ギルモア・ガールズ Gilmore Girls シーズン2 (2000年から2007年) 監督：メル・エフロス、ジェンジー・コーハン 製作総指揮/企画：エイミー・シャーマン＝パラディーノ 主題歌：キャロル・キング http://www.lala.tv/programs/gilmore/index.html

Nov. 13, 2001
第7話 この母あって この娘あり Like Mother, Like Daughter

脚本／Joan Binder Weiss 監督／Dennis Erdman
--------------------------------------------------------
ルークの店が朝から繁盛していた。
ローレライたちは今のウチ悪い評判でも流して客を減らすかと
呟く中、ルークが店の女性客に妙に優しく振る舞う姿に違和感
を覚えていく。いつもはぶっきらぼうなのになぜあんなに愛想
よく接しているのか。
ローリーはローレライに、車の座席の下にCDが落ちていた事を
指摘し、ベイシティローラーズを聴いていた事を知られたくな
いのか?と探りを入れる。するとあのCDはバリー・マニローの
CDであり小さい時に人気でCMソング集なのだという。ローリー
なんて二年間、ブライアン・アダムスのポスターを貼っていた
でしょと言うと、二人は音楽センスの違いでいつもの口論と
なる。
そういえばルークはレイチェルと別れて以降、誰かと付き合い
は有るのか?という話題になり、仕事だけの生活をしているので
出会いなんてなかなか恵まれないのではないかとするが、
ローレライは彼にも裏の生活が有るかもしれない事を呟く。
ローリーは誰にだって運命の出会いが有るのだという。

車がエンストとして仕事に行けないローレライ。
ローリーはバッテリーの問題ではないのか?と問い、ラジオや
ドアを開けっ放しにすれば一晩でバッテリーは無くなる事を
指摘する。ローレライは該当する事が沢山有りすぎて反論出来ず
にいた。ミシェルに電話して迎えに来てもらうという中、
ローレライはローリーがリュックの中に教科書以外にも多数の
書籍を学校に持って行く事に気になる。Edna St Vincent Millay
の伝記やWilliam Cuthbert Faulknerの小説、Gore Vidalなど
多数持って居るのを知る。

ランチの時間、ローリーは音楽を聴きながら小説を見るのを
日課としていた。しかしそんな中、生活指導のバルディリスが
ローリーの元を尋ね、話したい事が有るのでランチの後オフィス
に来て欲しいと言われる。
ローリーはバルディリスの元に尋ねると、チャールトン校長
からもローリーの生活を指摘されていたが、気になるのは学校
での対人関係だという。他の生徒と全く交流が無いのは問題で
有り、対人関係は大事なことだという。大学では孤独な人は
望まれないという。努力して交流するようにして欲しいという。

ローリーは帰宅するとローレライにその事を話す。
するとローレライは娘は普通でありチルトン校の方針の方が
馬鹿げていると非難。しかしローリーは私が変な子なのかも
しれないとし、周りから見れば私はダッフルバックを背負って
いるオタクの一人に見えるのかもという。しかしローレライは
それを否定し立派に育ったとして、言われる筋合いは無いと
いう。ローレライは校長に講義すると言うと、カークに自動車
を直してもらい学校に乗り込む。
校長に会うと私はローリーの事を人に迷惑を掛けない限りは
好きなようにするよう育てたのだと訴える。しかし校長による
と、交友関係が皆無なのは彼女自身が困る事だという。
ローレライの記録を調べたが、まるで娘の教育に参加していない
事を指摘され、保護者と交流するよう告げる。ここに学校を
後援している人たちのリストが有るので、子供のためにも
親が姿勢を示して欲しいと言われる。

ローレライはローリーが帰宅すると校長に会ってきた事を話す。
逆に保護者失格だと言われた事を告げ、親子揃ってダメだと言わ
れたという。しかしローレライはハーバートに行く為には推薦状
が必要であり、それを評価するのはあの人たちなのだという。
そこでローレライも後援会に参加して、保護者との交流を試す
という。

ローリーもランチの際に思い切ってグループの一つに話しかけて
みる。フランシーヌ(フランシー)、アイビー、アジェール、リリ
ー、セリールラナ、エイジア、アナ、レム(レモン)たちのグルー
プだった。ローリーは得意の話術を使ってリーダー格のフランシ
ーから気に入られる。
ランチ後、ローリーはパリスに声を掛けられると、ローリーが
話していたのは、チルトンでもエリートクラブでありソロリティ
の一つ"パフス"のメンバーだという。招待されない限りあの椅子
に座る事は出来ないのにどう近づいたのか?と問われ、私は
散々おべっかを使ったのにまるで声を掛けられないのだという。
ウチは代々パフスのメンバーであり何とか入らなければならない
のだと言うが・・・
--------------------------------------------------------

■ローレライ周りの話

ローリーの為にも保護者会に参加して交流を図ろうとする。
チャールトン校長の妻とエミリーが友人なので、ローリー周り
のネタではエミリーに筒抜け。
後援会ではチャリティのファッションショーをする事になった
為に、ローレライとしては自分がホテルの支配人であることを
利用し、場所と企画を担当。
ミーティングに出席した際のローレライの服のプリントが
"福助太鼓打"と書かれていたのがやたらと目に付いた。
というのもローレライは随分とファッションの事を気にしている
のにこの手のプリント柄にはあんまり気を使っていないのか?

ファッションショーではエミリーと共に赤い服でランウェイ
を歩く。ルークとしてはその姿を見て微笑んでいたし、エミリー
も無理矢理参加させられていたけど、楽しそうだった。
エミリーはローレライに自分が否定していた事を娘のためにして
いるとして皮肉を言われていたけど、確かにその通りなのかも。
保護者の一人・エバがルークに好意を寄せていると知って
ローレライは嫉妬していたのかな。

■ローリー周りの話

暇さえ有れば本を読むのが好きなローリー。
ランチでも一人で音楽を聴きながら自分の世界に入る姿に、
校長や生活指導の女性は相当気に掛けている様子。
余計なお世話にも思えるけど、校長の妻がエミリーと繋がって
居る為にローリーを正しい方向に導きたいと思っているのだろ
うか?

ローリーが偶然に座った場所は、チルトンでも有名な秘密結社
のパフスだった。いわゆるソロリティ。大学のことだけかと思えば
高校にもあるとのこと。大学生のやる事を高校生がマネしたがる
のも分かるけど、アメリカではこの手の繋がりが好きだね。
ソロリティ自体がブランドになっていて、日本でもクラスで
色々と徒党を組んで派閥がわかれるけど、こういう組織の方が
一端仲間になれば良い面があるのかな。

ローリーがローレライよりパフスの朝食会があるみたいな
情報をもたらしたけど、その情報は何処から掴んできたのだろ
うか?当然朝食会ではなく入会の儀式だったけど、ある意味では
他のソロリティの入会儀式よりは健全に思えるものだった。

■その他

・ルークとジェス

ジェスが登場せず。
ルークはローレライに頼まれてランウェイの修理を頼まれていた。
カーラはローレライの車を直していたし、みんな協力して挑む
姿は良い感じだね。

・パリス

ローリーによって念願のパフスに入れてもらう流れを作って
もらった事で、またしてもローリーとの関係は近づいていくこと
になるのだろうか。
ローリーは予めパフスがやってくる事を知っていたので、
可愛いパジャマを着ていたけど、パリスはホントに奇襲に遭った
みたいな所があるんだろうね。

■使用された曲

・The Shinsの"Know Your Onion"
・Cyndi Lauperの"Girls Just Want To Have Fun"
・Komedaの"It's Alright, Baby"