ギルモア・ガールズ Gilmore Girls シーズン2 (2000年から2007年) 監督：メル・エフロス、ジェンジー・コーハン 製作総指揮/企画：エイミー・シャーマン＝パラディーノ 主題歌：キャロル・キング http://www.lala.tv/programs/gilmore/index.html

Oct. 30, 2001
第5話 「スカした」甥っ子 Nick & Nora/Sid & Nancy

脚本／Amy Sherman 監督／Michael Katleman
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ローリーの新学期初日。
ルークの店でいつものように朝食を食べるローレライに対して
新学期なので早く学校に行きたいと訴える。
そこにレーンがやってくると、ローリーに対してチルトン高校
の近くにCDショップがあることを発見したので是非これから
話すCDが有れば買ってきて欲しいと頼む。全て60年代の古い
曲だった。ルークの店にはテイラーのボーイスカントの子供
たちがやってくる。ローレライは急いでドーナツを購入したい
のにルークが電話中なので勝手に商品を袋に詰めて持って行こう
とすると、ルールを破る人には友達が居なくなるぞとテイラー
は子供達に教える。そんな中ルークは妹の身勝手な電話に
電話口で激怒する姿が有った。

ローレライは昼間、ルークが大量の買い物をしている姿を見て
荷物持ちを手伝う。甘いシリアルを買っているのを見て一体
何が有ったのかと尋ねると、俺の甥が住む事になったのだと
いう。妹のリズから忙しいから息子・ジェスの面倒が見られない
ので送って寄越すというのである。妹は高校を卒業すると同時
に店もこの街も捨てて出て行き、ファーストフードで知り合った
男性と恋に落ち、二年前に妹を捨てて行方不明になったのだと
いう。息子が荒れてしまっているので問題を起こす前に
環境を変えたいとし、更生させたいのだと言っているという。
アホなやつから遠ざければ良いだけだとし、もう17歳なので
それ程手がかからないだろうという。ローレライはどんな人物な
のか予め聞いておく必要があるのではないかとし、例えば
映画「ショーシャンクの空に」を見たかetc..。リズは宛になら
ないヤツで、母を早くに亡くして父と俺は店の事で手一杯で
妹はやりたい放題だったのだという。
ルークがジェスのベッドに空気を入れるのを見て、膨らませる
のならばダッチワイフにしてあげてという。ローレライは
自分が子育ての経験上、子供の面倒は大変なのだと語る。
もしも助けが居る時には声を掛けてとルークに語る。

ローリーは学校に行くと相変わらずパリスはローリーを無視
していた。ローリーはそれを見てパリスに対して、これから一
緒に学校新聞も作っていくことになるし、教室も一緒なのだか
ら建設的な関係になろうという。決して友達になりたいとか
ではなく、これは人生だと思うべきだという。人生には嫌い
だけど共存していかねばならない事があるのだと告げると、
パリスはローリーの真意を測りかねる。私が編集長なので
辛い仕事をさせられると思っているのでしょうとするが、
そういう力は良い新聞を作る為に力を注ごうと提案する。
パリスはそれを受け入れ、今日4時から新聞部会議である事を
告げる。

バス停でルークは甥のジェスを待つ。
いざジェスが降りてくるが無愛想な若者だった。ルークは
扱いづらさを感じつつも、お前のお爺ちゃんの店だとして
店を案内し、部屋に連れて行く。しかし無愛想なジェスは
話が終わると荷物を置いて外に出て行ってしまう。

ローリーが新聞部の会合に出る。
すると既に会議は終わろうとしていた。教師によると、3時15分
から開始されると話しておいたのだという。パリスは既に
記事の割り振りは終わっており、ローリーには駐車場の舗装工事
を取材してきてくれという。ローリーはパリスに対して、
例えあんたがくだらない記事を与え続けても私は新聞部を辞めな
いと語り、成績には絶対に新聞部で活動した事を記載させると
語る。
帰りにローリーはマックス先生と廊下ですれ違うと気まずさの
あまりローリーは何は言わず立ち去ってしまう。それを見ていた
パリスは・・・
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■ローレライ周りの話

