ギルモア・ガールズ Gilmore Girls シーズン2 (2000年から2007年) 監督：メル・エフロス、ジェンジー・コーハン 製作総指揮/企画：エイミー・シャーマン＝パラディーノ 主題歌：キャロル・キング http://www.lala.tv/programs/gilmore/index.html

 May 21, 2002
第22話 母と娘の急展開 I Can't Get Started

脚本／Amy Sherman、John Stephens 監督／Amy Sherman
--------------------------------------------------------
ローレライとローリー、そしてミシェルは、スーキーが選曲し
た結婚式の入場曲を聴いて決めようとする。
スーキーはElla Fitzgeraldを押すが、ローレライはこの曲は
失恋した女性の曲だとして却下する。他にスーキーが用意した
のは、ヘイジュード(The Beatles)、そよ風のバラード
(Terry Jacks)、ゆりかごの猫(Harry Chapin)だったが、どれ
も入場曲には合わないと告げる。ミシェルは私はこれ以上ここ
に居ても無駄なので抜け出したい事を告げるが、ローレライは
私は結婚式に出席するのだから、当日式を仕切るのはミシェル
であり、全てに関わって欲しい事を告げる。出席者リストの
メンバーに連絡は取れたのかと問うと、40名はこの街の人だが
住所不明の人も多くて連絡が取れない事を告げる。
スーキーは空いている席が2つある事を知って、ローレライたち
に他に呼びたい人は居ないか?と問う。スーキーはローレライ
が良ければエミリーとリチャードを呼びたい事を告げる。
準備の段階で色々とアイディアを出して支援してくれた事を
告げると、ローレライは猛反対だったが、一応聞いてみると
語る。

ローリーとローレライはいつもの食事会の為、実家に行く。
食事が出来るまでの間、ローレライはローリーと雑談。
ローレライは"オイっ"って言葉と"プードル"って言葉は何処か
滑稽である事を告げ、この二つの言葉を組み合わせるとより
キャッチーな決めぜりふになる事を告げる。
"オイっもうプードルだよ"。この言葉をここぞという時に
使えばテレビの流行語などよりも効果的じゃないかと告げる。
エミリーはそんなローレライの馬鹿話に呆れつつ、食事を
しようとしてテーブルにつく。
ローレライはエミリーに対して、スーキーからエミリーと
リチャードにも結婚式に出席して欲しいと言われている事を
語る。私とローリーがブライズメイドをするのでバージンロード
を歩く姿を見られるという。結婚式は何時なのかと問うと
来週の日曜日だという。それを聞いたエミリーは義理の数合
わせで呼んだだけでしょと告げる。ローレライはそれを否定
してスーキーは本気で来て欲しいと思っている事を語る。
それならば招待状は受け取ってきたのか?と問うが・・・

朝、ローリーとディーンはルークの店で朝食を取る。
ローレライはルークと喧嘩している為に、何十分も店に入れず
外をウロウロしていた。ようやく店内に入る決心をする中、
ローリーたちは学校にいくとして、出て行ってしまう。
ローレライは気まずいので私を一人にしないでと止めるが・・

ローレライは思い切ってルークに注目がてら話をする。
軽くドーナッツの話をしつつ、ジェスの件でパニックを起こした
件を謝罪するが、ルークは機械的な対応しか見せなかった。
これからもこんな調子のやりとりが続くのか?と問い、
冷たいミスターフリーズ状態だという。お詫びの手紙を出した
がちゃんと読んでくれたのかと問うが、別に怒っていないと
しもう許しているというルーク。この上私にどうしろという
のかと問い、何時ものルークに戻って欲しいと告げる。

チルトン校では、来年度の生徒会長選挙が行われようとして
いた。立候補するのは三名。パリスもその中の一人だった。
それぞれ生徒の前で演説する中、今週の金曜日に投票が行われる
事になっていた。パリスはスピーチ後にローリーに対して
スピーチはどうだったかと尋ねる。ローリーは生徒会長選挙の
記事を学校新聞で取り上げる担当だったのである。普通に
上手くしゃべれていたと思うというローリー。パリスは相手
の候補者は話の中にシャロン・ストーンの映画「氷の微笑」を
引き合いに出して、不純な主張をしていたと告げる。

