ギルモア・ガールズ Gilmore Girls シーズン2 (2000年から2007年) 監督：メル・エフロス、ジェンジー・コーハン 製作総指揮/企画：エイミー・シャーマン＝パラディーノ 主題歌：キャロル・キング http://www.lala.tv/programs/gilmore/index.html

Oct. 16, 2001
第3話 結婚式に赤信号 Red Light on the Wedding Night

脚本／Daniel Palladino 監督／Gail Mancuso
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ローレライとローリーはウェディングケーキの試食の為に、
112年も店を続けているというフランの店に行く。
ローレライがあまりに美味しそうにケーキを食べるのを見た
娘のローリーは、ウチが火事になった際にケーキか私を助けな
ければならないとしたらどっちを助ける気か?と問う。ローレライ
は自力では逃げる事の出来ないケーキを助けると。
店主のフランから112年も守り続けている店なのでケーキが美味
しいのは当然だとすると、ローレライはアナタはどう見ても106歳
くらいにしか見えないと皮肉る。結婚式はいつなのかと問われ、
半月後だと語り、ケーキが絞りきれない事を語る。ケーキが
一生を決めるとし、夫婦を繋ぎ接着剤のような役目を果たすので
決まるまで食べ続けなさいと言われる。
ローリーはここでは注文しないのに試食するなんて倫理に反しない
か?とするが、ローレライに説得されると、倫理は所詮主観的な
ものねと告げる。
ローリーは結婚式の招待状のサンプルを作ったとして、母にプリ
ントアウトしたものを見せる。後はその中に記載する詩を印刷
するだけだとして、幾つかのサンプルの詩を読み上げる。
シンクレア・ルイス、バイロン、そしてムッソリーニの詩を読む
と、"我々は自由を葬り去った"とするムッソリーニの詩に決める。

結婚式での写真の事を頼むためにカークに話す。
カークはアマチュアながらも写真の腕は確かなモノが有った。
最新式のNIKONのカメラを所持していると語ると、マックスは
彼以上にカメラに精通していた。時給150ドルで写真を撮って
もらう事で商談成立する。マックスはそろそろ3時10分なので
行くという。二週間後にはここで住む事になるし、ここが居場所
になるのだから一時の別れだと告げるが、ローレライは離れがたい
事を口にする。明日家のペンキを業社に頼んで塗るのであれば
ペンキ臭くなるハズで、お試しだと思って明日の夜はウチに泊まり
に来たらどうか?と告げる。

ディーンはローリーは今夜のデートについて話し合っていた。
映画を見るという話になり、モンティパイソンの「ホーリーグレ
イル」(Monty Python and the Holy Grail/1974)でも見るか、
または「ライフ・オブ・ブライアン」(Monty Python's Life
of Brian/1979)でも見るか?と話し合う。ローリーは明日の晩、
マックスが初めて泊まりに来るので母たちがダブルデートをしな
いかと誘われているという。ディーンは6日は僕たちに取って
大切な日だとするが、ローリーは24日が私たちの出会いではない
のか?と問う。
6日は二人がヨリを戻した日だと言われる。大人とのデートに
気乗りしない感じのディーンだが、何か食べにいくだけだから
と言ってディーンを説得する。

自宅ではマックスがローレライたちの為に料理(ガーリックブレッ
ドなど)を作る。ローレライには包丁を握らないでくれとして
マックスは語る。ローリーが帰宅すると家でこんなに良いにおいが
するのは初めてだという。
食事した後、三人でソファーに座り映画「明日の壁をぶち破れ」
(原題:Billy Jack/1971)を見る。ローリーとローレライは何度
もこの映画を見ている様で、映画のセリフは完璧に覚えている
し、映画を見ているのだが映画にツッコミを入れて居るのか
分からない状況だった。そこに電話が鳴ると、ローレライたち
は電話機に一番近い人が電話に出るのがこの家のルールだとして
マックスに電話に出てもらう。
マックスは疲れてソファーに寝てしまった為に、映画鑑賞会も
お開きになる。

ローレライは隣のベッドにマックスが居る光景がどうしても
違和感が有った。マックスが寝た事を確認すると、娘のローリー
のベッドに潜り込むローレライ。部屋に男性が居る光景が
あまりに不自然だという彼女。ローリーは慣れれば大丈夫だと
告げ、かつて髪の毛をグリーンのメッシュにした時の事を
思い出せという。ローレライは彼と一緒になる事でローリーに
どんな影響を与えるのか考えていなかった事を告げ、男子禁制
の家に男性が来るのだという。しかしそれでも死ぬ訳ではない
というローリーは、まさか巨大蟻に襲われる訳でも無いでしょ
と告げる。ローレライはローリーはこれからは家を裸で歩き回れ
なくなるわよと語ると、私はそんな事はしたことがないと否定する。
ローレライに対して今幸せでしょ?と確認すると、それならば
きっと慣れれば大丈夫だと語る。ローリーは母に大きいんだから
自分のベッドで寝なさい!と語る。

翌朝ルークの店に来たテイラーが随分と上機嫌な事に気になって
いた。ローリーたち三人が店にやってくる。ローレライは
これからマックスが来るのでルークにお手柔らかに頼むと告げる。
今彼は新聞を買いに行っている事を告げ、いつも彼は三つの新聞
(ハートフォード新聞、N.Yタイムズ、ウォールストリートジャー
ナル)を読むのだという。同じ事が書いてあるのに三紙も読むな
んて資源の無駄だとルークは吐き捨てる。
そんな中マックスが来店する。ルークは現在ブルーベリーパンケ
ーキが有る事を告げると、ギルモアガールズたちはすぐにそれを
食べたがるがマックスは慎重にメニューを選んでいた。二人も
マックスがメニューを決めるまで注文を控える姿が有った。

