ゴースト〜天国からのささやき
Ghost Whisperer シーズン5

http://www.dlife.jp/lineup/drama/ghostwhisperer_s5/




 

May 21, 2010
第22話 愛されたくて The Children's Parade

脚本/John Gray
監督/John Gray
--------------------------------------------------------
メリンダは幻視がリアルになり徐々に現実との区別が付かなく
なっていた。影が頭の中に入ってくる為のものだった。

そんな中エイデンに危険が迫っている事をカールに言われ、
危険から守るには、霊や影の存在をエイデンに見せないように
するしかない事を言われる


フレッド
ロックウェル病院で掃除していると、突然足音と
子供の話し声が聞こえる。バケツがひっくり返り、ポルター
ガイスト現象が起きているのを知って逃げ出す。

夜中にメリンダはエイデンの話し声が聞こえるのを知って、
心配になり様子を見に行く。するとエイデンはただ本を朗読
していただけだという。エイデンは霊が居ないと知って楽に
なったのだという。
メリンダはジムに対して本当にこれで良かったのかと問うが、
エイデン本人も楽になったと言って居るのだし悪い事ではなか
ったのだと語る。しかし何かスッキリせず欠けている気がする
とメリンダは告げる。

翌朝、エイデンを送る際、エイデンは
将軍の人形が無くなった
としてなかなか学校に行こうとしないのを見て苛立ち、いつも
のメリンダとは違い語気を荒げて告げる。ジムも出かける直後
に排水管が詰まっている事を語ると、メリンダは何か有ると
いつも私に押しつけるとしてジムに突っかかる。機嫌が悪いな
とエイデンとなぐさめあう二人。
デリアは最近景気が上向いたお陰で内覧会の予約が三件入った
として喜ぶ。デリアはメリンダに店の方はどうか?と尋ねるが、
メリンダは素っ気なく知らないと告げ、嫌いなのでもうあの場所
には戻りたくないのだという。メリンダの様子がおかしいこと
に気がつくデリア。

メリンダは病院に勤務するジムの元に行くと八つ当たりした事を
謝罪する。ジムは寧ろいつもが穏やか過ぎるとして語る中、
また病院で霊が出ている事をメリンダに語る。

メリンダは看護師から逃げているピートという少年の霊を
見つける。ピストル・ピートだと呼ばれて居るという彼は、
飲み物を買いに来たのだがお金を忘れたのだと告げる。メリンダ
は飲み物を買ってあげるので病室に戻ってと語り手渡すと
ピートは霊である事を知る。ピートは欺されたとしてメリンダ
の事をあざけり笑う。
アナタは霊なのかとすると、霊はそっち
かも知れないね
と告げる。
メリンダはジムに遭うと、
霊と実物の人間の区別が付かなくな
っている
事を語る。

メリンダはイーライに電話し、霊と生きている人の区別が付か
なくなっていること。そして気分がもやもやしていて困って
いる事を相談する。しかしイーライは歯が痛くて話せない状態
だった。
メリンダはイーライを迎えに行こうとして家から出て行こうと
するとジョージという排水管の詰まりを調べる業社がやってくる。

ジムは病院でスチュアートという患者を診察している際に
足音を聞く。スチュアートもまた同時にその音を聞いており、
自分だけが聞こえるのかと思ったという。
最近毎晩その足音が
聞こえる
のだという。

メリンダはエイデンを迎えに行くと、エイデンは無くしたフィ
ギュアの事を気にする。帰り道にカールがメリンダに話したい
事が有るというが、メリンダはカールを無視していく。
カールはイーライの元を尋ねて、メリンダは何故私の事を
無視しているのか?と問うと、
アナタが霊を見るなとメリンダ
に話した
のだという。
エイデンに霊を見せることは危険だから
だと
。しかしカールはその行為を否定し、私は決してそんな
事は言って居ないという。影が頭に入り込んで操っていたのだ
ろうと告げる。エイデンに霊を見せなくすることがメリンダに
とっては一番マズイ状況なのだと語る。

メリンダはジムの病院へといくと、ポルターガイスト現象で
困っている事を聞かされる。
そんなメリンダの前に義足で覆面を被った沢山の子供達の
霊が現れ行進していくのを目にする。

