ゴースト〜天国からのささやき
Ghost Whisperer シーズン4

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May 15, 2009
第23話 新たな脅威 The Book of Changes

脚本/John Gray
監督/John Gray
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メリンダは雨の日に産気付くとジムの車で急いで病院に行く。
分娩室でなんとか出産するが、
出産したのはなんと人間ではなく
猫だった。
そんな夢で目覚めるメリンダは夢の内容をジムに話す。
主治医に相談してみるか?とするが、今日はウェディングドレス
も届くので試着しなければならないという。ジムには決して
店には来ないでと釘を刺す。

見せに行くとデリアの手伝いでドレスに身を包むメリンダ。
ラテを買いに出ていたネッドはメリンダの姿を見て見とれる。
派手じゃないか?というメリンダにそんな事は無い似合っている
という。
そんな中、突然男性が入ってくる。
自分はゴードン・ブレイディーというもので
ウエディング・
プランナー
だという。夢織り人であり、愛の使者と呼んでくれ
というラテン系のノリを見せる男は、メリンダの母から頼まれた
サプライズだと聞かされる。忘れられない式にしろと言われて
いるとのこと。

イーライはメリンダと逢う約束をしていた為に学校近くのカフェ
にいくと、ゾーイが男性・ジェレミーと居るのを目にしてしま
う。イーライはゾーイの彼氏かと思い動揺し、自分もこれから
ランチデートだと告げる。大勢の女性の中の一人だと見栄を張る
イーライはメリンダと逢うと、自責の念から、シャベルで自分の
頭をかち割りたいと落ち込む。屋台のホットドッグで済ます
ことになる。イーライは一体アイツは何者かとメリンダの前では
感情を露わにする。
最近のゾーイは大学の金策で蔵書のコレクションを売る事にな
って涙していたばかりなのに・・と告げ、それがいきなり
ジョージ・クルーニーばりのイケメンと仲良くランチしている
と憤る。メリンダはイーライの興奮を落ち着かせると、自分が
今朝見た猫の夢の件を相談する。すると
妊婦が見る典型的な
夢なので、心配は無いと言われる。大抵は子犬など爪のある
動物の夢を見るものだという。

そんな中、メリンダはかつて目にしたウォッチャーのカール
目の前にいるのを目にする。
メリンダはカールに話しかけると、カールからは君に知らせたい
事が有るという。
君の未来は"彼女"が握っているとし、生死に関
わること
だという。
メリンダは帰宅するとジムに対してカールの話を告げる。
ジムは心配する事はないとするが、ウォッチャーが反対のこと
を言うはずはないとして、
赤ちゃんに何か有るのではないか
心配する。ウォッチャーが彼女と言った相手が誰なのか。気になる
ならばお腹の中の子が男か女か主治医に聞いて見るか?という
ジムだが、今はとりあえず静観すると告げる。それよりも
母が盛大な式を演出しようとしていることに関して、母は後ろ
めたさから埋め合わせしようとしているのだろうと告げる。
ジムは例え式がどんなもので有っても大事なのは二人だと語る。

メリンダはベッドに行くと女の子の声が聞こえる。
声の方に行ってみると、そこには
顔のない女の子がいて、革の
本を持って居た

その頃イーライは学校の図書室で泥棒と鉢合わせし、泥棒を
取り逃がしてしまう。

学校に泥棒が入った事で警察官はイーライから事情を聞く。
そんな中、資金調達委員長のベッドフォードがイーライとゾーイ
の前に現れる。ゾーイの研究書である
フォンドレイクコレクション
が売られようとしていて、その中の一冊が盗まれたが、特に
価値のある本ではなかったので売却には問題が無いと言われる。
しかしゾーイによるとかなりの価値のある本で悪人の手に渡った
ら不味いことになるという。
イーライはそんなゾーイはディナーに誘い、あくまで友達として
誘うのだと語る。

イーライは図書館に本の泥棒が入った事をメリンダに話すと、
メリンダもまた本を持った女の子の夢を見たという。
顔のない女の子が私に革の本の表紙の古い本を見せた事を告げ、
イーライと逢った後にウォッチャーにも逢ったことを語る。

イーライはゾーイと約束のピザ屋で待つが一向に来る気配が無い
ために彼女の家を訪ねる。ゾーイはドア越しに今はちょっと
混乱しているので帰って欲しいと言われるが、イーライは異変を
感じて裏口から家に入る。すると図書館にいた本の窃盗犯が
倒れて居て、しかもゾーイが階段から足を踏み外して亡くなって
いるのを目にするのだった。