そんな中、店の外で工事の男が何かをしている事に気がつく。
テイラーによると、コネチカットの工事スタッフが押しボタン式
の信号機を設置に来てくれたのだとし、この街初めての信号だ
という。ルークは激怒し中止にしろと叫ぶ。しかしテイラーは
スターズホロー憲章によれば、街の人の安全を守るためには
市民に説明無く独断で決定することが出来るのだという。
ルークは10年間この街で自動車事故なんて起きていないだろう
とし無駄な事だとして、テイラーを非難する。
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■ローレライ周りの話

いよいよ結婚式まで一週間に迫った。
今回のドラマの冒頭では式までは半月だとしていたけど、
それが一週間になり、男女別れて独身最後のパーティーである
バチュラーパーティーを開く事になる。
ゲイのショーパブでハメを外す事になるけど、女性陣の方は
可愛いもので、その上ミシェルとエミリーが来たのでハメを
外そうにも外せなかった感じ。
しかしローレライの心の中では、このままマックスと結婚を
しても良いのかどうか、心の中で芽生えていった感じ。
特に結婚にはあんまり実感が無いのか、ローリーに対する教育
に関しての見解の違いだったり、合い鍵の件でもローレライは
未だに彼に渡せずにいた。マックスは自分の事を家に入れたく
ないのではないか?と疑っていたが、どうやらその疑念は当たって
いる感じ。

中途半端な気持ちのままで居る際に、母親から結婚式の一週間前
には緊張して食事が喉を通らなかったと聞いたり、毎晩ドレス
に身を包んで鏡の自分と向き合っていた事を聞かされる。
ローレライがした事と言えば、元夫のクリストファーに電話
する事だった。そこで話をしていると、ローレライはマックスと
は趣味が合わない事を感じたのだろうか?


■ローリー周りの話

ローリーとしては母が当然マックスと結婚するという前提で動いて
いる感じ。ローレライは女性の園に男性が入る事に違和感を
覚えていたけど、ローリーは寧ろ現実的だった。

相変わらずローリーが大人になり、ローレライが子供の立場に
なって説得するというシチュエーションが楽しい。

ダブルデートの際に、ディーンはマックスに対して、ギルモア家
の特別なルールというものを教え込んでいた感じ。

1) 最後のパルメザンチーズに手を出すな
2) 夜遅いとカリカリしているので議論はしないこと
3) ギルモア家の小芝居には必ず付き合う事
4) ローリーは子犬を見ると飼いたがるので近づけないこと
5) もし二人がマトモとは思えない事をしても理由がいるということ
。


■その他

今回は何と言ってもルークがカリカリしていた。
カリカリしているのはいつものことだけどね。
信号機は確かに必要なのかという議論があるにせよ、最長老の
歩行者の速度に合わせたというテイラーは意外と気が聞く。

ルークはローレライとマックスの為にユダヤ式の結婚式で
使用される天蓋をプレゼント。ただその天蓋の下にいるのが
ローレライとルークの光景だったので、やっぱりこの二人が
結ばれる事を示唆しているのか。

またルークが信号機を非難していたけど、そんなに怒ること?
って感じもするが、確かに政治に関わっている人は何かにつけて
公共物を作りたがるよな。

そういえばルークがマックスたちが朝食を食べに来た際に
ブルーペリーパンケーキが有ると語っていた。前日に見た
「リベンジ」の中でも偶然なのかどうか分からないけど、
ジャックがアマンダの為にブルーペリーパンケーキを出して居た。
アメリカではよく食べられるものなのかな。

■バチュラーパーティー

最近では男性だけでなく女性もバチュラーパーティーを行う
事はドラマの中でも良く描かれている。
最近見たドラマでは、「CHUCK/チャック」のシーズン2で、
デボンがハメを外して女性と仲良くしたことでエミリーを
怒らせてしまうという粗相が有ったけど、この日はある意味では
無礼講ではないのか?

珍しいのはゲイの集まるクラブにミシェルとローレライの母・
エミリーが来た事。エミリーは自分の結婚式の時の事を話題に
出して居た。

■マックスはどんな人?

不安になったローレライが元夫に電話した際に、元夫はマックス
とは逢った事もないのに音楽の趣味を言い当てていた。
それだけローレライの事を知っているというところなのだろうか。
クリストファーの言う凄い音楽家とは、U2のボノ、ブライアン・
フェリー、昔のトム・ウェイツだという。マックスは、話題のサ
ントラ盤を聞いて、ビートルズにボブ・ディランに50年代オムニバス
にアラニス・モリセットにデイヴ・マシューズ、ブエナ・ビスタ・ソ
シアル・クラブ、エンヤか?と指摘していた。

ルークは結婚する事で人の成長はそれぞれに差が有るのに
それを犠牲にするような事を口にしていたが、オノ・ヨーコと
ジョン・レノンの事を引き合いに出して、年を重ねるほどに
心が近づくケースも有るのだと語る。そういう人に出会えること
はラッキーな事だということ。

■ローレライ、旅に出る

ディーンはマックスにアドバイスする際にギルモアガールズの
行動には意味が無さそうで理由がある事だと語っていた。
旅立ってしまったことで果たして婚約は破棄してしまうのだろうか?

■使用された曲

・Judy Garlandの"Get Happy"
・Spandau Balletの"True"
・Culture Clubの"Church Of The Poison Mind"

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