方が良いと告げる。来週までに言わなければ私から話して
しまうというローリー。
そんな中、玄関のドアを叩くとエミリーが憮然として応対に出て
くるのを目にする。いつもの調子かと思ったが・・・

エミリーはリチャードが食卓に来る前に早くも食事にしようと
言い始める。ローレライが声を掛けるが、エミリーは素っ気なく
無視する。
リチャードはローリーを呼ぶと二人きりで話したいと告げ、
外で先日ディーンとの関係を頭ごなしに否定したことを謝罪する。
ローリーは電話でも何度も謝罪してくれたのでもう気にしていない
とすると、リチャードはローリーとの喧嘩は初めてだったが、
もう二度と喧嘩はしたくないという。ローリーも同調すると、
仲直りだとしてハグする。リチャードが済まなそうにしている
のを見て、ローリーは
"元気だせ、二等兵!"と肩を叩く。

ローレライは母の様子がおかしいことに気がつく。
何を話しても素っ気ない様子のエミリー。ローレライは思い切って
マックスにプロポーズされた事を告げ、その返事にイエスだと
答えた事を語る。するとエミリーは結婚式の日に用事がなければ
良いけど・・・と告げ、いけなくてもプレゼントは贈ると語る。

ローレライは娘の結婚に全く喜びを見せない母の態度にショック
を受ける。ローリーはそんな母と共にルークの店に行き、
食事を取ろうとする。ちゃんと報告したのに何が不満なのかという
ローレライに対して、お婆ちゃんも後で悪い事をしたと反省して
電話してくるかもしれないと語る。
ローリーはルークに対して、母を元気づけて欲しいと告げる。
ローレライは幸せにあるのだから母の許可なんて必要無いと
言い聞かせていた。するとルークは結婚なんて家族を滅茶苦茶
にするものだとして、突然愚痴のように語り始める。結婚式を
入念に計画しても、式は大惨事になる事は必至だと告げる。

翌朝、8時30分。
ローリーは課外活動に行く予定だったが寝坊する。
ローレライからフワフワ付きの金槌を手渡される中、レーンが
やってきて、韓国に帰省する間私物を預かっていて欲しいと
ダンボールを沢山持ってくる。レーンは救出キットを作ったと
して、親戚の電話番号、韓国の地図、今の写真と半年後を想定と
した写真、アメリカ領事館の担当者の名前、韓国語の英語表記
などを用意し何か有れば捜索届を出して欲しいと頼む。
ローレライの婚約サプライズパーティー後に出発するとの事。
帰国したらアメリカンガール、釜山に消えるを書くとの事だった。

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■ローレライ周りの話

結婚が三ヶ月後に決まる中で、母親にも報告に行くが、母から
は社交辞令も一切無く、憮然とした態度を見せられて、ローレ
ライとしてかなりご不満な様子。まるで日本車を買うと言って
聞き流されたみたいだと告げていた。
エミリーにはエミリーの言い分もあるんだけどね。
ローレライがそんなエミリーに文句を言いに行った際に、
ママは何故そんなにメイドを変えるのかとして、ママのことが
分からないとしていた。その際、メイドもママの元から逃げて
人民を虐げているような土地に戻っていくと語る辺りが笑えた。
前回アンドレアというメイドだったけど、今回はマリーナと
呼んでいたし、確かにメイドチェンジが激しいのかも。

他人から娘の結婚を聞かされる母親の気持ちと同じようなもの
だと嫌みを言われ、ローレライはスーキーが悪気無しに
サプライズパーティーの件で電話し、ローレライが結婚する事を
話していた事が原因だったという事を知る。

ローレライにしてみれば、母親からのトラウマで、いつも嫌みを
言われるのが怖かったのだとし、その心情を吐露していたけど
そんな悪循環の原因の一部は自分にもあると認めて、和解する
ことを告げていた。

最後にエミリーとは分かり逢えていた様で良かったと思う。

ウェディングネタだったので、今回キーワードにダイアナ妃とか
グレース妃とか、エリザベス・テイラーなどの名前が引用され
ていた。

マックスが2ヶ月間トロント大学に教えに行くとして、その期間
で心が離れなければ良いけど・・・と語っていたけど、寧ろ
ギルモア家の母子の争いを見て身を引かなければ良いけどね。

