ミディアム 霊能者アリソン・デュボア
Medium (シーズン1)





第5話 訪れた危機 In Sickness and Adultery

脚本/Glenn Gordon Caron 監督/Aaron Lipstadt
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アリソンはジョーとベッドで関係を持っていた筈だが、突然
ベッドを共にしている男性が別人だと分かる。制服警官姿の
男・
プラスキーで、彼は突然背中に違和感があるとして、銃を
取り出すとこれは私の物ではないという。
アリソンは布団から立ち上がると、なんとそこは
葬式の会場
だった。
そこで電話が鳴ると、ジョーは自分が出るのでアリソンは寝て
いても良いという。
プラスキーはメッセージが有るとして
"オーストラリア"とだけ
語り目の前から居なくなる。

翌朝、子供達の対応に忙しいジョー。
アリソンはジョーに対して誰から電話が有ったのかと尋ねる。
しかしジョーは不自然にその事実を隠そうとする。娘のブリジ
ットは、父は電話で
"オプシー"だと話していたと告げる。
何のことかと思えば、
バイオプシー(生体組織検査)の事だと
判明し、
Dr.ガトフから電話で今日の検査に関して電話が有った
事が判明する。ジョーはただの再検査だとするが、アリソンは
そんな重要なことを黙っていたとして大激怒。どうして隠す
のかと問いつめると、ジョーはパニックになることが分かって
いたからだという。再検査は背中に有るホクロの肥大化の事で
アリソンはそのホクロを見せて貰うとなんとホクロは"オース
トラリア"大陸の形をしていた。アリソンはそれを知り、夢で
見た警察官はこのことを言っていたのかと愕然とする。

そんな中、アリソンはデュボア検事の補佐として法廷に向かう。
裁判は警察官・プラスキー殺害事件の容疑者・
ニコラス・モル
ガンテ
を起訴したものだった。
容疑者側の
弁護士・ラリー・ワットは、モルガンテが被害者と
親友関係にあったことや、
未だに凶器が発見されていない事から
無罪を主張する。アリソンはデュボアに耳打ちすると、凶器は
被害者の棺の中に入っている事を語る。デュボアは既に埋めら
れた棺を掘り起こすにはそれ相応の理由が必要だとして頭を
抱えるが、取りあえず休廷を願い出ると、その対策を取ろうと
する。デュボアは令状を申請すると言うが・・・

アリソンは先日出会った霊能者の
キャサリンに会いに行くと、
自分の身に起きている事を相談する。他人の事は見えるのに
自分の家庭の事情のことは夢に見ることがないと不満を吐露。
そこでキャサリンに夫のことを見て欲しいと頼む。キャサリン
は将来に関わる話について自分なりの見解を述べ、一番正しい
事は正しい方向を見て集中することで、人生は天候と同じで
雨が降るときも有れば晴れる時があることを告げる。それでも
アリソンは夫の件を見て欲しい事を頼むと彼女は夫の件は無事
だと語る。アリソンは全て順調なのかと告げると、キャサリン
は答えに詰まってしまい、人生に於いて全てが順調なんてこと
はあり得ないと語る。家族の身に何かあるのか不安になるが、
キャサリンは具体的には一切語ろうとはしない。言えることは
漆黒の闇、危機が迫っていることだという。

夫が9時過ぎに帰宅。
その間検査の事について一切電話がかかってこなかった事を
アリソンは問題にして激怒する。ジョーは会議で抜けられな
かった事や、電話が通じなかった事を理由に挙げるが、アリソ
ンは憤怒する。ジョーはシャワーを浴びる間にクールダウン
して欲しいことを訴える。するとアリソンはいつもはシャワー
など浴びないとして、ジョーがいつもとは違う行動を取ること
が再び勘に触れる。しかしジョーがシャワーを浴びる間に
アリソンはジョーに熱くなりすぎた事を謝罪。二人とも疲れて
イライラしているだけだとジョーは語るが、その日の夜、
ベッドでの関係を拒んだジョーに対して私たちの関係は大丈夫
かと不安な言葉を投げかける。

