ハート・オブ・ディキシー ドクターハートの診療日記
Hart of Dixie

Taylor Swift and Nathan Chapman "Love Story"

http://www.dlife.jp/lineup/drama/hartofdixie/




 

Nov. 28, 2011
第9話 ブルーベルの海賊祭 The Pirate & The Practice

監督/Joe Lazarov 脚本/Debra Fordham
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ゾーイは感謝祭の日は母親と共にニューヨークで休暇を過ごす
事になっていた。母に電話して空港まで迎えに来て欲しいこと
を告げる。ゾーイは何と言っても
四半期に於いてブルーベルに
来て初めて30%の患者がゾーイの患者になった
事で契約上では
ブリックに父親の診療所を譲り渡さなくても良くなったので
有る。
ジャンジョルジュで食事して、洗練された都会で優雅な
時が過ごしたい
と熱望していた。
そんな中、ゾーイの部屋の窓から海賊のコスプレをした人たち
の姿が見えて驚く。
ゾーイはラボンの元に行くと、そこにはウェイドが居て、二人
とも海賊の格好をしている事に気がつく。ここに来て猛暑を
乗り越え、青色人間騒動にも関与したが、
今度のイベントには
絶対に乗らない
という。ラボンはこの町にとって大切な伝統
だという。
その昔、この街で感謝祭の準備をしているとハリケーンが起き
て、街の全てを浚っていってしまった事が有ったという。
そして海賊も流れ着いたが、海賊は略奪することなく、苦しむ
ブルーベルの人たちを見て、食料や物資を与えて街の復興を
助けてくれたのだという。なのでこの街では海賊に敬意を払い
七面鳥ではなく、海賊の格好をして
魚のフライを食べる習慣
出来たのだという。
感謝祭ではなく、海賊祭と呼ばれて居る
だと。ゾーイは今まで聞いた話の中でも一番酷い話だという。
魚のフライなんてコレステロールだらけだとして、私は母と
一緒にニューヨークで七面鳥を食べる方が幸せだと語る。
ラボンに対して時間が来たら空港まで車で送って欲しいと頼む。

ゾーイが出て行った後、ラボンはウェイドに対して、新しい
ヒューズボックスを買ってきたので、ゾーイが休暇から戻る
までに取り付けを手伝って欲しいという。しかしウェイドは
車や家の修理は得意だが、電気の配線関係はまるでダメなので
手伝えないと語る。

ジョージはレモンの前に海賊の格好で現れる。
レモンは感謝祭に貴方の両親が来るのでそんな事をしている
暇は無いとして、掃除と買い物をするのだという。先日の
ファンシーズでは大失敗をしており、貴方の母親は私のことを
嫌っているので大変なのだという。ジョージは母は、女性
タレント、女優、春、女子サッカーチームが嫌いなのであまり
気にしないで欲しいとし、僕はありのままの君が好きなのだ
からと語る。

アディはブルックに対して、ゾーイが診療所に来る3割の客を
担当した事を語る。マッケンジー4兄弟がゾーイに見て欲しい
と言ったのだと。今まで私が診てきたのに何でなんだと語ると
そこに、色っぽい格好をしたゾーイが来るのをみて、その原因
が何かを悟る。私は一期守って父の遺産を守ったので、これか
らニューヨークで休暇を楽しむ事を語る。

そんな中ベティ息子・ケイレブを連れてやってくる。
ケイレブは二日前に足が痒いと言っているのだという。
ケイレブに話しかけると僕は
"ヒゲなしのカル"だと語る。

ブリックはレモンを見かけるとコーヒーでも飲まないかと
誘うが、これからジョージの両親が来るのでそれどころではない
という。お前の妹は既に
リッチモンドに非難していることを
告げると、年に2、3度逢う程度なので我慢するしかないという。
それに引き替え、私なんか目障りなゾーイと年中顔を合わせる
のだと語る。彼女は町医者の役割が分かっていないのだとし、
30年間私は市民の健康を守って来たのに、アイツは腰を振るだ
けで患者を取っていくのだと語る。魔法の呪文で吹き飛ばして
挙げたいとレモンは語るが・・・そんな中、ブリックはオリーブ
の姿を見て、有る事を思いつく。

一方ゾーイはブリックの発疹は出ていないし、体の機能も
正常なので何らかの軽いアレルギー症状ではないかという。
抗ヒスタミン剤を処方して置くと語る。

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ブルーベルという閉鎖的な田舎町でようやく診療所の3割の顧
客・収益を確保したゾーイは、感謝祭には母と共にニューヨーク
で祝う計画を立てていた。ブリックはゾーイが色気を使って
若い男性の患者を奪っているとして、非難すると共に奪い返す
為に繋がりを使ってゾーイを蹴落とそうとする。
一方ブルーベルでは感謝祭には普通の感謝祭ではなく、その日
はかつてハリケーンの復興に尽力を注いだとする海賊の逸話
から、海賊祭を行っていた。

アメリカ・南部というと長閑なイメージと共にハリケーンの
存在はどうしても外せないものがある。
そんなハリケーンとこの街の人々の気持ち・心をつなぎ止める
伝説を描くことで、現在もその意識が変わらず残っている事
を端的に示したものだった。