--------------------------------------------------------

メリンダは幻視と現実の区別が付かなくなるばかりか、
生きている人間なのか死んでいる霊なのかの区別まで付かなく
なる。そんな状況の中で病院で知り合った少年の霊によって
完全にもてあそばれる中で、少しずつメリンダの態度に
変化が見られて影によって乗り移られてしまう。カールが
以前に話していた助言はカール本人には身に覚えがないとして
エイダンの能力こそメリンダを助ける唯一の方法であることを
変遷の書を通して知っていく。

シーズン5のテーマとして存在している影の存在と、今回の少年
の霊の流れを一緒くたに扱ったので、ドラマとしてはやや締ま
りがない感じにも思えた。

病院にはかつて小児病棟が有ったとするネタもまぁ、以前の
エピソードの中でフェアビューの地下全体が町になっている
とする流れの縮小版みたいだし、敵の敵は味方みたいな感じで
何が敵なのかよく分からなくなりそうな流れがある。

今まで決して他人に対して悪態をつくことの無かったメリンダ
が態度を悪くしていくところなどはある意味興味深かったし、
そのメリンダの態度はストレス要因として働いている為のイラ
イラ感なのか、それとも影によって乗り移られているが為の
違和感の有る行動なのか、よく分からない物が有った。

影の存在と共に対比している光の存在というものの正体も
明らかになり、一度は光の先に行った子供たちはまた現世の
霊界に戻ってこられるような裏技が存在しているのねと
思うとちょっぴり都合良く出来ている感じがする。

ただ必要なのは勇気であり、数としては圧倒していること。
エイダンのエピソードでやたらと軍隊ネタで引っ張っていた
流れを、最後になって上手くまとめてきたところは面白く
出来ていたと思う。

影の存在の方がこれまでずっと引っ張ってきて扱いとしては
大きいはずなのに、尺的には最後にささっと関わってきた
感じで、ややあっけなさも感じる最終話だった。

出来ればこれまで助けた霊たちが力を結集してメリンダを
助けるくらいの盛り上がり感が欲しかったな。キャシディなんて
つい数話前に出て来たキャラだしね。
寧ろ数話前に出て来たシーズン1で光の先に送ってしまった事
で取り残されてしまったとする双子の子供の霊のエピソード
の方が内容としては面白かった。

ベッドフォードとか変遷の書があまりに中途半端な存在として
描かれてしまったのが残念。

・キャシディ (Joey King)

Season 5, Episode 16
Season 5, Episode 22


■使用された曲

メリンダ・ゴードン (Jennifer Love Hewitt) 霊能者
ジム・クランシー (David Conrad) 救命救急士->医者
デリア・バンクス (Camryn Manheim) アンティーク店手伝い、不動産
ネッド・バンクス (Christoph Sanders) デリアの息子、大学生
イーライ・ジェームズ (Jamie Kennedy) ロックランド大・心理学者
エイデン・ルーカス (Connor Gibbs) 5歳、メリンダとジムの息子

エーヴリー・グラント (Margaret Cho) 教授
ルイス・サイモン (Jose Zuniga) 刑事
サム・ブレア (Ion Overman) 刑事
カール (David Clennon) ウォッチャー
サム・ルーカス (Kenneth Mitchell) 交通事故死、ジムが体に乗り移る

--- (Jack Donner) Man in Hospital Gown
--- (Zayne Emory) Pig Mask Kid
--- (Freedom) Grandview Citizen
フレッド (Nick Hodaly) 病院の清掃スタッフ
ダレン (Peter Holden) ガソリンスタンド、ピートの里親
スチュアート (Asante Jones) 患者、霊の足音が聞こえる
--- (Armen V. Kevorkian) Dentist
キャシディ (Joey King) 少女、光の存在
--- (Sara Konecky) Pretty Nurse
ジョアン (Rebecca McFarland) 美容院オーナー、子を養子へ
ジャックリーン (Tammy Townsend) 青少年施設
ピート・マーフィー (Billy Unger) 13歳の時、ホジキン病で死
--- (Tai Urban) Devil Mask Child
ジョージ (George Wendt) 霊、排水管技師
--- (Patrick Weil) Doctor

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system