ギルモア・ガールズ Gilmore Girls シーズン2 (2000年から2007年) 監督：メル・エフロス、ジェンジー・コーハン 製作総指揮/企画：エイミー・シャーマン＝パラディーノ 主題歌：キャロル・キング http://www.lala.tv/programs/gilmore/index.html

Nov. 20, 2001
第8話 ドラゴンフライ問題、ジェス問題 The Ins and Outs of Inns

脚本／Daniel Palladino 監督／Michael Katleman
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ローリーとローレライはいつものように実家に食事に行く。
マリセラという新しいシェフが作った珍しい料理を堪能する
二人。そんな中、リチャードが仕事で家を明けていることを
知る。エイミーによるとオハイオ州のマクロンという支社での
トラブル対応の為に行ったというが、ローレライはいつものよ
うに母に毒づき、仕事だとする出張は明くまで名目ではないか
と語る。エイミーによると田舎町なのでまともに食事を取る
場所もなく、コーヒー店で夕食を取ったのだという。帰宅
したら元気づける為にも何かしたいというと、ローレライは
突然エイミーの言動が自分たちに害を及ぼす物でと感じて、
ローリーに"危険・危険"だとつぶやき、「宇宙家族ロビンソン」
ウィル・ロビンソンに交信するような素振りを見せる。
エイミーはリチャードを元気づける為にローリーの肖像画を
書斎に飾ってあげたいのだという。ローレライもかつてそれを
試みたことがあったが、三人の画家は根を上げたのだという。
ローレライはビリー・アイドルバリにクールに睨み付けのだ
という。ローリーはお爺ちゃんが喜ぶためならば喜んでモデル
になると語る。

ローレライはルークの店で、いよいよスーキーと一緒に今の
ホテルから独立して自分たちの店を持つ計画にメドがたった事
を語る。するとルークは親身になって話を聞いてくれて、
会社名はどうするのか?と問われる。ローレライはかつて自分の
家にも名前を付けようとしたがロクな名前を付けられなかった
とし、ジェファーソン大統領のモンティチェロみたいに付けたい
事を語る。
そんな中、ジェスがルークに店の手伝いをさせられており、
ローレライは彼に声をかける。ジェスは午前7:45であることを
告げ、学校に行くか児童相談所に連絡を取るかだとルークに
告げると店の手伝いの任を解く。

ローレライはルークにホテルの場所はレイチェルが写真で撮って
くれた場所だと語るが、ルークと別れた彼女の話をした為に
ローレライは気を使う。しかしローレライは色々とビジネスに
関して慎重な姿勢を見せるが、ルークは例え一人で飛び込んで
失敗しても運命だと思えと告げ、ビジネスのエキスパートの言う
事なんて聞く必要は無いという。

ホテルの職場でもローレライはスーキーやミシェルと共に
ホテルの名前について話し合っていた。スーキーは独立戦争から
名を取るか?と問う。カントリーローズとかホローサイドホテル、
など名前にどうか?と問うと、ミシェルは横やりを入れて、
ホテル金食い虫とか、ル・屋外トイレット、ホテル悲惨一直線
と付けたらどうかと語る。ハイリスクな事なので大抵は二年で
事業はダメになると脅すミシェルに対してスーキーもローレライ
も退屈な事ほど人生の敵はないとして、2年間で失敗したとしても
最高の二年になるハズだと語る。
そんな中、ドラゴンフライの登記簿を見て、所有しているのは
ベイカリー店を営んでいる高齢で人優しいフランだと知る。
ローレライたちは比較的簡単に交渉が進むのではないかと考えて
いた。

スーキーとローレライはベイカリー店にいく。
しかしスーキーは料理の件で遅れてくる。
フランに逢うとローレライは雑談をしながらホテルの件で話そう
とする。ドラゴンフライはフランの両親が経営していたもので、
現在は使用していないので荒れ放題であること。
するとローレライはそのタイミングにあのホテルを買いたいこと
を告げ、スーキーと二人でホテルの経営をしたい事を語る。
しかしフランはあの土地が売れない事を語り、私には姉弟も
子供も居ないので唯一あそこが私の家族なのだとし、ずっと所有
していたいのだという。スーキーたちは遠巻きに亡くなったら
どうするのかを問い、生きているウチに売ってその金で自由に
する方が良いのでは無いか?と問うが、フランは納得しなかった。
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■ローレライ周りの話

いよいよローレライとスーキーが計画していたホテル業の独立の話・
プロジェクトが前に進むかに思われた。土地の所有者のフランが売って
くれなかったことは良いとしても、ローレライたちをこれまで面倒を
見てくれたインディペンデンスインのオーナーが、ローレライが
旅立つならばこのホテルを売りに出すという。
ローリーとローレライは、このホテルで育ったのも同然で、その思い出
の地が無くなることに相当なショックを受けていた。
ナーバスになったローレライとスーキーに当たり散らすという辺りが
痛い展開になった。

今回関わるフランの家に対する拘りがローレライにも伝わったのでは
なかろうか。

■ローリー周りの話

お爺ちゃんの為に一肌脱ぐことになる。
肖像画を描かせていたけど、あのポーズが良いと感じるエイミーの
感覚がわからないって感じだった。ローリーといえばやっぱり読書でも
有るので、読書の絵を描いてもらう。

更にローリーとしてはジェスとの絡みもあり、ジェスがイタズラと称して、
テイラーの店の前に人が死んだようなチョークで書き込みして、
警察官が使用する立ち入り禁止のテープを使ったことで、問題は意外
にも大きくなっていく。
ルークがジェスの事を庇う中で立場が悪くなる姿。
それを知ってローリーがジェスに対して、激しく叱責する姿。
大人から言われたら素直に聴かないだろうけど、ローリーに言われたら
そりゃあ話を聞かざるを得ないよね。あんた「ライ麦畑でつかまえて」の
主人公にでもなったつもりでいるのか?みたいな。

しかしジェスはなんでそんなに街の人たちに困らせる姿が有るのだろう
か。構って欲しいというところなのか?

■その他

・ルーク

今回はジェスのことでタウンミーティングが開かれる事になる。
このミーティングが面白い見世物である事をミアも知っているようで、
ルークはこの場で全面的に非難を受けていた。
みんながジェスに対する文句を語る中で、ローレライがどさくさ紛れに
ラジー賞の脚本を書いたとして、発言している辺りが笑える。

・ミアとエミリー

ミアは子供を抱えてやってきたローレライを雇ったホテルの支配人。
ローレライが来たからこそホテルの仕事が回っていたことを認める。
ミアとしてローレライが独立するならばこのホテルも人の手に渡す
事を考えているようで、エミリーが最後にやってきた歳には、彼女が
このホテルは買い取るのではないかとさえ思う物があったかも。
エミリーにとっては何故追い返してくれなかったのかという無責任な
発言。ミアにとってはローレライたちのような子供が欲しかった為に
彼女を守ってあげたかったという。

関係無いけどミアは随分と昔からこの街に住んでいたようで、ルークが
幼い時のこともよく知っているようだった。
特にネルチャツばかり来ているルークが小さい頃には「スタートレック」
の服を着ていた事実を暴露。
ローレライがルークと逢う際には、"フェイザーガンで後ろから狙わないでよ"
"艦隊の誓いに背く行為だ"として、完全にからかわれていた。


■使用された曲

・Grant Lee Phillipsの"Spring Released"
・Grant Lee Phillipsの"Nothing Is For Sure"