誰もがこの海賊伝説の本来の意味を知っているのか、それとも
生き字引的なブリックを始めとする愛郷心溢れる人にしか伝わ
っていないのか分からないけど、伝説なんて所詮こんなものだ
というものと同時に心地よい伝説であり、良い意味でのサプラ
イズ感を感じるもの。

最近オクラホマで連続してハリケーンが襲ってきたことが
取り上げられているけど、アメリカは毎年何百・何千もの
ハリケーンが発生するということで、特に南部の被害を受ける
地域の人は大変だなと思う。

患者の奪い合いの構図はちょっぴり複雑なものを感じた。
ブリックの閉鎖的感覚は、外部からの人間を寄せ付けない印象
も有るし、逆にゾーイが若さと性を武器にして患者を獲得
しているのではないかとする流れも同時に存在していて、
どちらの言い分も分かる様な感じがする。
同じ日に放送した私はラブ・リーガルs2 #9「若さは女の
武器!?
でも同様に性や年齢のことが描かれているので
妙にオーバーラップしてしまった。

レモンと義父母との対決もまた激しいモノが有る。
ジョージの兄のハリーが州の議員選挙に出馬する為に、弁護士
事務所の空きができたという。モンゴメリーの事務所に週3日
通えば良いと言われることで、事務所を閉鎖して人生を新たに
しようと考えるも、老舗金物店を経営するジェイディの
エピソードと共に、ウソの事実・現実が発覚することで、
改めてこの街に骨を埋めていこうとする気持ちを喚起させる
ものだった。

面白いのは資本主義アメリカで、チェーン店ではなく、老舗の
個人店舗を指示する流れということかな。そうすることで
南部の人たちは結束感を強めてきたのだろうけどね。

ウェイドとゾーイのエピソードはなんか微妙。
まだどうしてもウェイドが良い奴に見えてこないのが要員だけ
ど、意外とシャイで照れ臭い人物なんだろうなと思う部分も
出て来たので、この気持ちが芽生えてくれば良い感じに思えて
くるのかな。
ラボンの使い方もコメディチックだったね。
ラボンがラジオを使ってウェイドを罠にはめるところが
面白く出来ていた。

トムがゾーイに対して、診察させる変わりに一ヶ月デートとか
片乳見せてと提案するも、なんで片乳?って感じで笑えた。


■患者

・ケイレブ (10歳)

足の痒みを訴えてきた患者。
ゾーイは当初、軽いアレルギーだと考えて抗生物質を処方する
が、徐々に痛みを訴え始めて来た為に再度通院。
結果的に潜水を行った事による減圧症・潜水症だった。
高気圧酸素治療で治した。

■メモ

カントリーミュージックデュオのThe JaneDear Girlsの公式サイト

http://www.thejanedeargirls.com/

■使用された曲

・The JaneDear Girlsの"Shotgun Girl"
・The JaneDear Girlsの"Every Day's a Holiday"
・Nikki Laneの"I Can't Be Satisfied"


■検索用キーワード

・サイラス・ラヴィニウス・ジェレミア・ジョーンズ
街の創設者

・義足レース 枝渡りコンテスト

・ファンシーズ

ゾーイ・ハート (Rachel Bilson) 医師
レモン・ブリーランド (Jaime King) ブリックの娘
ラヴォン・ベイズ (Cress Williams) 元NFL選手、ブルーベル町長
ウェイド・キンセラ (Wilson Bethel) バーテンダー"Rammer Jammer"
ローズ・ハッテンバーガー (McKaley Miller) エメラインの姪、blogger
ジョージ・タッカー (Scott Porter) 弁護士、レモンの婚約者
ブリック・ブリーランド (Tim Matheson) 医師

ダッシュ・デウィット (Reginald VelJohnson) 客、ミュージカル好き
--- (Dawn Didawick) Old Lady
--- (Esther Scott) Old Lady
--- (Mary Gross) Old Lady
シェリー・ナグ (Deborah S. Craig) "ラマー・ジャマー"ウェイトレス
トム・ロング (Ross Philips) バーの客
アディ・ピケット (Eisa Davis) 診療所の受付
タンジー・トルイット (Mircea Monroe) ウェイドの妻
ジュドソン・ライオンズ (Wes Brown) 獣医師
アナベス・ナス (Kaitlyn Black) レモンの友人
ビル (John Eric Bentley) 保安官、アディの恋人

ベッキー・ヒルソン (Bridget Flanery) 母親
ケイレブ・ヒルソン (Samuel J. Dixon) 10歳の子、次男
ジェイディ・ヒルソン (Jeff Howard) ネイトの金物店、赤字
クローラ・タッカー (Ilene Graff) ジョージの母
クリケット (Brandi Burkhardt) レモンの友人
--- (Michelle N. Carter) Paramedic
ハロルド・タッカー (Eric Pierpoint) ジョージの父
--- (Gary Sievers) Dancing Pirate
ハリー・タッカー () ジョージの兄、弁護士を辞め州の議員選挙
オリーブ () トミーの妻
トミー () オリーブの夫
ラヴィ・スワン () ジョージの顧客
パーカー・メイソン () ジョージの顧客
ネイト・ヒルソン () ケイレブの兄、スキューバ
グレニーズ叔母さん () ヒルソン家の親戚

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