パリスの為にマデリンとルイーズが出口調査をしていた。
するとパリスのイメージはアタマが良くて有能だとする人が
9割だった事を告げるが、好感度はまた別だという。パリスの
事をみんな怖い人だと認識していて、ハロウィンの人形
にしたら売れるとまで言われているのだという。好感度が
選挙に影響するというアンケート結果が出ている事を告げると、
パリスは能力とは関係無い好感度が重要なんて馬鹿な話だと
語る。
--------------------------------------------------------

■ローレライ周りの話

親友のスーキーの結婚式の為、奔走する中、クリストファーと
の関係を縮めていく。
彼が恋人・シェリーとの関係がうまくいっていない事を知って
ローレライも、ここはチャンスだと思ったのだろうか。クリス
トファーとしてもローリーたちと一緒に居たいとする気持ちは
とても理解出来るのだけど、一方との関係がうまくいかなかっ
たから今度はやっぱりもう一方の関係を・・・としている感じ
がして、ちょっぴり都合が良すぎるのではないかと思わせる
ものが有ったのも確かだった。

ローレライはエミリーとリチャードを式に招待する。
といってもスーキーの代弁のような形で伝えたものだけど、
エミリーたちはやはり席があまった為の数合わせだと
捉えたようだ。それでもブライズメイド姿の娘や孫の姿を
見られるのだから、どんな屈辱でも耐えられそうだけどね。

そしてなんと言っても相変わらず続いているのはルークとの
不仲な状態だ。
正直、ローレライがルークに対して当時怒鳴った理由も理解
出来るし、この流れはローレライがそこまで罪悪感を持つ
べき案件なのかなという感じもするんだよね。

ローレライの意地悪な一面が至るところで現れて、
ローリーからは地獄の炎に焼かれると言われていたけど、
カークが困っているのを楽しそうにしたり、ジャクソンが
キルトのスカートを履いて式に出なければならないとする
伝統が有る事を知って、色んな皮肉を思い浮かべるという辺り
はローレライらしさという所なのかも。
ミシェルに意地悪するところもまたローレライらしかった。


■ローリー周りの話

今回は色々と複雑な状況が訪れた。
学校周りのエピソードでは、生徒会に副会長として立候補。
パリスによってハーバードに行くための内申書には必要な
ものだと説得されたもので、この辺は如何にもパリスの
口車に乗せられたっぽいところ。
パリスからは、アナタの持つシンデレラみたいに朝、
小鳥に着替えを手伝ってもらっているという無害なイメージが
欲しいのだとして、票集めの為に利用された。
当選してしまうと来年の夏、ワシントンで6週間パリスと過ごさ
ねばならないとのことで、確かに決断としては辛いモノが有る。

なんと言っても今回はジェスが街に戻ってきたことだ。
ディーンとの関係も良好になりつつ有ったのに、またしても
ジェスの存在によってかき乱されることになる。
ローリーの方からキスするとは思わなかったけど、ディーン
とは今後血の雨が降っていきそうだね。
パリスが語っていた彼女の無害なイメージは何処にいったって
感じだ。

■その他

・クリストファーとローレライ

完全にヨリが戻るかと思っていたが、別れること必至だと思っていた
クリストファーとシェリーの間に妊娠していた事実が発覚。
シェリーはその事を知ってイライラしていたのだろうか?
流石にまた同じ事を繰り返すことは出来ないということで、クリストファー
はシェリーの元に戻る事になった。

■使用された曲

・Call Me MadamのYou're Just in Love
・Patsy ClineのWalking After Midnight
・Ella FitzgeraldのI Can't Get Started
・ABBAのMamma Mia