ギルモア・ガールズ Gilmore Girls シーズン2 (2000年から2007年) 監督：メル・エフロス、ジェンジー・コーハン 製作総指揮/企画：エイミー・シャーマン＝パラディーノ 主題歌：キャロル・キング http://www.lala.tv/programs/gilmore/index.html

Nov. 6, 2001
第6話 ローリーの社交界デビュー Presenting Lorelai Gilmore

脚本／Sheila R. Lawrence 監督／Chris Long
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ローレライとローリーはいつものように実家でのディナーの為
に尋ねると祖父母が大喧嘩しているのを耳にする。
ローレライは黙ってその様子を聞いていると、エイミーが副会長
を努めるチャリティーパーティーにリチャードが勝手に欠席の
手紙を送ったりパーティー自体に興味を示さないことにエイミー
が激怒している様子。しかしリチャードにも言い分はあり、
仕事の方が大事なんだとして一切考えを曲げようとはしなかった。
その様子を見ているローリーは帰った方が良くないか?とするが
ローレライはポップコーンを食べながら眺めていたいと告げ、
私たちは無実の目撃者なのだから気にするなという。
ようやく祖父母がローレライたちの元にやってくると、ローレ
ライは二人に対してブロードウェイデビューすべきだとして
面白い物が見れたと皮肉を語る。

翌日ローリーはルークの店で母と朝食を食べながら、課題で
仕上げたレポートについて話し合っていた。ローレライはよく
書けているとするが、ローリーは母親が身内に甘い評価をして
いるのではないかと疑い、その教育方針は不味いという。
間違ったプライドを持ったまま育って、現実の社会に出た時に
現実は甘くないことを知らされるのだという。
忙しそうにしているルークを見て声を掛けると、手伝いのジェス
が来ないのだという。ようやく現れたかと思えば、ジェスは
メタリカの派手なTシャツを着てくると、ルークは激怒して
着替えてこいと告げる。

エイミーは社交界の友人たちと話し合っていた。
話題の中心はシェーファー家で起きたトルーリーの離婚話だ
った。夫にユージーンという26歳の愛人が出来てその女性には
既に2歳の子供が居るのだという。シェーファー家のパーティー
では夫婦喧嘩になって修羅場だったことを聞く。エイミーは
最近その手のパーティーに出られず、夫の仕事が忙しいことを
告げ落ち込む。そんな中、ローリーがリチャードから本を借りる
為にエイミーの元を尋ねると、話題の中心はローリーになり、
婦人会主催のパーティーが来週有るのでローリーを社交界デビュー
させたらどうかという。今デビューさせればローリーは一番の
注目を浴びることは違いないと言われる。

帰宅したローリーは母・ローレライに社交界にデビューする
ことになった事を話す。もしかしてエイミーのテラスに足を
踏み入れたのではないか?とすると頷く。ローレライは私が
断ってあげるとして電話しようとするが、ローリーはお婆ちゃん
にとって大事なことならばやってあげたいという。やらない
と返事した時のお婆ちゃんの落ち込みようを見たら断れない
と。しかしローレライは社交界なんて品評会に出される羊と
同じようなものだとするが、ローリーは約束したので出ると
断言する。ローレライは私が逃げ出してきた事なのにローリー
がデビューすることになるなんて変な感じだとするが、やると
決めたのならば協力すると語る。しかしローリーは社交界には
父親がエスコート役を引き受けることになっているとし、その
相手をどうすべきかと問う。ローレライは元夫・クリストファー
に電話するとし彼に電話すると、現在ボストンで仕事をしている
事を聞き、ローリーの社交界デビューの場に行く事を約束する
のだった。
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■ローレライ周りの話

今回は久しぶりにローレライの元夫・クリストファーが登場。
高校時代から付き合っていたというだけあってローレライとの
息はピッタリ。
社交ダンスも上手でローリーの手本になっていたし、社交界に
参加すると良い男っぷりにクリストファーもまた注目されて
いた。
そんな中で、ローレライの両親が喧嘩していることに懸念する。
当初は大したことはないと思っていたが、いつまでも喧嘩して
いる姿を見て、その原因を突き詰めていくと、リチャードが
仕事で顧客を失い、自分たちが作り上げた会社のシステムに
於いて、今度は自分が会社からはじき出されそうなことを口に
する。毎日規則正しい生活をするリチャードにとっては仕事が
命であり、社交界での付き合いが全てのエイミーと対立して
いる事が判明する。
ローレライは本来自分がやるべき事だった社交界デビューに
対してその役目をローリーに任せる事への違和感と同時に
母親に対して済まない気持ちも浮かび上がってきたようだ。

■ローリー周りの話

久しぶりに父・クリストファーと再会。
とても嬉しそうな姿が有ったけど、再会時にはオックスフォード
コンパクト英語大辞典という分厚い辞書をもらって更に大喜び
している姿が有った。

ローリーとしては祖母の喜ぶ顔を見たくて(実際には悲しむ顔
を見たくなくて・・かな)、社交界デビュー。
ただ話に聞くと5人に4人はエスコート役の男性と結ばれると
していることから、今後ともディーンとは長い付き合いに
なるのか。
階段から下りてくる2分間で社会的ステータスが決まるとして
いたけど、誰もそこまで評価していない感じもする。

ローリーはディーンも巻き込んでしまった。
一ヶ月ロボットコンテストの番組を一緒に見るから付き合ってとの
こと。ディーンはニール・ヤングを崇拝している感じだったな。

社交界デビューの女性達の扇のダンスがあまりに滑稽だった。
ホントにこんなデビューに価値があるのかって感じがするし、
アメリカもイギリスナイズドされすぎている感じがする。

■その他

・ルークとジェス

ジェスの子育てには相変わらず手を焼いているルーク。
ジェスが主にルークの気に入らない服装を着て店に立つのを
見て癇癪を起こすというもの。
人は外見ではないみたいなテーマ性が一部含まれていたので
ジェスの服装にもそれが該当しそうだけど、メタリカTシャツ
はともかく、ルークスタイルの格好をして店に出てくる辺り
の皮肉さ加減は笑えたかも。

・クリストファー

ボストンに住んでいて、現在ハイテク企業が手を広げすぎた
事業を縮小させる為のコンサルタントをしているようだ。
ボストンと言えば現在タイムリーなことに、ボストンマラソン
でのテロ事件が発生したばかり。ローレライたちが住むスター
ズホローからはそう遠くはないみたい。
クリストファーにはシェリーという相手が出来たようで、
結婚を前提に同棲生活をしている様だ。お酒の名前をした女性
なんかに・・・とローレライはご立腹だけど、彼がセダン型・
ボルボ車に乗り、背広を着て規則正しい生活をしていることに
ローレライとしてもちょっぴり妬いているところがあるのかも。
クリストファーはローレライが親元から離れて自由にしている
事に嫉妬しているかもしれない事を口にしていたけど、
ローレライには出来なかったクリストファーの更生をシェリー
が行っている訳だからね。

・祖父母のケンカ

冒頭からネタとして離婚の話で盛り上がっていたので、
この二人もそういう方向性を持ってしまうのではないかと
思いちょっぴり心配する物が有った。
リチャードくらいの年齢ならばそろそろ引退してもいい気が
するけどね。パーティーの席で、随分リチャードは人前ははばからず
に大きな声でヘソを曲げている姿が有ったな。


■使用された曲

・Rammsteinの"Du Hast"
・Frank Sinatraの"The Way You Look Tonight"
・Maurice Chevalierの"Thank Heaven For Little Girls"
・Grant Lee Buffaloの"Jubilee"