今回はスターズホローにやってきたルークの甥であるジェス
に手を焼くことになる。
ローレライとしては親切心で声をかけるも、素行の悪さと
ねじ曲がっている性格を知って憤りを感じるもの。
ローレライがジェスとの会話を通して、憎たらしい彼にパイを
投げたいとしていた事も分かるような腹立たしさが有ったね。
そしてその性格はデーンズ家遺伝のものなの?って感じで、
確かにルークと似ている所があって、捻くれているな。

因みにジェスを演じているのは「HEROES」の主人公、ピーター・
ペトレリ役のMilo Ventimiglia。

■ローリー周りの話

ジェスの一番の良き理解者になりそうなのがローリー。
やはり世代が近い相手には心を許すものなのかな。
ローリーにはディーンが居るのでこのままだと衝突すること
は必死だけどね。

学校周りのエピソードでは相変わらずパリスからの虐めの
構図が有った。虐めというよりも意地悪という段階だけど、
その意地悪さを全て受け止め、相手が思っている以上の事を
こなすことでローリーの大きさというものを改めて実感していく。

パリスがローリーの母・ローレライとメディーナ先生が婚約破棄
に終わったのを知って意地悪してくる辺りは、ある意味
イジメにしてはカワイイモノが有るのかも。
近年のドラマのイジメはかなりエグいものが有るし、女性同士
ドロドロ感もハンパじゃないからね。

■その他

・ルークとジェス

あのルークがよくジェスに対して怒らずに接しているなと思ったけど
最終的には相当激怒し、池の中に突き落とす姿が有った。
ジェスとして見れば父親に捨てられたことが精神的に辛い状況
なのだろうか。
ルークとしては子育てに関して、相当ナメていた感じだけど、
流石にルークとしてもジェスは家族だけど自分の子ではないし、
17歳の子をいきなり任されても困ると思うんだけどね。
リズの身勝手さが全て。ただルークも母親を早くに失って、父と共に
忙しく生活してきたのでそれなりにジェスの気持ちにも理解出来ると
思うんだけどね。

・フランクリン

チルトン校の新聞部の名前なのかな。
NYタイムズ誌に何人言ったとか色々とパリスが、この新聞部の権威
の事を話していた。マデリンはゴシップ好きなので、誌面のゴシップ蘭を
担当させて欲しいとするけど、果たしてそんな記事が掲載されるように
なるのかな。

・ローレライ家のパーティー

ジェスを招いてのパーティーだったけど、主役は全くパーティーに興味が
無い。ただジェスは町の住民たちがファミリー感溢れているのを見て
何か感じたのか。
ジェスは馬鹿っぽい役所かと思ったけど、ローリーと同様に文学には
それなりに精通しているという役柄なのかな。ローリーから拝借した本
に関して、わざわざ解説して返すというのだから、凄い。
ローリーは彼に対してドジャーと呼び「オリバーツイスト」から引用した様だ。
因みにドジャーはオリバーツイストでは、スリの少年のことだ。

・それぞれの夢

メディーナ先生とのインタビューで夢について尋ねるシーンが有った。
メディーナ先生はサーカスのピエロになるのが夢だったという。
逆にローリーはピエロとぶつかって手にしていた綿飴を落としたエピソード
を披露。ローレライがピエロから弁償させたとのこと。

・ローレライとルークの喧嘩

ルークの店で毎朝のデニッシュとコーヒーを飲みたいけど、喧嘩した為に
飲めないローレライ。ローリーにテイクアウトして来てもらおうとするが、
ルークはそれを認めず。近くに歩いて来た少年にテイクアウトを頼む所など
笑える所。互いに素直じゃないね。

■使用された曲

・Elvis Costelloの"This Is Hell"
・Ashの"Girl From Mars"

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