■ローリー周りの話

ハーバードを目指すパリスが10歳の時から計画的に課外活動を
している事を知り、そんな彼女からハーバードを受験する人の
成績がどれも優秀なのは当たり前であり、そんな状況の中で合否を
左右するのは課外授業だと言われる。それも一理ありだと考えた
ローリーはその日から焦りだして、突然課外授業に参加しよう
とするも、自分にはスキルが無いとして母親に憤怒する。
また遊んでいる暇など無いとして、ディーンとのデートもブッチ
した事で、彼とは喧嘩。映画「バーバレラ」を見に行こうとか
言っていたな。昔テレビで放送していたのを見たけど、凄く変な
ドラマだったという印象しかない。

ママとローリー家を建てるとかアボットとコステロ的だとか
表現の仕方も笑えるものが有ったのは、やはり母親譲りなのかも。
母に幼い時にキャンプに連れて行ってくれていればスキルが
身についたのだとする際には、ローレライから何故あなたを
宣教師にしなかったのか過去を探ろうと言われ、笑えるところが
有った。

パーティーの席でローリーは拡声器を持って現場を取り仕切る
カークとの絡みがあったけど、見晴台の言い合いの歳に、ローリー
の口からツーバイフォーの強度について説かれる所が面白かった。

■レーン、韓国の釜山へ

レーンの親戚は釜山にいるようだ。
果たしてレーンはアメリカに戻ってくる事が出来るのか。
北朝鮮に行く訳じゃ有るまいしと思うけど、レーンの母は、
それくらい厳格な人だよな。秋までに戻ってこないとローレライ
の母の結婚式には出られない。レーンは母親から冬服を持たされ
たみたいな事を言っていたので、本当に戻れるのか気になる。

レーンがサプライズパーティーのDJをしていた。
フランク・シナトラメドレーを流していたとのこと。

■サプライズパーティー

街ぐるみで盛大過ぎるな。
一体誰が金を出しているんだって感じ。
アメリカのパーティーってやたらと開かれるけど、金を出す人
は大変だな。

そんなサプライズパーティーに出てこない人の存在が今回
引き立つものが有った。
エミリーを筆頭にミシェルも出ないし、ルークも最後まで出席
するのを渋っていた。ローレライとしてはルークにこそ祝って
欲しいとしていたね。ルークがドレスを着た少女たちの隣に
座る所が滑稽だった。


■使用された曲

・Grant Lee Phillipsの"Spring Released"
・Captain & Tennilleの"Love Will Keep Us Together"
・The Chiffonsの"One Fine Day"
・Dean Martinの"Until The Real Thing Comes Along"
・Sam Phillipsの"Love Is Everywhere I Go"



■検索用キーワード


ローレライ・ギルモア (Lauren Graham) シングルマザー、ホテル支配人
ローリー・ギルモア (Alexis Bledel) 娘、チルトン高校へ
スーキー St.ジェームズ (Melissa McCarthy) ローレライの親友、シェフ
レーン・キム (Keiko Agena) ローリーの親友、スターズホロー校
ルーク・デーンス (Scott Patterson) カフェのオーナー
マイケル・ジェラード (Yanic Truesdale) コック、フランス系
エミリー・ギルモア (Kelly Bishop) ローレライの母
リチャード・ギルモア (Edward Herrmann) ローレライの父、保険会社
パトリシア・ラコスタ (Liz Torres) ダンスの先生"ミス・パティ"

パリス・ゲラー (Liza Weil) 生徒、成績優秀、ライバル視
トリスティン・ダグレイ (Chad Michael Murray) 生徒
モーリー・デル (Ted Rooney) 隣人・長身・ピアノ弾き
バベット・デル (Sally Struthers) 隣人
マデリン・リン (Shelly Cole) 生徒、ルイーズ友人・赤毛
ルイーズ・グラント (Teal Redmann) 生徒、マデリン友人・金髪
ジャクソン・ベルビル (Jackson Douglas) 果物販売、ヒゲ
ドレラ (Alex Borstein) ハープ演奏者

Mrs.キム (Emily Kuroda) アンティーク店、レーンの母
ハンリン・チャールストン (Dakin Matthews) チルトン、校長
マックス・メディーナ (Scott Cohen) 教師
ディーン・フォレスター (Jared Padalecki) ローレライに恋心
テイラー・ドーズ (Michael Winters) 果物店
カーク・グリーソン (Sean Gunn) 市民、美化委員
ブッツィ (Brian Tarantina) 本屋

トム (Biff Yeager)
ヘンリー・チョウ (Eddie Shin) レーンを好き、チルトン校生徒

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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