シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ Hannah Montana (シーズン2)

第45話 思い出に寄り道を The Way We Almost Weren't

脚本／Michael Poryes
監督／Roger Christiansen
--------------------------------------------------------
ニューメキシコ州アルバカーキでのライブを終えたマイリーた
ちは、キャンピングカーで移動し、帰宅しようとする。
バスでの移動は振動が激しく、歯磨きするマイリーやゼリーを
食べるジャクソンは難儀を極める。
そんな中、マイリーの携帯にリリーから電話が鳴る。
リリーによると今夜のmaroon 5のコンサートチケットが手に入
ったというのである。マイリーは急いで帰宅するよう告げるが
ロビーは折角来たのだから、歴史的名所に立ち寄っていくと
いうのである。マイリーもジャクソンも猛反対。西部開拓時代
の探検隊がトイレ休憩したような場所に立ち寄って何が楽しい
のか?と。しかしロビーは急いでばかりではなく、たまには
立ち止まる事の必要性を告げる。人生を変えてくれるような
凄いモノが目の前に現れた時に、見逃してしまうかも知れない
んだと告げると、ロビーは父親命令で立ち寄る事を告げる。

しかし立ち寄ろうとするも外は凄い雨が降っていた。
ロビーはダイナーに立ち寄り腹ごしらえすることに。
30分くらい立ち寄るだけだとするが、注文を取りに来るウェイ
トレスは高齢の女性で、マイリーはその姿を見て絶対に無理だ
と嘆く。ロビーは昔ながらのハンバーガーに喜ぶが、マイリー
もジャクソンも早く帰りたくて仕方が無い。ロビーは良い話が
有るとして、20年前に一度ここに来ており、人生が変わった話
をしようとするが、そんな話は聞きたくないとして、マイリー
たちは呆れる。初めてマレッドヘアを見てそれで行こうとでも
思ったのか?と皮肉るマイリーたちは、バスの中へと戻ってしま
う。

一方オリバーはリコから椅子の修理の仕事を受けて、今夜の
コンサートチケット代に当てようとしていた。強力な接着剤
を使って修理する中、リリーがやって来てチケット代を徴収
しようとする。オリバーは思わず接着剤の乾いていない椅子
に座ってしまい、リリーもまた椅子に座り、お尻に椅子が
付着してしまうのだった。

バスで待つマイリーたちは父親がなかなか戻ってこない事に
苛立ち再び呼びに行こうとするが、ドアを開けようとした
瞬間雷と突風によってマイリーは吹き飛ばされる。
気がつくと、なんと彼らは1987年6月2日の世界に来ている事
が判明する。
--------------------------------------------------------

マイリーたちはアルバカーキでのライブの帰りにある田舎の
ダイナーに立ち寄る。ロビーにとって人生を左右する大切な
場所だとするが、マイリーは今夜のコンサートに行くために
一刻も早く帰宅したいと考えるのだが・・・

「バックトゥザフャーチャー」っぽいネタだった。
マイリーたちはロビーの昔話など聞きたくない様子だったが、
実際にはそこでマイリーたちの母・スーザンとロビーが出会った
場所だという事がタイムスリップする中で判明する。

しかし特にマイリーたちが邪魔したわけでもないのに、ロビー
とスーザンは出会う様な素振りもなく、寧ろ逆に出会わない
様な状況を通して、ジャクソンが少しずつ消えていくという
事でコメディとして成立させた話だった。

ウェイトレスのロレッタは、まるで志村けんのコントの一つ
ひとみばあさんみたいな人だった。
マイリーの母親・スーザン役のBrooke Shieldsも二度目の
登場。前回は32話「夢で再会」。
父親と出会うまでの物語という事で、ドラマ「ママと恋に落ち
るまで」みたいな状態になっている。

リリーとオリバーのネタは鉄板。
接着剤の塗った椅子、ペンキを塗った椅子には近づくなという
感じ。38回もリリーはオリバーに大嫌いと語っていたけど、
1回の大好きという言葉はいつか出るのかな。