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■家庭の問題と仕事の件で心配は尽きないアリソン

今回夫が再検査になったということで、プチパニック化した
アリソン。アリソンの心配する気持ちが当然だとするか、
それとも夫・ジョーの気遣いに感心を見せるべきなのか。
いつもは夫のことがよく分かっている感じのアリソンが
今回ばかりは何を考えているか分からないといった状況が
描かれていた。

■オーストラリア

プラスキーにしてはお礼のつもりで、このキーワードを言っ
たのだろうか。
今回の核心はそこではなかったけど、この言葉のせいで
かなりアリソンの心が乱れたのは確かだろう。

■キャサリン再び

#1の「予知夢で逢った彼女に助言を求めに行く。
キャサリンはとてもその事実を言いづらそうに語っていた。
闇だなんだと聞いて、アリソンは容疑者から棺桶の中に生き埋め
にでもさせられるのではないかと思った。冒頭での棺のシーン
がやはりインパクト有ったからね。

■法廷ではアリソンの能力が使い物にならない?

流石に証拠の情報源がアリソンの能力とは言えない。
他の州ならばともかく、ここアリゾナ・フェニックスでは
霊能者の証言は逆に証拠の信用性を失う可能性がある。
それを相手側の弁護士は悟り、上手くアリソンの存在意義を
問う作戦に出てきた。

■アリソンは法廷で偽証するのか

宣誓した手前嘘をつくことは出来ない。
アリソンの真面目な一面が出た形だけど、能力を授かった
手前、嘘をつくことで自分に与えられた使命感や暴走化する
事に懸念を示したものが有るのかも知れない。仮にも法に
携わる物として神聖な場で嘘はつけないという純粋さも
有るんだろうね。
夫の現実的な対応を取るべきだとする主張も分かるしね。

■グレー色の解決

取りあえず目には目をという事で、アリソンは脅しには脅しを
という感じで、相手弁護士の不正を口にする。
上手い対処の仕方だった。

■ジョーの浮気?

検査の件と裁判の件は解決した物の、懸念すべき物はもう一つ。
ジョーが女性と抱き合い、耳元で何かを囁いたシーンを夢の
中で見てしまう。

その流れがどう処理されれるのか気になっていたけど、
相手は社員ではなく、単にカフェテリアで出会った女性を
助ける一場面だった。しかしアリソンは名刺の相手・ケリー
チャールズとの関係を疑っていたね。

アリソン・デュボア (Patricia Arquette) 能力者
ジョー・デュボア(Jake Weber)(アリソンの夫、数学者)
マニュエル・デヴァロス (Miguel Sandoval) 検事アリソン上司
アリエル・デュボア (Sofia Vassilieva)(アリソンの長女)
ブリジット・デュボア (Maria Lark)(アリソンの次女)
リー・スキャンロン (David Cubitt) 刑事アリソン同僚
リン・ディノヴィ (ティナ・ディジョセフ)(市長の連絡係)
マリー・デュボア (Madison Carabello) 娘


ラリー・ワット (Conor O'Farrell) 被告側弁護士
--- (John Wesley) 裁判長
ロバート・プラスキー (Robert Blanche) 殉職警察官
キャサリン (Margo Martindale) 霊能力者
--- (Lily Rains) Young Woman
--- (Catherine Wadkins) Young Brunette
--- (Annabelle Milne) 友人
レポーター (Maria Quiban)
--- (Obie Sims) 廷吏
--- (Barbra Bolle) 法廷リポーター
--- (Tracy Ann Doss) 妻
--- (Tiger Mendez) カフェテリアの客
--- (Yvette Nelson)
--- (Alfred Soyyar) 警察官
--- (Seth T. Walker) 捜査官


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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