ギルモア・ガールズ
Gilmore Girls シーズン2 (2000年から2007年)

監督:メル・エフロス、ジェンジー・コーハン
製作総指揮/企画:エイミー・シャーマン=パラディーノ
主題歌:キャロル・キング

http://www.lala.tv/programs/gilmore/index.html




Dec. 11, 2001
第10話 雪だるまと馬のソリ The Bracebridge Dinner

脚本/Daniel Palladino 監督/Chris Long
--------------------------------------------------------
街では雪だるまコンテストの為の準備が行われる。
ローリーとローレライも参加するが、ローリーは母が作る雪だ
るまの口が曲がっている事を指摘する。ローレライは色々と
言葉を並べ立てて正当化しようとするが、ローリーはどっち
みちコンテストでは勝てないからどうでも良いという。隣で
作っている雪だるまがプロレベルだったのである。ローレライ
は自己主張のしすぎでああいう人は好きにはなれないという。
きっと誰かが優勝商品をもらう為にプロを雇ったのだとするが
ローリーは、商品は新しく出来た25セント硬貨一式なので
そこまでしないでしょと語る。
ローレライは娘に
冬休みは何をするのか?と問う。すると家で
ダラダラとしている事を告げ、
映画「ゴッドファーザーPART3」
のDVDを見たいという。副音声でコッポラが娘の演技の弁明を
しているのだという。また宿題が有り、パリスが学校新聞で
新学期の第一号には特大号を企画しているので、それを作成
しなければならないと語る。

ミシェルがホテルの客対応で電話している最中にロビーで
掃除をしているルーンの態度が気になりそれを指摘する。
ルーンはローレライに頼まれた美術品・絵画の額縁の埃を
取っていただけだという。あまり触れると
映画「トーマス・
クラウンアフェア」
みたいにセキュリティ警報が鳴るかと
思ったのだという。

一方ローレライはスーキーに対して、ミュージシャンのオーデ
ィションをする事を告げる。シカゴの富豪たちがホテルを貸し
切りにして
"ビクトリア調ディナー"の予約を取った為に、
ホテルは大忙しだったのである。19世紀のディナーをそのまま
再現する企画で、7つのコース料理からなり、スタッフたちに
も当時の服装を着させて、更にしゃべりも当時の口語調の口調
でやりとりするというもの。中心には主賓席を設けて、ブレイ
スブリッジ卿役の人物を座らせて、色々と指示したり、料理の
評判を語るのだという。その役目をジャクソンが担当してくれと
言われ断ろうとするが・・・
客は火曜日に自家用ジェットで来るという。あまりの忙しさで
ローレライもスーキーもおかしくなり、宇宙語を語り始める。

そんな中、ローレライの元に元夫・クリストファーから電話が
鳴る。冬休みにローリーを2、3日こっちにこさせる事は出来ない
かというものだった。シェリーが家を綺麗にしているので何も
心配はないという彼。ローレライは行くかどうかはローリー
次第だとすると、クリストファーは娘に話を聞いて折り返し
ローレライが連絡して欲しいという。

いつもの実家ディナー
食卓ではいつにも珍しく静かな雰囲気だった。
ローレライは父・リチャード母・エイミーに対して、今年の
冬の旅行は何処に行くのか?と問う。昨年の今頃は確かバハマ
にいっていたでしょとするが、エイミーは今年は行かないと
いう。たまには家で過ごすというのも悪くは無いというローリー。
そんな中リチャードは仕事の電話があるとして食卓から席を外す。
ローレライはエイミーに対して、今回の父のご機嫌はいつ直る
のか?と尋ねる。

スーキーはスタッフたちに対して、今回の企画ではウエイター
として接するのではなく、あくまで役になりきって接して欲しい
と語る。特に言葉使いは今の言葉ではなく、昔の言葉を使うよう
語る。
しかしそんな説明をしている際、ローレライの元には客から
雪で足止めになり企画のキャンセルが有った事を報告に来る。

ローレライやスーキーたちはルークの店で折角大量の食材を
用意して衣装なども揃えたのにキャンセルなんてやるせないと
いう。しかしとりあえず既に料金はもらっているので、ホテル
には何一つ損害が無いのが救いだと語る。とりあえず残った
料理をスーキー、ローレライ、ローリーで食べる事になるが
広い部屋に三人だけのシチュエーションはまるで
映画「シャイ
ニング」
のホテルみたいだと告げ、とりわけルーンがジャック・
ニコルソン
だとして笑い合う。ローレライはディナーパーティ
ーの企画をそのまま継続して、私たちが懇親にしている人たち
を招待しないかと告げる。

--------------------------------------------------------

■ローレライ周りの話

今回は元夫のクリストファーからの電話で突然ローリーを
冬休みの間に2、3日引き取らせてくれないかと言われ、
表面的にはローリー次第だと語るも、なかなかその事実を
話せずにいるというエピソード。

リチャードが妻に仕事の引退の事実を話せなかったことと
同様に大切な人を失う事の恐怖心なり、悲しませたくない
とする意図が有ったり、また自分の元から離れて欲しくはない
とするエゴが見え隠れする。

ホテルでは19世紀を題材とした"ビクトリア調ディナー"を
予約した団体客が訪れることになっていたが、雪のために
来られなくなり、折角用意した食材と舞台があるという事で
ローレライの友人関係を招いてパーティーを催すというもの。

