ゴースト〜天国からのささやき (2005) Ghost Whisperer http://www.ntv.co.jp/ghost/

第19話 受け継がれた怒り Fury

監督／Rama Laurie Stagner 脚本／Peter Werner
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ウォルター・メリック判事の功績を称えて、彼の名前が記念碑
に刻まれることになる。その為の式典が開かれる中、彼が
突然倒れてしまう。メリンダはその様子を遠くから見ていた。
判事から命のエネルギーを吸い取ろうとして動き回る霊の存在。
メリンダは最近霊の世界が明らかに変わってきており、このま
までは生きた人を殺すゴーストが出てもおかしくないと思われ
た。
翌日スレード工具店から昨日の霊が飛び出してくるのを目に
する。アイツが全てを奪ったとして、メリックの名前を叫ぶ
ゴースト。力になると近づくがゴーストはメリンダを信用と
せず。仕方なく彼女はスレード工具店の店主・マイクから
話しを聞くことになる。昔この店で店員同士で殺害された事件
が有ったという。インターネットで調べてみると確かにその
記事が掲載されていた。30年前の1975年に起こった事故。
当時新人検事のウォルターがこの事件を不起訴としていた事
が分かる。これは白人と黒人の間で起こった差別が発端となっ
た事件である事も判明する。
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怒りの連鎖を取り除こうとする話だった。
ゴースト本人はともかく、息子・ランドールも怒りに支配され
て生活を台無しにされている。

ウォルターが偏見によって事件を処理したことは明らかな事件。
息子のランドールに接触するもなかなか話しを聞くことが出来
ないが、今回は孫であるジャミールが居たお陰で随分話が
円滑に進んだと思う。
ジャミール役の子、ドラマ「HEROES」のマイカ役の子だね。

ジャミールはゴーストである祖父の霊を見ることが出来た。
彼がゴーストを見ることが出来ると発覚したことで暴れ狂って
いたゴーストも大人しくなる。

メリンダはウォルターに話しを聞くと、最初は覚えていないと
告げる。
証拠を揃えていくと、当時新人だった彼は念入りに調べて
結論を出した案件だという。彼が証言する内容は、真相とは
全く逆でイーライがリンクに殴りかかり、結果的にリンク
が正当防衛で殺してしまったというもの。

しかしイーライに話しを聞くとそれとは全くの逆で、酒に酔っ
ていたリンクが突然殴りかかってきたという。職を失うことを
恐れて反撃しなかったイーライだが結局鉄パイプで殴られ亡く
なってしまった。

ドラマとして上手く作用したのが、4話の中で出てきたナース
の霊が今回借りを返して欲しいとしてメリンダの前に現れた
事。実は彼女がイーライ殺害事件の証言者だった。
当時もウォルターに訴えるも無視され、結局不起訴になった。
その後リンクから金の振り込みがあったという。
それを知ったウォルターがどんな行動に出るのかが見物だった
が、まさか式典のやり直しの場でそれを正直に告白するとは
思わなかった。恥を教訓に誰か一人でも変わってくれたらいい
とする判事のコメントもなかなか出来る事じゃないよね。

そういえばメリンダの事を悪く思う霊が居ることを言っていた
ね。あんまり酷いことにならなければいいけどね。

メリンダ・ゴードン (ジェニファー・ラブ・ヒューイット) 霊能者
ジム・クランシー (デビッド・コンラッド) 救命救急士
アンドレア・モレノ (アイシャ・タイラー) アンティーク店

ウォルター・メリック (Ken Howard) 判事
イーライ・フィッシャー (Giancarlo Esposito) ゴースト
ランドール・フィッシャー (Khalil Kain) 息子
ジャミール・フィッシャー (Noah Gray-Cabey) 孫。ゴースト見える
リンク (Aaron Paul) 大地主の息子
--- (Sarah Hunley) ナース
マイク・スレード (Neal Matarazzo) 息子
クレーヴ・スレード (Joe Howard) 工具店
レイチェル・フィッシャー (Femi Emiola) 母


評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)