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メリンダは改めてジムとの結婚式を挙げようとする中で、出産
も控えていた。彼女はある朝出産の夢を見た際に、生まれて
来たのが人間ではなくネコだったという事で不安に感じる中で
メリンダの前にウォッチャーが現れ、更には目のない少女の
霊が現れる。果たして何を示唆しているのか。

シーズン4のラストエピソード。
最終シーズン5へのつなぎの話であるという事で、少々歯切れの
悪いエピソードでも有った。

親子関係に悩まされてきたメリンダとしては色々と出産に
関しては心配であろう事が今回のエピソードを通しても感じる
事が出来る。ロイヤル・ペインズ/救命医ハンク セレブ診療
ファイル
に出て来た遺伝病を患う富豪の男性・ボリスがこれ
以上子孫に死の恐怖を味わせない為にも子供を作らないと決意し
ている人物が登場したけど、メリンダ家も代々霊能力が備わって
いることも有って、子供にもその遺伝子が受け継がれるのかとい
う所に興味が集中しているのかも。

正直ウェディングのエピソードの流れはどうでも良い感じで
場違いなプランナーが現れては派手に振る舞っていく姿を見ると
違和感しか感じない。
メリンダの母とは和解はしたけど、そんなに仲がよい関係でも
ないし、メリンダママも派手な式を挙げられる程裕福な家庭
でも無かった気がする。
馬鹿っぽいキャラクターのお陰で、最後に出会いの場で些細な
結婚式が引き立ったと言われればそうだとは思うけどね。

衝撃的なのはイーライが昔付き合っていたとするゾーイが
亡くなってしまう事だけど、殺されたと言うよりも自分で
足を滑らせ階段から落ちてしまったということで、なんとも
締まらないオチだった。

シーズン4では無理矢理ジムを生き返らせて、死者が現世に
残る事への例外が果たして許されるのかという感じばかりが
頭の中にあるので、その問題は結局スルーしていくのだろうか。
人の愛は容姿ではないとする辺りは分かるけど、ご都合ばかり
が描かれた感じがする。

死者たちが訴えようとしていることは果たしてなんなのか。
本が悪い人に渡る事でのリスクというのがイマイチ分からず、
あの本にはデスノートっぽい意味合いがあるのだろうか。

過去の死者の亡くなった日付が書かれていたけど、メリンダ
の関係者だけが記されているというのも何か意味のあること
なのか。そしてシーズン5では、子供が生まれ能力を引き継ぐ
であろう子供が、予告されているメリンダの死から逃れさせる
という流れを作っていくのかな。

今回登場したウォッチャー・カール。
Season 4, Episode 13「湖底の霊たちに出て来た際には
肩透かしに思ったかに思えたけど、再び登場しシーズン5では
何らかの牽引役となっていくようだ。

変遷の書
ジム・クランプ 711 (11月7日に死)
サム・ルーカス 1411 (11月14日に死)
アンドレア・マディノ 2804 (4月28日に死)
イーライ・ジェームズ 310 (10月3日に死)
ゾーイ・ラモス 1505 (5月15日に死)

メリンダ 2509 (9月25日・・・出産予定日)


■使用された曲

・Emilie Moverの"Ordinary Day"
・Jesse Deeの"Yet to Come"
・Alice Peacockの"Lovely"

メリンダ・ゴードン (Jennifer Love Hewitt) 霊能者
ジム・クランシー (David Conrad) 救命救急士
デリア・バンクス (Camryn Manheim) アンティーク店手伝い
ネッド・バンクス (Christoph Sanders) デリアの息子
ティム・フラハーティ (Thomas F. Wilson) ジムの同僚
ガブリエル・ローレンス (Ignacio Serricchio) メリンダ義弟
イーライ・ジェームズ (Jamie Kennedy) ロックランド大・心理学者
サム・ルーカス (Kenneth Mitchell) 交通事故死、ジムが体に乗り移る

ゾーイ・ラモス (Jaclyn DeSantis) 大学教授、ブードゥー教
サム・ブレア (Ion Overman) 刑事

カール (David Clennon) ウォッチャー
ジェレミー・ビショップ (Jason Brooks)
ゴードン・ブラデイ (Graham McTavish)
ジョシュ・ベッドフォード (Bruce Davison)
--- (Wendy Worthington) Nurse
--- (Timothy Lee DePriest) Thief
--- (Alfonso Freeman) Minister
--- (Hailey Sole) Faceless Child
ジョー (Chase Ferguson)
--- (Patrick Weil) Townsman

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