取りあえずローレライの両親にとっては良いガス抜きになった
だろうか。

最近見かけなかった町の人たちの姿も久しぶりに見られた
し、クリスマスムードの中、馬が雪車を走らせる中で、
ルークとツーショットでそれを楽しむ光景が有った。
ルークは照れくさそうだったけどね。映画「ベンハー」
マネしてテイラーの雪車を潰そうと語ったり、変な宇宙語を
語ったり馬語を話して、私「Dr.ドリトル先生」みたいと
語る姿が有った。

■ローリー周りの話

いよいよ冬休み期間に入ったようだ。
パリスとの関係は相変わらずだけど、たまたま新聞の事で
やってきたパリスをディナーパーティーに招待する事になる。
時代考証の件で間違いを指摘する辺りは如何にもパリスらし
いところ。招待されてパリスも嬉しそうだった。

また今回はなんと言ってもディーンとジェスの板挟みになる
ところかな。ディーンは妹のクララに奪われてしまった為
にジェスと馬車に乗ることになる。意外にも性格が合う
二人。ディーンがローリーの視線を気にしているところも
有った。ジェスはローリーが好きなため嫉妬している感じ。
一緒に馬車を乗った際にローリーたちの作った雪だるまを
褒めていた。ビョークっぽい感じが良いと言っていたけど、
最後にビョークの曲が流れていた。
ビョークも一時期日本で流行したけど、最近あんまり耳に
し無い気がする。

ブサイクな赤ちゃんのグリーティングカードを酷評して
いたけど、ブサイクだと言った事にちょっぴり後悔して
カルマを高めるために良い事をしようとしていた。

冬休みは映画「ゴッドファーザーPART3」を見ると語って
いたね。

■その他

リチャードの引退

長いこと保険会社に勤めていたリチャード。
仕事人間だったリチャードにとっては休むことも大切だろう
けどただ留まっていられるのかという感じだね。
益々溺愛しているローリーの子育てに関わりたくなるか、
それとも何か趣味を持ったりするのか。
最近ずっと不機嫌だったので、本人が肩の荷が下りたと言って
居る事からも良い決断ではないのかなという感じ。

アボットとコステロね

ジャックとルーンのやりとりを見てローレライがそう表現して
いた。40年代50年代に活躍した二人組のコメディアン。
よくローレライはこの二人組を例えに出すね。


ルークの子育ての秘訣は、罪のない嘘

ジェスの母は冬休みにも息子が戻って欲しくはない様子。
それに感づいたのかジェスは学校でチャック・プレスビーと
殴り合いのケンカ。ディーンが止めに入るも、ディーンまで
殴ろうとする姿。

楽しそうなパーティー

リチャードはプラハ旅行の際に、若者たちがシェールの
ビリーブをうるさく聞いていたので、モーツァルトのプラハ
を近くで口ずさんで追い払ったエピソードを披露。

ブーツィはホテルカリフォルニアを酔っ払って熱唱した様だ。


■使用された曲

・Bjorkの"Human Behaviour"

ローレライ・ギルモア (Lauren Graham) シングルマザー、ホテル支配人
ローリー・ギルモア (Alexis Bledel) 娘、チルトン高校へ
スーキー St.ジェームズ (Melissa McCarthy) ローレライの親友、シェフ
レーン・キム (Keiko Agena) ローリーの親友、スターズホロー校
ルーク・デーンス (Scott Patterson) カフェのオーナー
ミシェル・ジェラード (Yanic Truesdale) コック、フランス系
エミリー・ギルモア (Kelly Bishop) ローレライの母
リチャード・ギルモア (Edward Herrmann) ローレライの父、保険会社
パトリシア・ラコスタ (Liz Torres) ダンスの先生"ミス・パティ"

パリス・ゲラー (Liza Weil) 生徒、成績優秀、ライバル視
モーリー・デル (Ted Rooney) 隣人・長身・ピアノ弾き
バベット・デル (Sally Struthers) 隣人
マデリン・リン (Shelly Cole) 生徒、ルイーズ友人・赤毛
ルイーズ・グラント (Teal Redmann) 生徒、マデリン友人・金髪
ジャクソン・ベルビル (Jackson Douglas) 果物販売、ヒゲ
ドレラ (Alex Borstein) ハープ演奏者

Mrs.キム (Emily Kuroda) アンティーク店、レーンの母
ハンリン・チャールストン (Dakin Matthews) チルトン、校長
マックス・メディーナ (Scott Cohen) 教師
ディーン・フォレスター (Jared Padalecki) ローレライに恋心
テイラー・ドーズ (Michael Winters) 果物店、市政
カーク・グリーソン (Sean Gunn) 市民、美化委員
ブッツィ (Brian Tarantina) 本屋
ジェス・マリアーノ (Milo Ventimiglia) ルークの甥

ヘンリー・チョ (Eddie Shin) レーンの彼、チルトン校
ルーン (Max Perlich) ホテル従業員、ジャクソンの友人
クリストファー・ヘイデン (David Sutcliffe) ローリーの父
クララ・フォレスター (Scout Taylor-Compton) ディーンの妹
--- (Vic Chao) Sous Chef

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system